wasa@11ukのブログ一覧

本棚を見ていたら「APPLEマガジン」が目に入った。
湯島のESDラボラトリが発行していた雑誌。
持ってる人、多いんじゃないだろうか。

1985年 Vol.3 Number1に面白い写真がある。
開発途中のMacintoshの広報宣伝用のパンフレット。

見てお分かりのように初めは5.25inの
FDDを使用する予定だった。
しかし、SONYが発表した3.5inのFDDが、
紆余曲折を経てISOに承認されたので、新し物好きのジョブスが
SONYの3.5inを採用したようです。

FDD挿入口のデザインはその5.25inのデザインの名残。

価格表の中に、
Mac 512K Memory Expansion Kit \201,500
というのがある。
・・・価格表の下から二行目。
・・・字が小さくてすみません。

128Kのボードをお客から受け取り、新しいボードに交換という事だったようだが、
実態は回転用のボードを用意し、お客から受け取ったボードはメモリーを交換し、
次のお客のボードに生まれ変わるというのが実態だったようだ。
↑聞いた話なんで、真偽は定かじゃないですが、サービスマンがそのような事を言ってた。

※上の内容と関係無いが、スキャンした画像を配置して纏めるのに使用した
※アプリケーションはオープンソースのDTPソフトの「Scribus」。
※画像を配置した状態で指定フォーマットの画像データで吐ける。
※色々と便利です。

Initial Dの動画を連続で見ていたら、ACPI温度が上がり、
クロックも下がり、絵が止まる。
排気口、あっちぃ空気。

お決まりのフィンの目詰まり。
写真のヒートパイプは一代目の物。
何かあるといけないんで一式保管の中の物。
けちなんで捨てられない。

爪楊枝でフィンのゴミをシーハーシーハー。

ACPI温度、下がりました。
72℃が64℃に。

Initial D、途切れずに見れる。

今、使用しているノートPCはVAIOのPCG-GRZ77/Bというデスクトップ用の
ペンティアム4が無理やり乗っているんで、熱いことこのうえない。
でも当時CADに使えるノートPC、これしか無かった。

今売っているノートPCはLCDがピカピカしていて使えん。

釈迦に説法になってしまうやも知れずだが。

最近は2D-CADはほとんど使用していない。
古いデータは2Dなので、
それを見る時くらいしか起動していない。
もっぱら3D-CADで設計。

私が図面を書き始めたのはまだドラフターが無い頃だ。
もっぱらT定規、三角定規、分度器、雲形定規、
そしてコンパス。
コピーはジアゾ複写機、青焼きというやつだ。

そしてドラフターが出始め、そしてCADへと移項したが、初期のCADは
ホストが必要なシステムで、端末はタイムシェアリングで稼動していた。
・・・結構早く、ストレスは全く感じなかった。
ストレージはテープと8inのウィンチェスターで、マシンルームは空調。
8inのウィインチェスターは「やっこらせっ」って感じでメディア交換。

CADAMはよく出来たCADだ、紙と鉛筆をそのままエミュレートした感じで、
やりたい事がストレスなく実行できるレスポンスを持っていた。

時は移り、3D-CADがやって来た。
3D-CAD推進者は言う、
「2次元CADのカットアンドペーストに慣れてしまった「ペーパーエンジニア」には、
設計が難しいと感じるようだ。」
「部品を作った後でアセンブリにするのではなく、アセンブリしてから部品を作るのが正しい設計方法である。」
「発想の出発点から３次元化するというのは、頭で想像した内容を３次元データにメモしてゆく事です。」

あのね、3D-CADも単なる設計補助のツールなの。
コンパス、T定規で設計している時代から設計の基本は何も変わってないの。
わかる？
設計は紙の上で行われているんじゃないの。
頭の中は常に立体（3D）で設計が進んでいて、紙やモニターは単にそれを補助するだけ。
3D-CADが設計するんじゃないの。
頭に中で設計は行われているの。

3Dで言うアセンブリーも頭の中で組み立て、それを頭の中でくるくる回す。
これ位常識です。
誰が難しい話にしてしまったのか。

3D-CADに出来ないアッセンブリーも頭の中で実行出来る。
3次元空間を知恵の輪にようにモジュールを外すなんて事は3D-CADには出来ない。
3D-CADではそのような空間訓練は絶対に出来ない。
目の前に仮想空間がディスプレイで示されているんだから、そういう発想は3D推進者にも
出来ない。

設計で一番時間がかかるのは形状を生み出す作業。
設計段階ではドラフターやモニターの前で「ぼっ～」としている時間がいかに長い事か。
全体の設計ルーチンの中でキーボードに触る時間は少ないんです。
あくまでもCADは設計補助の立場以外に無い。
主役にしちゃいかんでしょ。

↑の画像のサッカーボールや、複雑な曲面を多用した表面形状は3Dにしか出来ない。
サッカーボールはどやってモデリングしようかなと考える時間を除けば半日かからず仕事。
・・・サッカーボールに規格どおりの寸法にするのに少々手がかかった。
・・・五角形と六角形、それぞれ分かれ目でひとつずつのデータです。
・・・2Dじゃ画けません。

512Kに改造したMacintosh 128K
引っ張り出して、動かしてみました。
・・・昨日の夜中にゴソゴソ。
無事動いた。

いつものようにいいかげんなので、
キーボードやマウスの箱はすぐに見つかったが、空で、中身が逃走。
電源コードもマニュアルの箱の中にあるはずがこれも無し。
アップルのダンボールではないかと思い。それを引っ張り出したら
そのダンボールの中に集団ですべて発見。ビンゴ！
・・・今度はちゃんとしまっときゃなくっちゃ。

もう10年以上は放置のままなので、電源がはいるかどうか
心配だったが、例の「ポ～ン」という起動音と共にアイドル画面が表示された。
机の引き出しの一番手前にあったFDの箱を見たら、
Smalltalk（APDA版）があったのでそれを起動。
写真のように、ちゃんと読み込んで起動してくれました。
キーボードのタッチは素晴らしい。

実は、内臓と外付けの400KのFDDはどちらもEJECT機構がだめになっていて、
常にFDのホールド部分が降りている状態。
で、FDDの右の小穴に針金を突っ込んで持ち上げ、FDを入れなければならなかった。
800Kのドライブは正常だったのが幸い。
今度修理しなきゃ。
・・・トルクスが見当たらない、ドイトでお買い物かな。長いトルクスでないと、
　　　ハンドルの奥にあるネジを外せない。
・・・以前、800Kのドライブに交換しようとしたが、512KeのROMが手に入らず断念した。
　　　PlusのROMでもよかったけど、これも手に入らず。

正面から見て、内部左側面にあるアナログボードは2回交換している。
結構弱い。
デジタルボードは、このど素人がRAM交換の半田付けをしたにもかかわらず、なんとも無い。
512Kになったおかげで、アンディ・ハーツフェルド氏のサーバントや、Smalltalkが
動くようになり、今まで以上に「夢」を感じさせてくれるようになった。

RAM交換。
・・・どうしてもRAMのリードを切らずに外せず、泣く泣くリードをニッパーで切って外した。
・・・RAMにはアップルのリンゴマークがシルクされていたので出来ればちゃんと外したかった。
・・・そのアップルマーク付きの外した足の無いRAMもどっかにしまってあるはず。どっかにね。
cxのボードも2回交換した。2回目は秋葉の路上で売っていたボードを買い、
復活させた。
・・・路上で買ったボードはci用のやつ。外部接続のコネクタがちょい違うんで、
・・・ギコギコとシールドとケースを加工して使いました。

色々と出てきたが、標準速のCDドライブ（CD150）もあった。
キャディーにCDを入れて使うやつ。
これはSCSIなので写真のマックには繋がんない。
今度DuoのACアダプター探して、動かしてみようかな。
QuarkXPress、Pagemakerも出てきた。
・・・今回の家捜しでDuoのACアダプターは発見できなかった。捨ててはいないんだが。

今日は、じっと充電中。

ふと、横を向いたらポスターの中に自分がいた。
どう写るか撮ってみた。
肉眼に比べ、薄い。

誰か一緒に写っていないか探した。
いませんね。
心霊写真じゃありません。

このポスターに見覚えがある人。
あなたは立派なマックフリークです。