
←ノーベル受賞決定を喜ぶ天野博士と赤崎博士。
米で成果が出ず、日本に返り咲こうと思って日亜と和解しようとした中村氏、日亜の対応は大人でした。「御研究に邁進して下さい」と、知ってて日亜は言う。
日亜は中村氏が特許係争のよりどころにしていた所謂404号特許の特許権を放棄しています。すなわちだれでも勝手に使っていいよという状態。
しかし、日亜が言うようにこの特許では青色ダイオードを作ることは出来ない、青色ダイオードの実用化には日亜の若いエンジニアの努力によるもの。(中村氏が否定した方法で製作が可能になった)
そして中村氏の特許係争費用、自分で出したと言うけど嘘ついちゃいけない。係争保養は移籍先の米企業のが全負担でしょ、同時に米企業から7万株のストックオプションを得たんだよね。
青色LEDの第一人者は今回受賞する赤崎博士である事は周知の事実。マスコミも知らないとは言わせない、しかしマスコミ各社は中村氏の言う「私が発明した」との言葉をそのまま大企業に立ち向かうドンキホーテのようなスタンスと報道する。
アメリカは「発明の対価」云々と中村氏は言っているけど、アメリカは日本より厳しい、特許1件で2万円なんてのはアメリカでは普通のようで1セントから最大で$1,000程度。雇用された従業員が発明した権利は雇用者に帰属する。雇用契約を結ぶ事で規制されてる。
アメリカはシビアです、成果が出なければ切り捨て。だから今の所学術的には何の成果も出ていない中村氏はあせっているのかな。そう言えば彼のSORAAのランプ、ウシオ電機のウェブショップでは「
メーカー出荷停止中」?
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・・・本題、ライブドアに掲載されていた記事。
中村修二氏が「ソニーもパナソニックも潰せばいい」と語る理由
2014年11月12日 17時0分 女性自身
・・・引用ここから
それで潰れかかった企業を一生懸命支えているからおかしくなる。
ソニーやパナソニックであれ、潰れそうな企業は、いっそ潰せば
いいんです。アメリカなら大企業がダメになったら解体され、
小さなベンチャーがいっぱい出てくる。
・・・引用ここまで
アメリカではと中村氏は言うけれど・・・
GM、クライスラーやAIGは米政府からの救済資金を得たのを中村氏はご存じか?
解体はされませんでしたよね。
おいおい「潰せっ」て誰が潰すんだよ、どっかの国のように国営企業じゃないんだ!おまけに誰も「支え」てもいない。アメリカでは「解体」されるって言うけど実例は?おまえに言われなくてもベンチャー企業はいっぱい出てきている。
・・・引用ここから
入社時から続けていた実験装置の開発に成功し、圧倒的に明るく長寿命な
発光ダイオードが製品化されたのは、’93年のこと。発明の対価として
日亜化学から受け取ったのは2万円だった。
・・・引用ここまで
日亜に青色LEDに繋がる研究を進言した徳島大学の酒井士郎教授のおかげで研究が続けられたのがその理由だろ。日亜:
知的財産権関連情報。まだ2万円の話しかい、自身の講演で年収1,600万円で部長待遇」って言ってたよね。
・・・引用ここから
「あのときは、互いにミスアンダースタンド(誤解)があった。なのに、
今回のノーベル賞受賞で、そのときの本が続々と復刊されて困ってる
んです(苦笑)。
・・・引用ここまで
日亜や学会のスタンスは終始一貫している、「お互い」というのは正にいいがかり、日亜が悪者とでも?マスコミを利用して一方的に叩いていたのは中村氏、あなただけでしょ。この記事でもあなたは未だに日亜を叩いている、「和解」って意味を知ってるかい。
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下の動画、結局日亜が悪者、納得できない。リベラリストにとって大企業「悪」だよね。マスコミの論調も同じ、中村さん、戦略大成功ですね。でも学術的詳細を知っている学会の方々はもろ手を挙げてるかい?????
この間、中央日報のインタビューで「
ノーベル賞は狂ったことをしてこそとれる」って言ってたけど、今までの受賞者は誰も賞を目的に研究してきたんじゃないぜ。あんたへの賞はノーベル賞最大の汚点だ。
日亜化学工業 中村修二のことは許せない 社長面会拒否 高嶋ひでたけ
【武田邦彦】青色LEDを開発した中村修二さん(ノーベル物理学賞受賞者)の本性がヤバすぎる!
↑YouTubeでは動画削除、ニコニコにありましたのでリンクを下記追加↓
[武田邦彦] 研究者として、発光ダイオードの中村修二氏には異論がある。
【ノーベル賞】日亜化学工業がコメント、中村教授の「感謝で十分」社長との面会は断る
日亜が中村氏の面会要望に対してやんわりと断った文面の末尾にある、「物理学に大きく貢献する成果を生みだされるようお祈りしております。 」の言葉、彼の日亜での成果を知っているからこその皮肉なのかな。「成果」、その後出てないよね。
彼はアメリカ・アメリカと常に言っているけど「成果」を出せたのは「日本」のシステムであったからこそ、アメリカじゃ企業はあんなに研究費用なんて出しません。自分で実験装置を作ったと言うけどそんなのは至極当たり前、だれもがやってる。化学屋はそれができなければ成立しない!
同じノーベル賞を受賞した赤崎勇氏と天野浩氏、彼らの口から「中村」の名前は絶対に出てこない、なぜなのかな「中村」さん。赤崎勇氏と天野浩氏から断絶されている「中村」、彼の実際の業績を知るお二人は、受賞に値しない輩と同列に見られることが苦痛さんでしょうね。
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北杜夫「世の中どうにかなるもんだ」を読んだ。本当に久しぶりの北杜夫。彼のユーモアは大好きだ、「輝ける碧き空の下で」以前の本は全て読んでいると思うけど「輝ける碧き空の下で」以降は全く読んでいない。
この本の中の一文「岸信介は、長生きの秘訣を訊かれて「義理を欠くこと」と即答したという」、妙に納得した。人間にとってストレスが一番いけないと書かれている後に続いて書かれてた。
小さい頃、いたずらをすると「青山の精神病院に入れるよ」と親に脅かされてた。北杜夫の父である斉藤茂吉が院長をしていた脳病院(精神科)の事と知ったのは随分と後のことだった。青山墓地といい、子供の頃は青山は恐怖の地名だった。
だから明治神宮や有栖川公園には遊びに行っていたけど、青山あたりは全く行かなかった。当時は子供用の自転車なんてなかったんで大人用の自転車を三角乗り。三輪のトラックが走り回り、ウィンカーじゃなくて手動のパタンと出る方向指示器。
「さびしい王様」の「シャハジポンポンババサヒブアリストクラシーアルアシッドジョージストンコロリーン28世」の名前はいまでもすぐに口に出して言うことが出来る、頭の中に焼き付いている。
Posted at 2014/11/14 13:33:27 | |
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