
←○○年前の5月の尾瀬沼と燧ケ岳
あたしゃカメラマンで写ってない。
三平峠から降りた所。(の、はず)
昔々、今頃の時期は「尾瀬でスキー」で、
うきうきしてましたね。
5月の連休はスキー担いでの尾瀬が定番だった。
この写真の時も板、背負って行った。
雪の上はテントじゃ寒いんで、いつも
長蔵小屋泊まり。
この時は、スキーは私だけなんで、
小屋で皆とお別れだった記憶がある。
写真に見える山が燧ケ岳で、右端のピークまで登ってエイヤッと降りてくる。
板担いで上り2時間、下り10分。効率悪っ。自分の足が頼り、あたりまえか。
なんで、一本滑った後は登り返して、上で遊んでから降りてくる。
池みたいに写っているところが尾瀬沼で、まだ雪が融けてない、
5月でも雪が降る事があり、これが大変。
降った直後はいいんだが、太陽に新雪があぶられると、解けてじとじとになる。
そして、そうなった所に滑り込むと急ブレーキがかかってつんのめる。
あと、下のYoutubeの映像の中にもありますが、樹木の周りから先に雪が融けるので、
木の根元に向かう穴が出現する。気をつけないとここに落ちる。
私の友人は落っこちた。彼はいたがっていたが、こっちは笑うしかなかった。
当時は尾瀬でスキーと言うと至仏山が一般的で、燧ケ岳に来る人はいなかった。
なので連休中ずっと燧ケ岳のスキーは私一人で、シュプールも私のだけだった。
Youtubeにあった燧ケ岳のスキーの映像を見ると隔世って言う感。
当時、登山してる人はいたが、シュープールが一杯なんて考えられなかった。
Youtubeの映像を見ると、御池から登って、御池に降りる方が多いみたいですね。
確かにこっちからのほうが楽。
私のように大清水からだと三平峠を越さなくてはいけないんで一寸疲れるコース。
あと、こちら側は日帰りにはきついコースだから皆さん御池なのかな?
滑って、下の方に降りてくると森の中。
じっとして休憩してると雪が音を吸い込んでくれて無音の世界。
だんだんと耳がじーん鳴ってくる。
行っていたのは、
平野長靖さんがご存命の頃だった。
亡くなられてからも行っていたが、当時の小屋の予約ははがきのやり取りで、
奥様の紀子さんから予約の返信を頂いた。
長靖さんは自然保護に熱心な方で、現在の尾瀬の自然は彼に負うところが多い。
私も何回か乗船したが、昔は沼尻から長蔵小屋に渡し舟が通っていたが、
汚染の問題でこれを廃止したのも長靖さんだ。
大清水から沼山峠への観光道路建設を中止させたのも彼だ。
そして初代環境庁長官
大石武一氏の理解と尽力が結果を生んだ。
是非、大石武一氏のウィキペディアを読んで頂きたいと思います。
5月の尾瀬沼は、残雪で一面覆われている時もありるが、融け始めると小川には
小さなリュウキンカと水芭蕉がすぐに顔を出している。
上の写真でも、沼の手前だけが水面を覗かせていますが、後は一面残雪。
Youtubeから燧ケ岳スキーの映像を少々。
尾瀬御池~燧ケ岳山スキーウマウマ男女
20090510燧ケ岳山スキー
Posted at 2011/04/16 16:01:25 | |
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山とスキーだね | 日記