
9月1日のシンシアリー氏のブログ『
慰安婦の次の「金づる」は関東大震災か 』。このような事を書かれていました。
・・・引用ここから
日本側から本が出る
→韓国で話題にする
→なぜか証言だけ
・・・引用ここまで
シンシアリー氏の言う本とは『
関東大震災朝鮮人虐殺の記録: 東京地区別1100の証言』と言う証言集。9月2日には千葉で慰霊祭(
関東大震災直後の朝鮮人ら虐殺 船橋、八千代で慰霊祭)を行い、本庄・熊谷・上里でも行われた(
〈関東大震災93周年〉教訓を心に刻み、両国の友好を/埼玉北部の本庄、熊谷市と上里町で朝鮮人犠牲者追悼式)。
千葉で主催した団体:
関東大震災朝鮮人虐殺の国家責任を問う会
そして赤旗は墨田区で開かれた式典を伝えていた(
関東大震災 朝鮮人犠牲者を追悼 過去の過ち、忘れぬ誓い)。
聯合ニュースでは昨年暮れから『関東大震災の朝鮮人虐殺犠牲者 40人確認=韓国』という記事あたりから報道の頻度を上げ始めている。2013年の聯合ニュースでは『関東大震災朝鮮人虐殺当時の写真か 韓国研究家が公開』という記事をあげ、「写真を見て驚愕した。女性の下衣が脱がされているなど、残酷で恥辱的だったので公開したくなかった」との韓国人研究家のコメントを記事にしていたけ。
だがその写真は即座に関東大震災とは全く関係の無い明治44年の吉原大火の『新吉原公園の惨状』という写真であったことで即座に否定されていた。毎度の事ながら何ですぐにばれる嘘をつくんだろうか。
聯合ニュースが伝えた『関東大震災朝鮮人虐殺』、ご丁寧に年月まで写真に書き加えた。
そしてこれが上の写真の元になった明治44年の『新吉原公園の惨状』
日本共産党や「私を含めた所謂リベラル派」の方々はこれをどう説明する?
2016年8月31日の聯合ニュースでは『朝鮮人虐殺事件の被害者遺族が31日、歴史問題が解決されなければ韓日関係を修復することはできないとし、「虐殺に対する徹底した真相の調査と日本の謝罪が優先されなければならない」と訴えた。』
歴史問題・謝罪、そして次はいつもにように賠償ですよね。
シンシアリー氏の言うとおりの世界ですよね。
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そして、NHKがその動きを加速する。
9月3日にNHKが放映した『
ETV特集「関東大震災と朝鮮人 悲劇はなぜ起きたのか」』。
「日本人が朝鮮人を」と報ずるけど、何故「朝鮮人が日本人を」については一片も無い?
そして、この特集で言うような弾圧を受けたなら、何故半島に帰らなかった?不思議だ。
良く知られている資料に内閣府がまとめた資料がある。内閣府の防災情報のページにその資料がまとめられている。
災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 平成20年3月
1923 関東大震災【第2編】
その中の「第4章 混乱による被害の拡大」、
第1節 流言蜚語と都市
第2節 殺傷事件の発生
コラム8 殺傷事件の検証
この中でも流言蜚語による事件が羅列されている、しかしここでも「日本人が朝鮮人を」という図式でしかない。そして、この内閣府の報告書で面白いのは山田昭次氏の説を検証も無しにそのまま報告書の「コラム8 殺傷事件の検証」に記載している点。
この山田昭次氏、一番初めに紹介した書籍『関東大震災朝鮮人虐殺の記録: 東京地区別1100の証言』の推薦者である
萩上キチ氏と「朝鮮人虐殺」という対談を行っている。その中で萩上キチ氏の質問に対して山田氏はこのような意見を発言している。
・・・引用ここから
実に残酷な殺し方をしたんですよね。特に女性に対しては、陰部をわざと刺すとか、妊婦だと腹を裂いて、中の胎児を引き出すとかね。
男性に対しても、竹やりで殺したり、火の燃えている中に投げ込んだり、そういうことをやっているんですけど、女性に対する殺し方は更に残酷でした。民族差別と女性に対する性的な差別が、二重になっていたと思います。
・・・引用ここまで
何処かで読んだ文言ですよね、中国共産党が日本軍がこのような悪行をしたと言う時に必ず出てくる。しかし、通州事件で日本人はまさにこの残忍な方法で一般人が虐殺された。何故に山田氏は中国共産党の言い分そのままを当てはめて発言するのだろうか、そして
内閣府の報告書に山田氏の意見が何故そのまま記載されているんだろうか。
対談で、上の引用した山田氏の発言を否定しない上記証言集を推薦した萩上キチ氏。
何度も画面に現れる元共産党市議の経歴を持つ「語り部」、そして慰霊碑のある寺院は同党の集会が開かれている寺院。不思議さを通り越している。
事件はあった、しかし何故に「朝鮮人が日本人を」という視点が全く描かれていないのは何故なんだろうか。記録では一般の朝鮮人は穏健であったと伝えられている、だから警察署の記録にも保護したと記されている。一部朝鮮人が武器を取り暴動・略奪・凌辱を起こしていた。
NHK、そして日本のリベラルの方々の発言からはそこがすっぽりと落ち抜けている。
何故、一部の朝鮮人はそこまで憎まれていた?
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NHKは過去に何回も上のような報道をしている。例えば勾玉、ETV特集 シリーズ「日本と朝鮮半島2千年」で勾玉は朝鮮半島(何故韓国と言うんだろう、この時代の呼び方は朝鮮半島ですよね)から日本に伝わったと言う。とある韓国の教授でしたよね。NHKは無言。
翡翠の勾玉、韓国が大好きな起源論で言えば勾玉の起源は日本。材料は日本でしか取れないし韓国で発見されている勾玉の材料を分析しても全て日本原産。勾玉は縄文早期にはすでに存在していたし、日本より古い勾玉は朝鮮半島では発見されてもいない。
大雑把に言えばこの時代朝鮮半島は遺跡が発掘されない空白の時代。
見た時は驚いた、知らない人はNHKの放送だから信じてしまうんだろうなと。
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朝鮮儀軌から続く関東大震災への韓国政府のしたたかな戦略。
朝鮮儀軌の問題は多くの方が記憶していると思う。そして下條正男拓殖大学教授の国会における証言、これも多くの方が見たと思う。5分30秒あたりからの下條教授が、日本に対する韓国のしたたかな戦略を解説している。時々映る当時の民主党の先生方、しかめっ面。
何故在日の帰国を望まないのか、何故東海に固執するのか、NHKの韓国に対する協力等々、判り易く下條正男教授は解説している。
2011.5.26 参議院外交防衛委員会 下條正男 参考人
↑5:30あたりから。
↓上の下條教授が韓国側から招待された議員。
2011.05.13 ホテル・オークラで韓国側から接待された日韓図書売国議員
何故、宮内庁は朝鮮儀軌を所有していたか。朝鮮を併合した時、日本政府は他のアジア諸国(リベラルの方々の言うアジア諸国では無い)の王朝と同じく朝鮮王朝を決して蔑にしようとは思わなかった。しかし、朝鮮王朝の儀式を知らぬ事での軋轢があった。
そこで日本側は朝鮮総督府側に朝鮮王朝の儀式・儀式の資料を求めた。それに対して朝鮮総督府は原本は決して送らず、複製が多くあるものだけを選んで日本側に送った。送付された後、日本側は儀軌に則った儀礼・儀式の執り行う事が出来るようになり、軋轢は無くなった。
くどいが、日本側が所持していた朝鮮儀軌に原本は一冊も含まれておらず、全て複製だった。その複製の原本、国家として大切な国璽を2つも連続して失ったと同じように、韓国は独立後にほとんど全てを失っていた。そして現在、韓国の管理能力を超えた膨大な量の引き渡された朝鮮儀軌、整理も出来ずに博物館の倉庫に死蔵されたままになっている。略奪された文化を取り戻したと言っているのにね。
民主党政権は韓国に「引き渡した」と言うが、韓国政府はその「引き渡し」と言う事にしましょうという取決めを無視して「取り返した」と言った。これが民主党の言う「日韓友好」なのか?誰が画策してる?
『関東大震災朝鮮人虐殺』、見事のその路線。
Posted at 2016/09/05 07:55:24 | |
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