川越市立美術館「ジャパン・ビューティー 描かれた日本美人」

5月にニューオータニ美術館に見に行ったけど、
川越市立美術館でも企画展が開催されたので
「朝妻桜」がもう一度見たくて行ってきた。

今日は小学生の団体が学芸員の方の説明を受けながら
見学してた。
小さい頃からいい絵を見る事が出来るのはうらやましい。

髪の毛一本までも細い線で画く日本画、各国に細密画は
あるけど日本画の細密さは展覧会の展示方法によっては
そがれてしまう。今回の展示は作品の前にガラスを置き、
直近に見られる作品が何点かあって楽しめた。有難い。

展覧会で単眼鏡で作品を見ている人を見かけたことがありますか？
細密さを味わうにはいいと思いますよ。
岩絵具、日本独特の日本画の筆、日本にしかない文化芸術です。

着物、髪、仕草、背景、それらが表す文化の世界。
故天野祐吉氏が「１位とか２位とか、何かにつけてそんな順位を競い合う野暮な国よりも、
『別品』の国がいい」と言ってたけど日本はすでに「別品」の国ですよ天野さん。

↓栗原玉葉「朝妻桜」、島成園「舞妓」


↓栗原玉葉「お七　お染」


↓上村松園「美人観月図」、左が出品されていた美人観月図、右は同じ名前の同じ時期に
　描かれたもの（今回出品していない）。17歳頃の時の作品、すごいよね。


↓川越市立美術館、蔵をイメージしたデザイン、隣は博物館。


↓吹き抜け。


↓今日の蔵の街、観光客でいっぱいでした。