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2011年05月29日 イイね!

若林奮 isamu wakabayashi

若林奮 isamu wakabayashiセゾン現代美術館のエントランスに繋がる
 手のひらを広げ歓迎しているかのような鉄の橋。
 美術館は菊竹清訓の手による。(昨日の風景です)
 
セゾン現代美術館の入り口は、赤く錆びた鉄の屏と、
その前に置かれた同じく赤い鉄のオブジェ。
そして門を通り両脇が苔で敷き詰められた坂を下ると、
庭園、そこには門扉と同じく赤い橋。
その赤く錆びた橋を渡ると美術館のエントランスに繋がる。

庭園には安田侃の「天沐・天聖」「地人」、脇田愛二郎「HELIX 892L」等が緑の苔の中に置かれ、
極めて質の高い空間を形成している。
全てが見渡せる谷間のような、外界からの隔絶され、集中する意識を感じさせる空間。

これを空間を作り上げた作家は、彫刻家の若林奮(isamu wakabayashi:1936.1.9-2003.10.10)。

全体が彼の彫刻作品、川に掛かる橋、美術館の反対側の斜面にある大きな赤い鉄の彫刻。
見渡せるもの全て、地面の起伏、階段、これらが調和を持って一つの作品を形作っている。
環境芸術家とという呼び方もあろうが、その呼称は彼にはそぐわない、あくまでも彫刻家。

彼は「鉄骨で彫刻を作るのではなく、彫刻によって鉄を創る」と言う。
自然観が彼の作品を創ると思う、多くの芸術家と同じように「思索」を通じて作品を創る。
思索といっても単純ではなく、哲学から身の回りの現象に至るまで。
多くの思索の結果としての作品が彼の作品で、私のような愚鈍には彼をとらまえられない。
お時間があれば、酒井忠康著「若林奮 犬になった彫刻家」みすず書房を。

ここ、セゾン現代美術館の作品は、彼最大の作品と思う。
今度、セゾン現代美術館に行かれる事がありましたら、彼の作品を感じて頂けたらと思います。

横須賀美術館にも彼の作品が置かれているとの事なので、一度は尋ねて見たいと思っている。

上の写真の川の下流に掛かる鉄の橋。

Posted at 2011/05/29 10:56:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 絵とか彫刻とか | 日記

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