
←自称文化人の方々に大絶賛を浴びた本。
「縮み」志向の日本人。という本がある。ま、起源論と同列の
ことに関して何故日本の自称文化人の方々は大絶賛するんだろう。
「縮み」という矮小な言葉を使う所に著者の意図が見て取れる。
そして、文化を考えない文化人達がこぞって波に乗り遅れまいと
片棒を担いでいた。
今でもテレビで解説するなにやらの文化人はたまに得意げに
「縮み」という言葉をさしはさんでいる。
茶室の狭い空間で対座する歴史が「QCサークル」に
繋がるなぞは噴飯ものだ。
思考の原点に、「利益のためなら嘘は許される」という事が疑問も無く受け入れられている
国柄の上での論法に意味は見出せない。
朝鮮通信使の歴史を少々。
この通信は電話の通信の意味ではなく、よしみ(信)を交わすに意。
すなわち、清に対すると同じく、日本に恐れをなしていたので、貢をしたのが事実。
これらの歴史的事実は、韓国の教科書では事実に反する全く逆の記述がなされている。
朝鮮半島で技術が全く発達しなかった一因は、工人達は身分階層の最下層に位置づけ
られており、人間としての扱いを受けなかった事が、日本での工人の扱いとの最大の違い
となっていたと思う。日本の工人では当たり前の工夫や改善などという人間的欲求は、
社会の最下層に位置づけられていた朝鮮の工人には全く許されなかった。
日本に捕虜として連れてこられた陶工達は、日本人から尊敬を受ける扱いに驚いたようだ。
通信使が書き残した文書には、日本の技術への羨望が記述されているのは広く知られているが、
韓国でその事実を文字にする事はご法度のようである。
上記の歴史を醸成し、それを基にした思想を基点として考えると、氏の言う論点は納得する。
だからこそ、貧困な切り口でしか物事を理解できていない。
ここらが一番のメンタリティーの違いだ。
日本の技術は「縮める」事を目的にしていない。「より良く、さらに良く」そして
「みんなに使いやすく」だ。「縮み」という矮小な意味が基にはなっていない。
「縮み」の例として「扇子」が取り上げられている。
「団扇」だと使いづらいので、折りたためるように「縮み」思考で「扇子」を考えたという。
だが、扇子の成り立ちは紐で束ねた木簡が基になっている。←
束ねる紐穴の開いた木簡
当初の用途は扇ぐ事では無く、書付としての用途が主で、書付としての用途が薄れた段階で
現在の形が生まれてといわれている。
決して「縮み」で作られたものでは無く、あなた方が一番の不得意な発想の転換の所産だ。
日本庭園、これって宇宙なんですけどね。
表現世界は縮んでないんですよ。考え方を変えると、とてつもなく大きな表現世界なんです。
ま、良く言う突っ込み所満載だけど、自称文化人の方々からの突っ込みは無いですね。
氏の自国は歴史を保存していないので、歴史を調べるという習慣がないのだろうと思う。
歴史を尋ね、事の成り立ちを調べれば、このような基本的な間違いは起こさないの
ではないだろうか。何故、氏の国はあれだけ簡単に歴史を捨てられるのかと思う。
海外の辺境で日本人は活躍している。
自己の財産をなげうって、田を作り、植樹し、無償の活動を行っている人達がいる。
氏の言う「縮み」ではこのような人的事象も説明できない。
「広がっている」事をどう説明したらいいんだろう?
氏こそ「縮み上がり」思考そのものだと気が付かないのかと思う。
そんなに縮み上がらないで、もう少しノビノビとしたらと思う。
でもノビノビして「マルディーニ」の頭をわざと蹴るのはやめてね。
※
イスラエル人は「パレスチナ人」に対し、あれだけ施しをしているのに答えてくれないと言う。
ガザを壁で取り囲む事を「施し」と勘違いしているようだ。
※※
ニュージーランドの地震で救助活動が続けられているが、韓国救助隊の入国を拒否したとの
ニュースがあった。韓国政府は「口蹄疫ウイルス」の問題との事だったが、韓国人旅行者
は普通に入国し、現に救助されているので韓国政府の言う「口蹄疫ウイルス」が本当の
理由なのかいな?
それとも1999年の台湾地震の時の韓国救助隊の所作を知ってるからなのかな?
※※※
台湾駐日経済文化代表処、より引用。←1999年の台湾地震
引用ここから--------------------
駐日代表処が台湾大地震10周年に当時の関係者を招き感謝
この感謝の宴の中で、当時の救援隊のメンバーの多くが当時を振り返り、「台湾の住民の
皆さんが、日本の救援隊に対して友好的に対応してくれ、食事や飲み物を自発的に提供して
くれたり、直接日本語で感謝の言葉を述べられたことに深く感動した。また、最も忘れられない
思い出は、救援隊が帰国する際、当時の中正国際空港のロビーで特別に日本の救援隊帰国
の報を知らせる館内放送があり、空港内は割れんばかりの大きな拍手が沸き起こった。
機上でも放送があり、我々は同様に感謝の拍手を受けた」と語った。
引用ここまで--------------------
この時、各国の救助隊の台湾入国を中国が拒否し、けん制していた。(自国の問題だからだと)