valet parking

超久しぶりに今日の自動車英語です。

来週末から休暇旅行に出かけますが、今日の自動車英語は、大都市を訪れる際に利用する機会が多い valet parking です。
発音はこちら。末尾の t は、日本人には苦手な破裂音。バレーパーキングと言っておけばだいたい通用します。



valet は従者、お手伝いさん、と言う意味がありますが、valet parking になると、ホテル、レストラン、映画館など人の集まる場所で鍵を残したまま車を係員に渡すと、そのまま規定のところに係員が運転して駐車してくれる駐車場、駐車システムのことを意味します。使ったことはなくとも、欧米の映画でそんなシーンをみかけたことはみなさんあると思います。預ける際に、引換券をもらえますので、なくさないようにしましょう。なお、車をピックアップする際には係員が駐車場から車を持ってくるのに20〜30分かかる場合もありますので、ホテル宿泊時などはあらかじめ valet parking 係に電話しておくと便利です。

日本に限らず、アメリカでも都市部の駐車場事情はなかなか深刻です。駐車場を探している時間がもったいない、あるいはホテルで荷物が多いなんて時には、valet parking が便利です。ただし、自分で駐車する self parking に比べると割高ですし、車の受け渡しの際にチップを渡したりとなじみが薄い慣習があります。他人に自分の車を運転して欲しくないなんて人には向かないですし、最悪、係員に傷を付けられることもないことはありません。

とは言え、都市部では非常に便利です。特に、大都市ダウンタウン内ですと、駐車場がホテルから離れていることも珍しくないので、天気が悪い、暑い、寒いときには重宝します。私は旅行の際には、Gワゴンを利用することが多いですが、車高が高いので、下手をすると self parking に入れられないこともあります。そんなときにも valet parking ですとなんとかしてくれます。

ホテルで利用する際には、in and out privilege があるかどうかを確認することをお勧めします。これは預けたあと、車を出し入れすることができるかどうかを意味します。in and out privillege がない場合、一度出してしまうと、預ける際にまた課金されます。

ホテルのvalet parking の場合、NYC、Boston、DC などのいわゆるメトロポリタンと呼ばれる大都市ですと、だいたい相場は一日あたり、$50から$75程度ですので、決して安くありません。in and out privilege がない場合は、預けたまま他の交通機関を使った方が渋滞に巻き込まれる心配もないので便利なことが多いです。私も最近は、Uber ばかり利用しています。

今回の夏休み旅行では、シカゴ、カンサスシティで valet parking を利用することになりそうです。