セダンと言えば、ニッサン リベルタビラである。前回よりもさらに印象のない方が多いセダンではないかと思う。このリベルタビラ、ブルーバードとサニーを埋めるべく投入されたバイオレットにルーツを持つ。しかし、ブルーバードとバイオレットの車格が近すぎるため、競合することから、リベルタビラとして車格をサニーやパルサークラスにさげて投入されるようになった。
したがって、前述のラングレーとは姉妹車であるが、歴史的にはリベルタビラはセダンモデルとして設定されてきた経緯がある。

画像を見てお分かりにように、ボディーカラーがホワイトだからこそ、イメージの違いはあるが、ラングレーとシルエットは瓜二つである。違いと言えば、エクステリアではフロントとリアのライトの形状ぐらいである。余談であるがウィキによれば、3ドアHBはフロントフェイスがカローラに似ているとして間違われたともあるようだ。このリべルタビラ、パルサー、ラングレーは、独創的な発想の「エクサ」とともに日本カーオブ・ザ・イヤーを受賞している。
さて、少々話が反れたが、このリベルタビラは前述のブルーバードと同じ系列社ので販売だったことから、「SSS」の称号を与えられる。しかし、本家ブルーバードの場合この「SSS]は「SPAR SPORTS SEDAN」の略称なのだが、リベルタビラの場合は1.5ℓターボが先代に設定されていたことから、3代目でも1.6ℓTWINCAM車に設定された。ブルーバードとサニー、パルサーという大きなブランドに隠れていたこともあってリベルタビラが地味な存在になってしまった。また、さらにはブルーバードクラスにはオースター、スタンザというセダンもあってさらにリベルタビラを選ぶ理由が無くなってしまったともいえる。リベルタビラは歴史的に誕生のときから悲運なセダンだったのかもしれない。
Posted at 2022/09/17 20:46:06 | |
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