Title

出張で間があいてしまいましたが、今日の自動車英語は、Title です。

以前にアメリカでの新車購入方法などにも書きましたが、自動車関連に限って言えば、title は自動車の権利証を意味します。

アメリカでは、title は各州 RMV(Registry of Motor Vehicle)、DMV(Division/Department of Motor Vehicle)など州によって呼び方が異なりますが、いわゆる運輸局が発行、管理しています。

新車を現金で購入した場合、title は数週間で送られてきます。ローン購入の場合は、title は lien holder (留置、担保権利者)、すなわちローン提供者である銀行に預けられ、ローン支払いが終わった時点で、lienがリリースされ、購入者の元に届けられます。ローン支払い途中で車を買い換える場合、購入者は title を手にすることはありません。また、リースの場合、車の所有者はリース会社になりますので、借り手は title を手にすることはありません。

以前は、実際の title が銀行に実際に送られ、ローン支払い完了と共に、銀行から lien release (担保解除)の署名と共に送られてきましたが、最近は電子 title を使用する州が増え、銀行の electronic lien release 後、運輸局から直接 title が送られるようになっています。

個人間での車売買の場合、相手が title を持っているかどうかの確認が重要です。ローンが残っている車を売る人も多く、また、他人の車を勝手に売る犯罪行為もありますので注意が必要です。

新車、中古車共に、通常の自動車権利証を clean title と呼びます。できれば、clean title の車を買いたいところですが、中には、そうでない物もあります。

事故、水没などの理由で一度保険会社などに登記が移され、登録を抹消された車を再生した場合、salvage title、あるいは rebuild title が発行されます。中には、フロントエンドが多少壊れた程度で、全損扱いする場合もありますので、運が良ければ非常にお買い得な買い物が出来る場合もありますが、お金の余裕があるのであれば、salvage title の車購入は避けたいところです。一般に、clean title でない車の購入の場合、一般の銀行はローンを認めず、現金での購入か、高金利ローンの利用になることが多いです。

余談ですが、タイトル写真、私のW204 マサチューセッツ州 titleですが、なぜかC204と勘違いされたようで、乗車定員が４名になっています。