
群馬県立近代美術館へはゲルニカが見たくて行ったけど、あいにくゲルニカの展示は年内はないとの事で見られなかったのが残念・落胆。高崎駅前に出て、高崎市美術館と高崎哲学堂へ、高崎哲学堂は美術館の開館日に公開との事で、哲学堂へは以前の門では無く、美術館からしか入れなくなったようだ。
群馬県立美術館、ゲルニカが展示されてなかったので尋ねたら「ホームページに」との事だったけど、行く前にホームページで常設展示のリストを確認しようと思ったんですが、そのリストが無かったので確認出来なかったんですよね。
おまけに、常設展示の中の作品に「八時だよ全員集合」のように金盥(それも大量に)を落とすという展示(金盥を実際に落とす訳では無く、落下する音を録音して、それを大音量で再生する)があって、その音が常設館全体に絶え間なく響き渡って不快でした・・・さんざんでした。
企画展(群馬県立近代美術館)「美術と音楽」、多分、私の感性が全く無いんだろけど、音楽から絵は浮かんでくるでど、絵から音楽は浮かんでこない。群馬近代美術館の企画展・常設展の画像はパス。
道中は往復全て一般道で行ったけど、往きはナビの指示を全く無視して「リルート」の連発だったけど、セットしたときの到着時間より10分程早く着いた。帰りは素直にナビの指示通りに走ったけど、ナビが選んだのは渋滞するコース、途中でナビ切りました。
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高崎市美術館、駅の反対側にある高崎タワー美術館(こっちも市の美術館)はパス、企画展は
「愛のなかの女性たち」。館の大きさも近代美術館より遥に小さいが、こちらの方が見応えがあった。その中からお気に入りを少々ネットから引用。
樋口裕子「吉祥の系譜」、観た瞬間、イノセンスの一場面を思い出した。大正浪漫。
版画販売通販専門店 アート・マルメロ「樋口裕子」
↓樋口裕子「吉祥の系譜」

↓イノセンスの一場面、少女のアンドロイド。
金子奈央「秋によせて」。「秋によせて」はネットに無かったので代わりに「あこがれ」。
Kaneko Nao / 金子 奈央 - Gallery Q
舟越保武「聖ベロニカ」。
ピカソ「貧しき食事」「画家と編み物をするモデル」
美術館のラウンジから、軽井沢の聖パウロ・カトリック教会を設計したアントニン・レーモンドの高崎哲学堂。
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ゲルニカが見たかったのに・・・
ジャポニズムが浸透したパリ、1900年のパリ万国博覧会で川上貞奴の公演を観たピカソは彼女の演技を絶賛したとWikiには書いてある。この時、ピカソは19歳。ロダンは貞奴にモデルにと願ってきたが、貞奴はロダンを知らずモデルにはならなかった。ドビッシー、貞奴の琴の演奏の感動を交響詩「海」に取り入れ、そして葛飾北斎の浮世絵を初版のスコア表紙に用いた。
ゲルニカ、1909年から始まったピカソのキュビズムの代表作ですよね。そして最近「キュビズムの原点は春画ではないか」何てことが言われていますよね。何だかその説が定着しつつあるようで・・・片目を瞑って首を前へコックリするしかないんですかね。
ピカソが演技を絶賛したと言う川上貞奴とピカソの貞奴のスケッチ。
「波瀾万丈記!音二郎と貞奴~二人三脚で得た挫折と栄光」
↓貞奴の琴を聞いたドビッシーの交響詩「海」カラヤン:フィルハーモニア管弦楽団
Claude Debussy: La Mer; Philharmonia Orchestra, Herbert von Karajan
同じ時代、単身でヨーロッパに渡り、女優・ダンサーとして活躍した花子。
ロダンは「はなこ」に傾倒し、花子はロダンのモデルとなった。でも、ロダンは花子に言い寄っていたゲス。その下衆なロダン、内妻のローズ、そしてカミーユ・クローデルの人生を破滅させた。
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群馬県立近代美術館。
高崎で。
帰路、道のオアシス神川で。
ナビの指令を無視して小江戸川越、ボンネットバスがいた。
今日の走行距離。
Guernica 3D
Posted at 2016/09/21 11:08:53 | |
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