先にポストしましたように木曜日午前中にオフロード仲間から誘いを受けて、急遽金曜日を休暇にして、木曜夕方自宅を出発、バーモント州でのオーバーランディングイベント The Pilgrimage に行って来ました。出発した際には秋晴れ、でもこの後嵐がくることを知っていましたので、翌日のオフロード走行は荒れるだろうなと思いつつワクワクしました。
薄暗くなってきた頃、ベースキャンプに到着。2週間ちょっと前にラングラーでオフロードキャンプで泊まったかって知ったる場所です。
誘ってくれた友人が場所を確保してくれていましたので、早速今回のリグ、Gワゴンを停めてテント設置。その後、夜遅くまでオフロード談義が続きました。寝てしばらくすると雨が降り始めました。
起床すると雨はやんでいましたが、雲いきは悪く、天気予報も昼ごろまで嵐とのこと。ドライバーズミーティングが始まるまで、他の参加者の車を見て楽しみました。
中には有名な Youtuber も。この後、午後、仲良くなって新しい車両を色々見せてもらいました。
地元の人たちに騒音など迷惑をかけないようにとの配慮から1グループ最大6台までの制限で一緒に走る仲間を決めます。オフロードの難易度レベルを参考にメンバーを選びますが、朝の時点で5台は決まっていました。最後の一台はドライバーミーティング直前に私たちに話しかけてきた Steyr Puch Pinzgauer 6輪のオーナーに決まりました。Gワゴンとピンチャー、元々はPUCH製造の古縁があります。新型ディフェンダー2台、トヨタタコマ1台、1954年ディフェンダー1台、ピンチャー1台に、私のGワゴン。素敵すぎます!
ドライバーズミーティングが始まる頃には土砂降りになりました。
仲間が決まったところでルートをワクワクしながら打ち合わせました。選んだトレイルは中級者向けに加えて少し上級者向けコース。実際に走ってみたらトレイルに向かう途中で結婚式の準備をしていて迷惑をかけないようにUターンなんてハプニングもありました。
走り始めて3時間ほどは何事もなくみんな無難にこなしていきましたが、ランチの予定地、クラフトビールのお店まであと50kmほどの中級者向けコースの路面の片側が大雨の影響で流されていて、かなり難易度の高いコースに変わっていました。でもみんな躊躇することなく進んでいきます。
あいにく先頭のタコマ、2台目の私の目の前でアクセルを踏んだ拍子に後輪が滑り溝に落ちていきました。脱出を試みて前後に何度か振りますが、ますます泥の蟻地獄にハマっていくばかり。ウィンチの出番になりました。ウィンチロープの設置、片付け含めて20分ほどで脱出。
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続いて私の番でした。目の前でずるずる落ちていくところを見ていましたので、アクセル、ブレーキをなるべく踏まずほぼクリーピングのみで進みます。反対側はしっかりしていましたので、車体を傾けながら仲間の案内で進みました。Gワゴンの車体、トレッドの狭さが手助けしてくれたおかげで無事、踏破。嬉しかったです。
私の後続、新型ディフェンダー1台目。アプローチで最初に停まった場所が悪かったです。アクセル入れた途端に後輪がスリップ、後ろ側が溝に半分落ちました。これ以上アクセルを入れるとタコマ同様になるのは目に見えていましたので、前後にウィンチかけて引っ張りあげました。
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さらにもう一台の新型ディフェンダー。私を誘ってくれた友人ですが、ここまで3台が通って路面を荒らしていることもあって、あっけなく落ちました。
実は彼は趣味が講じてサイドビジネスで新型ディフェンダーのバンパー、ロックスライダーを試作していたんですが、奇しくもこれが初の実用試験となりました。結果は上々、喜んでいました。溝にはまって喜ぶオフロード野郎はもはや変態です。
実はこの時電子式のデフロックの弱さがバレバレになります。マニュアルデフロックですと確実に入れられますが、電子式ゆえ、条件が整わないと入りません。これにはオーナーも苦笑い。さらに前に付いているセンサーが汚れていて安全のために自動でパワー切断、トルクが欲しい時に切れると言う状況。あまり電子の力に頼るのも良くないようです。でも、こうして車の特性を知るってのは本当に良いことです。
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続く古いディフェンダー、ピンチャー共に私のGワゴンよりさらに幅がありませんので、何事もなく簡単に突破。はまった3人が全くつまらないと笑っていました。
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ここを含めてこの後も上り坂が続き落ち葉がたくさん落ちていることもあって、スリップしてなかなか登れない状況が続きました。久しぶりにデフロック前後、センター全て入れて、腰を振りながら登りました。
新型ディフェンダー1台は車体の重さに加えハイブリッドタイヤが災いして登れなくなりピンチャーに牽引してもらって登って来ました。
このディフェンダーを待っている間に車列が入れ替わり、旧ディフェンダー、ピンチャーの後続を走ることになりました。いやいや、古いディーゼル車2台のあとはたまったもんんじゃありませんでした。ディーゼル燃料の匂いを嗅ぎながら苦笑い。
この場所でかなり時間を費やしてしまったので、ビール屋には行かず近くのお店に行って、軽くスナックを食べてベースキャンプに戻ることになりました。
ベースキャンプに戻ってすぐにテントを設置。誘ってくれた友人は午後8時ごろに帰宅するとのことで記念撮影。
他の人の車を見ては歓談、とても楽しいひとときです。旧ディフェンダーオーナーのチーズ屋さんには美味しいチーズとバターをカッティングボードと共にいただきました。
Youtuber の車を案内してもらったり、楽しい時間はあっと言う間に過ぎていきます。
友人が帰宅しましたので、ソロキャンプとなりました。実は私も元々一泊の予定だったので、前夜と同じ夕飯をオーバーランダー調理器具 tembo skotol で調理。
食べ始めていたら、ローバー仲間3人に誘われて合流。ステーキをいただきバーボン飲みながら焚き火を囲んでオーバーランディング談義が続きました。
今回、慌てて自宅を出たのでコーヒー豆を持って来たもののグラインダーを忘れ、前日コーヒーなしの悪夢。翌朝は前日買ってきたコーヒーをエアロプレスで淹れて堪能しました。朝ごはんは、ベーゲルに卵、カナディアンベーコン、チーズのサンドイッチを食べました。
この後、知り合い、知りあった人たちにお別れの挨拶をして帰宅しました。Gワゴンはほとんどオフロードで見ることが無いので帰る際には注目の的になってました。
たくさんの泥を抱えて帰宅。楽しいオーバーランディングイベントでした。
ここのところラングラーに入れ込んでましたが、やはりGワゴン、いい車です。ウィンチバンパー欲しいです。
Posted at 2021/09/26 20:42:40 | |
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