←赤い線がドナウ河
昨日、ブログを書きながらかぐや姫やその当時の
映像をYoutubeで見ていた。
そしてビリー・バンバン、
iichiko のCMでは彼らの
美しい曲を聴けたが、 あのCMをテレビで見ると、
CMを作られたプロデューサーの渡辺正臣氏を
いつも思い浮かべる。
氏のお嬢様は、奥様の祖国であるルーマニアに流れるドナウに身を投げた。
iichikoのCMを見ると、氏の想いがあるのではないかと思い、その思いで見入ってしまう。
クロアチアの映像はドナウ河そのもの。
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サンクトペテルブルクの映像では「今はこのまま」が流れ、
もう会えないけれど 忘れないわ
心 雨がつたう
思い出 いつの日も きれいすぎて
の歌詞と共に、水面に女性が手を振る影が、そして
「振り向かず 水は流れる」
というアナウンスが流れ。
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そしてポーランドの映像では「君の詩」がバックに切々と流れる。
命つきるその時 君は何を想う
青い香りに 包まれる夢
時を引き戻せるなら あの駅に降り立ち
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↑オリジナルが無くなったので代替。
(2011/10/18) (2018/11/6)
一連のCMを見ていると、そんな想いを持って観てしまう。
何だか、暖かいドラマを見ているようだ。
30秒の中に、ドラマチックなあの美しい映像とそれを際立たせる曲。
素晴らしい。
そして、スポンサーにも感謝。
※
杉山登志氏、テレビドラマにもなったのでご存知の方は多いと思う。
『リッチでないのにリッチな世界など分かりません。
ハッピーでないのにハッピーな世界など描けません。
夢がないのに 夢を売ることなどは……とても……嘘をついてもばれるものです』
との、残した言葉(遺書)が多くの人々の胸を、色々な意味で打ちましたよね。
誰も平気で生きているとは想わない。
堀辰雄氏の小説「風立ちぬ」の冒頭で、
・・・風立ちぬ、いざ生きめやも。・・・
という言葉がある。
これは、堀氏の「生きなくてはならない」という「生」への執着の思いを冒頭に書き記した。
小説の冒頭に
Le vent se lève, il faut tenter de vivre. :Paul Valéry
(風が起きた、生きてみなければならない)
と記してある。
今は、このまま/ビリー・バンバン
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Posted at 2011/03/03 19:23:18 | |
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