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2024年03月02日 イイね!

約6年ぶりの「RE開発グループ」の復活とEVシフトの変流

約6年ぶりの「RE開発グループ」の復活とEVシフトの変流先月末からいままでのEVシフトの流れからするとマイナスになるような報道記事が目立つようになった。

フォードのEV用大型SUV生産工場の建築を1年延長
アップルのEVプロジェクトを打ち切り
メルセデスが2030年までに「市場が許す限り」(同社)新車販売の全てを電気自動車(EV)にする計画を撤回…
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評論家の池田直渡氏はネット記事「EVバブルは崩壊したのか?」の中で 
資源調達やインフラ整備が必要な戦いには時間が掛かるに決まっているではないか。一例を挙げれば、単純な話「次世代電池はどれになるか」すらまだ決まっていない。少なくとも短期的には全固体電池は間に合わない。あれは当分高価格のフラッグシップ用であり、今今の台数の戦いには寄与しない。だから当面の台数を支配するのはリン酸鉄系の高密度化の戦いになるだろう。
と述べている。
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そして氏は
もっと言えば、それらBEVを巡る技術優位戦争に時間がかかればかかるほど、カーボンニュートラル燃料や水素の開発が追いついて来て混戦はより加熱するだろう
とも述べている。

それよりもさらに先月初め、自動車業界の流れに反発するように、マツダからRE開発グループが6年ぶりに復活、始動をすることが発表された。マツダの社長毛籠勝弘氏がMAZDAのファンからの後押しを受けてというリップサービスはあったが、ある程度の計算があったのではないだろうか。

EV市場の動きとして昨年あたりから様々な動きが目立ち始めていたのはご存知の通り。昨年の今ごろ欧州議会ではドイツをはじめ欧州の中でEVに完全移行とする決議を反対した話やイギリス政府がガソリン車の販売禁止、5年延期を決定とか…欧州議会では中国EVの価格についてダンピングの恐れから審査に入るとか‥‥

なんとなく完全移行するにはなんとなく、足元が安定しないようなニュースが報道されていた。さらにMAZDAでもMX-30EVが北米市場では売れない(66台)という結果から、市場が求めているのはEVではないという判断をしたのかもしれない。
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そこでロータリーという内燃機関の中でもデメリットの多いユニットを使って開発をすることはメーカーのイメージアップと新たな市場開拓が見込めたのかもしれない。
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ご存知の通り、ロータリーは加減速の多い市街地では極端に燃費が落ちると言われている。専門の方の方がそこはきっとお詳しいと思うが、私の調べたネットの記事では、熱効率が高いほど少ない燃料で出力を発揮できるので燃費がよくなるが、ロータリーエンジンは構造上レシプロエンジンより熱効率が低いため燃費が大幅に悪いという。そのため、トルクが細くなり、アクセル開度がおおきくなることから燃費が極端に悪くなるという。
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好意的な記事では出力が似ているGTーRやその他のインプレッサやエボなどと燃費を比較しており、確かにライバル等に劣るものの、そう大きく燃費が悪いわけではなく、ライバルに近い数値であるという記事も見られる。
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今回、MX-30RE-EVでは従来からの排気量を大きくし、重量も軽くしてきた。このロータリーをベースにモーターを使ってアシストをすると、ハイブリッドという括りの中ではプリウスほどの高燃費は望めなくても他の内燃機関よりも十分燃費の良い車になると予想できる。
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また、排気量を上げることはトルクも大きくなるため意外に燃費が良くなるということもあるのでこれらを総合してみても、まだロータリーのユニットは使えるということになるわけだ。
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まだこの方針が変わってなければいいのだけど…↑

ガソリンの販売禁止が2050年とも言われる。まだ1/4世紀は残されている。思えば今から25年前は2000年代である。1997年に初代プリウスが「21世紀に間に合いました」とのフレーズで販売されたことを考えるとこの先の間に何が起きるか予想はできまい。あのときは誰がEVがこんなに販売されると予想しえただろうか?
そういうことを考えるとまだまだ、電動化への道は進むだろうが、e-fuleもかなり開発が進むだろうし、まだバイオfuleの道も残されているだろうと思うのである。
きっと高価すぎるものを選ぶ人は限られているだろうから、庶民にも手が届くカーボンニュートラルの移動手段が主流になるはずだ。
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そうなるとマツダが電動化へ遅れているというのではなく、今足元をしっかりと固めながら、あらゆるユニットの技術をもちつつ備えておくためのRE開発グループをスタートしたわけだ。

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ただ、いくら何でもSMALL群の車種は早めに何か手を打ってほしいと思うのは私だけだろうか。
Posted at 2024/03/02 20:31:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | mazda | クルマ

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