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北壮夫・辻邦夫往復書簡。
買われた方、結構いらっしゃるんじゃないだるか?
写真の北氏も辻氏も若いよね。
1960年の写真だと。
なに、あたしゃ生まれてないだと。
右端の文鎮、三笠会館で頂きっ。
「パンドラの匣」というと太宰を思い起こす方が殆どだと思う。
でも、ひねくれ者のわたしは北壮夫。
この「パンドラの匣」こんな一節がある、「みんな、よく堪えているものだと感心します。」
わたし自身も含めて、誰もが、危うい、平衡の上で生をすごしているのかなと思ってしまう。
人生って、案外に誰でもそんなもんかもしれない。
北壮夫というと「どくとるマンボウ」シリーズが有名だが、「夜と霧の隅で」、
「白きたおやかな峰」、「牧神の午後」、「楡家の人々」のように真面目な
作品も多いし、これらの作風がわたしは大好き。
「シャハジポンポン・ババサヒブ・アリストクラシー・アル・アシッド・ジョージ・ストンコロリーン28世」
これは「さみしい王様」に出てくる王様の名前。
これだけは、いつでも空で言える。
1980年あたりからは買わなくなってしまったが、作家として本棚に一番多い。
堀辰雄、辻邦夫(「背教者ユリアヌス」は発刊された日に夜通しで読んだ)、
きれいな文章を書く人が好きだ。
でも、あたしゃダメ。
日本ペン倶楽部に北壮夫の
「星のない街路」が置いてある。
ここには、その他の作品も置いてある。
昨日、、ジョディ・フォスターの「コンタクト」にコリンズの通信機が使われていたと
書きましたが、そのシーンがありました。3分10秒あたりに出てきます。
6分30秒あたりにも、「もっと大きいアンテナがほしい」と言って、
アレシボにスイッチする。
Contact Part 1 of 10
それと「フィールド・オブ・ドリームス」、一番すきなシーンがYoutubeにありました。
やはり、好きな人はいるのかなと思ってしまう。(音声だけ、ピピピピいっているのは鳥の鳴き声)
Field of Dreams - People Will Come
※
そういえば当時、東側諸国では
「ジャミング」という妨害電波で西側の放送を聞こえなくしてた。
丁度、現在の中国がインターネットを国家で監視して統制しているのと同じ。
Posted at 2011/05/20 23:32:25 | |
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