焼きのり箱の勧め

先日の日本旅行で、前回11月に日本に行った際に値段に躊躇し買いそびれた焼きのり箱、海苔焙炉(ホイロ、ホウロ)。帰国してから後悔ばっかりでしたので今回は出発前から購入決意。決意通り買ってきました。

古くは室町時代から物を乾燥させるために使われてきた焙炉を、焼きのりの乾燥に使用する海苔焙炉は一部の蕎麦屋さんで酒の肴に使用されています。

いつも焼きたて海苔を購入する日本橋三越前、山本海苔店さんで江戸情緒あふれる外観の焼きのり箱を購入しました。かっぱ橋の蕎麦用品店などでも購入できるようです。

使い方は至って簡単。みやこ炭として販売されてる煙、臭いが出ない香炭（お香やお焼香用炭）に火を付けます。



炭を炭受けに置き焼きのり箱に置きます。



八切りに切った焼きのりを和紙が貼られたのり台座に数枚置きます。



ふたをして５分ほどで温まります。のりの香りがしてのりが温まったら出来上がり。
わさび醤油で日本酒と共に酒の肴に、またはあつあつのご飯と一緒にいただきます。
炭火で温められたパリパリの風味あふれるのりをいただき、至福のひととき。上質なのりほど旨味があって美味しいです。