
←今日、
府中市美術館の企画展に行って来た。
「江戸の人物画 姿の美、力、奇」
目的は展示作品一覧表の中に、司馬江漢「王昭君図」
とあったので、それを見に。
あたしゃ美人画にめっぽう弱い。見てるとヘロヘロになる。
満足でした。再入場して、結局30分ほど見てた計算でした。
ご存知のように、王昭君は実在の女性。
展示された「王昭君図」に添えられたキャプション
漢時代の実在の人物、後宮の女性の一人でしたが、
国を守るために匈奴の王に嫁がされた悲劇の女王です。
皇帝は嫁がせる者を選ぶ際に絵師が描いた似顔絵によって最も醜い者を選ぼうとします。
女性は皆、絵師に賄賂を贈り美しく描いてもらいましたが、王昭君は賄賂を贈らなかった
のです。送別の席で初めて王昭君を見た皇帝は、その美しさに驚いたものの、
やむおえず匈奴へと送りました。
道中、王昭君が故郷へと飛んでゆく雁の群れをながめながら、望郷の思いで
琵琶を鳴らすと、雁たちが羽ばたくのを忘れて落ちたといいます。
賄賂って、歴史があるんですね。なんてまぜっかえさないで、
ウィキペディアによると
画工の不正に気付いた皇帝は画工である毛延寿の首を刎ねたとありますね。
今日のもう一つの私にとっての目玉は丸山応挙の「
波上白骨座禅図」
他の場所にあった「
波上白骨座禅図」
まじまじとこれも長時間にてしまいました、夢に出てきそうです。
骨がちゃんと画いてあるのが不気味で、レントゲンなんて無かったんで現物を見ながら
なんでしょうね。
私には出来ません。
長沢芦雪(蘆雪)の「虞美人図」、これも良かった。
ヘロヘロじゃなくてヘロくらいでしたけど。
後期の展示は
入れ替えなんでご注意をね。
丸山応挙の「波上白骨座禅図」は後期も展示だけど、「王昭君図」は前期だけ。
こちらの方が図録をスキャンされたようなので御参照を。
司馬江漢の「王昭君図」もスキャンされてますね。
図録買ってきたけどスキャナーに本を乗せると、背表紙に折れ目が入るのがいやなんでやらない。
常設展にある
小山田二郎の「手」。
もし、この企画展に行かれたら是非とも見てくださいな。
「ピエタ」の方が有名かもしれないが、私は「手」が一番好きだ。
ネットを探したけど「手」は発見できなかった。
見つけたら乗せますね。(手について書きたい事があるんで)
Posted at 2011/04/13 17:45:56 | |
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絵とか彫刻とか | 日記