-Kathie-のブログ一覧

待ち遠しいものを今か今かと待つ期待の一日も、非常に長くて疲れるが、
今回のような長い長い一日は、流石に今まで経験しなかったから疲れた。
昨日、ようやく決まった親父の癌摘手術の日。
先日の説明では、かなり状態は悪く、大腸の癌がでかくなりすぎて、
膿瘍化して膀胱から何から下腹部すべてを浸潤してしまっている状態。
そしてリンパの腫れがひどく、これがただの炎症ならいいが、リンパ転移だった場合はかなり状況は深刻になるという説明。
術中検査という方法で精密検査よりはさすがに精度は劣るが陰陽性判断は出来ると。
骨盤内臓全摘術という、骨盤に乗ってるモノ全部抜き取る手術。
直腸・結腸・膀胱・前立腺等々・・・場合によってはリンパも。
10時間予定という中々の大手術。
ただでさえリスクのある手術で、さらに親父の体質で糖尿病の影響で血が止まりにくいというのが最大のネック。
大出血のリスクがある施術を、リンパまでやった場合は倍以上のリスクを伴うとも。
7時半までに病院に家族来てくれとのことで、荷物やら整理やらの後は、
家族控え室にはコロナの影響で１人しか入れない。
私は運転手という立場で母親に任せ、駐車場で仮眠を取ったり、近場をうろうろしたりと、落ち着かないからとりあえず動いてないと気が持たん。
２０時を過ぎ、予定時刻を過ぎても未だに連絡なし。
流石に母親も疲れただろうと、何回かは私が交代して控え室にいたが、
当日手術のほかの家族が１人、また１人と手術を終えて帰宅していき、
最後まで私らだけが残された。
終わる直前に、最後に帰った患者の家族がなぜか呼び戻されて、よくはわからないが様子から深刻そうなのを垣間見て、私もすごく怖くなった。焦りも出てきた。
でも何かあれば呼び出されるだろうし、親父の体質を気遣って慎重にやってくれているはず・・・それに話を聞いてもらった友人にも、アンタがそんなんでどうするねん！一番ナーバスになるのはお父さんだよ！心配しまくるのはお父さんにもお医者さんにも失礼だよ！と発破かけられた。
祈るように待っていたが、やはり非常に時間が過ぎるのが遅く感じる。
２２時半くらいになって、ようやく呼び出しがかかり、腫瘍は取りきることが出来ました。出血も少なく、手術は成功ですよ。という一言で身体の力が抜け落ちた。
今後の合併症の話、リハビリの話。後遺症の話。色々された。
でも癌と戦うという第一関門にして最大の手術は乗り越えることが出来た。
ようやく反撃開始の土俵に立つことが出来たということだ。
まだ手術が終わったばかりで暫くは予断を許さないけど、ひとまずは落ち着けたかな。

６月。季節で言うと夏に入ったけど、畑ではもう一つの季節がきた。
麦秋

２０年ぶりくらいに麦を蒔いた。
ウチは基本的にはビニールハウスのみだが、今回親戚の畑を私名義にした路地畑を、
荒地改良の為に麦を蒔いた。

普段は専属のコンバインオペレータに任せて、このイセキのフロンティア号は予備機だが、ウチの畑ということでオヤジに教わって自分で麦刈りすることにしたが、
ほとんど出番がなかったマシンだけあって急に動かしたら足回りのローラーが割れた！これが意外と部品代高く、１本５万するのよね・・・２本割れる大惨事。
交換は自分で出来るから工賃はかからんがこりゃまいったわい。


ワラは欲しい人に頼まれたので残し、収穫した麦は飼料や肥料に。少しは土地改良のために保存する。
未だに地元で麦や米を作ると放射能検査しないと出荷できないので、この小さな畑程度の麦では、出荷するだけ赤字になりかねないのでホントに土地改良以外では使えない。
乾燥機とか機械類の掃除も麦をやると本当に大変になる。米シーズンのときに混じると米が出荷できなくなるからねぇ・・・
麦飯・・・ワシは好きなんだが・・・