-Kathie-のブログ一覧

以前、乗用車を探しているという知り合いに、乗用車を処分したいという人を紹介し、仲介したことのあった百式チェイサーアバンテ。

昨今ツアラー系ばかりがクローズアップされている三兄弟時代の最後のモデル。１００系チェイサー。
今回、諸々の事情から、私に引き取ってもらえないかという話があり、車検もまだ若干残っているので、とりあえず手元に残そうと引き上げてきた。

エンジンルームは手入れしていないのでちょっと汚れている。


距離もまだそこそこ。壊れるもんではない。
今やツアラー系が国産旧型クーペ市場にも負けず劣らず異常なほどの暴騰を見せている三兄弟。
箱換えの需要もあるのかないのかわからんが、普通のアバンテ系などノーマル系ですら価格が上昇傾向なのが恐ろしい。
引き上げ当初はＪＺＸ100で1ＪＺ搭載という車体から、ターボ化してツアラー仕様に改造して高値で金儲けしようかとか悪い考えもよぎったが、
いざ乗ってみたら、これがノーマルでも中々楽しい。
必要十分なパワー。日本の道路事情的に最適なサイズ。
今時の日本車は海外偏重だから車体が異常に巨大化している中、
低くスラッとしたハードトップセダン。今や貴重な存在だろう。
流石に燃費や内装とか、前世紀のものという感じはあるが、かといって古臭すぎではない。
何と言っても日本車では壊滅した直列６気筒。
旧世代のエンジンかもしれないが、流石の直６。
恐ろしくスムーズで200馬力もあれば十分すぎるパワー。
踏み込んだときの心地のいいサウンドとともに加速していくのはものすごく気持ちがいい。静かだし。
エンジンの技術が進歩してＶ６だろうが直４だろうが、スムーズで静かになった現代でも、やはり直列6気筒のスムーズさって麻薬。
もったいないから手元に残しておこう。

相当精神的に追い詰められていたのか。ずっと体調も優れなかった。
一番の繁忙期。たとえ身体が悲鳴を上げてもこの時期は乗り切らないといけない。
逆に言えばこの忙しさのおかげで、腐ったメンタルでも踏みとどまれていたのかもしれない。
やらなきゃ。どうにかしなきゃ。それだけが原動力になっていた。
ただ、身体だけは正直だ。腰の激痛で夜もまともに眠れない。
判断力も低下して仕事でもミスが増え始める。
それがさらに追い詰める悪循環に。
ただ、やっとピークは過ぎた。
そうすれば少しは休むこともできる。
先日は、クルマの仕事の応援でみん友さんまで来てくれた。
申し訳ない気持ちだが、こういうときは本当にありがたい。
何とか頑張らねば・・・

忙しくて。とか、疲れてて。とか、それはただの言い訳に過ぎないのかもしれない。
ふとした会話で、自分がいろんなことの興味を無くしていっているような感覚に襲われた。
クルマにせよ、音楽にせよ。機械ものにせよ。自分の好きなことは、
たとえ疲れていても、忙しくても、食事の時間なり空き時間には、
雑誌でも何でもネットでも情報を見たり、機械を触ってみたりと、
自分なりに興味を持ち続けて何かしらの情報を得たり、知識を身に付けたりしていた。
会社員時代も、昼休憩には好きなクルマ雑誌を読んで新しい車の情報とかを逐次チェックしていたため、今の仕事スタイルで何かしら質問を受けたりしても、ある程度は受け答えが出来ていた。はずだった。
そういえば、長いこと欠かさず読んでいたはずのクルマ雑誌も、気がつけば買わなくなっていた。音楽も、自分でやることはおろか、音楽聴けなきゃクルマ乗りたくないと言っていたはずなのに今は無音の車内。
クルマの質問を受けたときに、今の新しい車の話が出たら、そんなクルマ出てたのかと、何も知らなかったのと、答えようと思った質問の内容がなぜか理解できず、
何も答えることが出来なかった。
母が急に音楽をやりたいというので、私の機材の一部を使わせていても、
使い方が思い出せない。どうすればいいのかわからなくなって結局放置してしまい、
母は今でも早くちゃんと使えるようにしてと催促してくるが、それができない。
こういうことを周りに相談したら、考えすぎ。とか、
ただの完ぺき主義じゃない？とか言われたけど、
果たして本当にそうなのか。
元々適正がなかったのではないか？と思い始めた。
すべて切り離してやめて。何も残さなければ気が楽になるのかもしれないけど、
そうしたら、私は生きる意味がなくなる。
取柄だったはずの機械も音楽もクルマも。
それがなくなれば私の存在価値など何一つ残らない。
独立も出来ないいい年した中年が。けどその中で自分の存在を感じられるはずだったものがこうやって学びも興味もなくなっているような感覚。
やばいね。これ。