棟方志功「二菩薩釈迦十大弟子」

←やまとーあーとみゅーじあむ

今日は、棟方志功の「二菩薩釈迦十大弟子」を見に、「やまとーあーとみゅーじあむ」まで行った。

予定では、定峰峠に寄って、皆さんのお顔を拝見してから美術館のつもりだったが、変な時間に出発になってしまった。秩父に着いて、時間的に峠に行っても多分皆さんはご帰宅、そして美術館はまだ開いてない。

で、いつもの、西武秩父駅前のミスドで時間つぶしのお茶。いじきたないんで、コーヒーはしっかりとお替りしました。


美術館は小さい、国道299号線の脇の小高い丘の上だが、いたって静寂。入って正面の展示室に「二菩薩釈迦十大弟子」は展示されている。動かずに、じっとしていると耳鳴りがするほどの静けさに包まれる。

板木の大きさいっぱいに彫刻刀が力強く走り、志功氏の一心不乱の姿が脳裏に重なる。ベネチアの地で、初めて志功氏の作品を眼前にした瞬間、その地の彼らはどういう思いを抱いたんだろうか。これほど力強い板画（版画）は彼らの知識の範疇に無かったに違いない。

展示室で、一人で眼前に置かれている板画を見ていると心が無になってゆく。そして、何回も見ているで記憶にあるはずなのに、いつも新鮮な思いで見る事が出来る、不思議な板画だ。

棟方氏の座右の銘、「この道より我を生かす道なし、この道をゆく」：武者小路実篤

munakata shiko 1
Living Arts of Japan


munakata shiko 3
棟方志功の芸術論（１９７３年）


※
帰り、美術館を出て299の交差点に出たら、対向にスイフト君と鉢合わせしたけど、もしかして定峰からのお帰りだったんだろうか？正丸駅までスイフト君の後ろを走っていたが、正丸で定例の休憩だったのでここでお別れでした。