このタイトル、
去年も書いたんですけど……
昨日のブログでモナコGPの予選について書きましたが、ポールポジションはフェラーリのシャルル・ルクレールが獲得しました。
Q3最後のアタックが始まり、Q3に進出した全員が渾身のアタックを開始したその時、ルクレールがクラッシュした事で赤旗、そのまま予選が終了。
セクター1で全体ベストを記録していたマックス・フェルスタッペンは憮然とした表情をしていましたが、ルクレールにしてもマシンにクラッシュの影響が懸念されます。
衝突時の衝撃でドライブシャフトがギアボックスを押し、ギアボックスを壊している可能性がありました。
レギュレーションでは、ギヤボックスを交換した場合、5グリッド降格のペナルティが科せられます。
それもあって、昨日のブログで「ルクレールのギアボックスは無事でしょうか?」って書いたんですが……
フェラーリは土曜日の夜、そして 日曜日の朝にもルクレールのマシンをチェック、問題が無いとしてギアボックスの交換は行わず、ルクレールはポールポジションからスタート出来る事となりました。
フェラーリF1の代表、マッティア・ビノットは「我々はギャンブルをしない」と言っていたので、「じゃ、本当に大丈夫なんだね」と思っていたのですが……
レコノサンスラップが始まると、コースに出たルクレールのマシンは再びピットに戻ってきます。
まあ、レコノサンスラップは、ピットに戻らない場合はそのままグリッドにつかねばなりませんから、レース前最後の走行チェックをしたい場合等はピットレーンに戻ってきますので、それ自体は何ら珍しい事ではありません。
ただ、ルクレールのマシンはそのままガレージイン。
えっ、何があった?
メカニックたちがルクレールのマシンを囲み、リア周りのチェックを始めました。
おいおい、まさかトラブルじゃないだろうな!?
しかし、その『まさか』でした。
昨年、辛酸をなめたフェラーリが久々に獲得したポールで、伝統のモナコGPのポールで、しかもモナコ人のルクレールが獲得したポールでレースをスタートする筈だったのに、1周も走る事無くリタイアとなりました。
フェラーリ、何やってんだーっ!
ビノットよ、ギャンブルしないんじゃなかったのか!?
「………」
もう、ルクレールが可哀想過ぎます。
2年前の前回のモナコGPも、ルクレールはチームの戦略ミス(タイムの読み違い)でQ1敗退しています。
とにかく、素人でも首をひねる様な戦略ミスやトラブルが多過ぎ!
フェラーリって、何でこうなの?
イタリア人だから?
ミハイル・シューマッハがいた時はこんなじゃなかったのに。(もっとも、あの頃は“チーム・シューマッハ”であり、主要メンバーの「ロス・ブラウン」や「ロリー・バーン」も、シューマッハと共にベネトンから移籍してきたんですが)
もう、イタリア人じゃ無理なんじゃね?
全然 畑違いではありますが、英国サッカーチームのアーセナルが、チーム初の英国人以外の監督となったベンゲル(フランス人)が、チームを常勝軍団にしましたよ!?
ホント、何とかしてほしいです。
モナコGPのレースの方にも触れておくと、昨日のブログに「パレードランがファイナルラップまで淡々と行われるだけのレース」って書きましたが、そうはなりませんでした。
ルクレールが抜け、実質トップからスタートしたフェルスタッペンが速いペースでレースをリード。
オーバーテイクこそなかったけど、結構面白いレースでした。
フェルスタッペンは、一度もトップを譲らずにトップチェッカー、HONDAにとっては、あの1992年以来のモナコ制覇でした。
2位にはフェラーリのカルロス・サインツ、3位にはランド・ノリスという かなり若いメンバーの表彰台となりました。
カルロス・サインツの2位を祝福する為、0周リタイア(というか DNS)となったルクレールも戻ってきました。
あまりの仕打ちに、自宅に戻ってふて寝していてもおかしくないのに……
ルクレール、ホント いい奴や。
Posted at 2021/05/24 08:24:42 | |
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