1週間から10日くらい遅れながら推移してきた今年の紅葉も、いよいよ最終盤となりました。平地に紅葉が下りてきた肝心の11月後半から、風邪が長引いたために気力が盛り上がらず、秘かに狙っていた京都もとうとうあきらめるという体たらくでした。
師走は現役世代にとっておおいに忙しい時期で、隠居のアスパラには無関係なはずですが、どうしたことか今年はなにかと忙しくなっています。このまま今年の紅葉を終わらせて良いものか、これではいけないと、少し時間が空いた昨日(12月4日(水))、近所の紅葉を一人で楽しんできました。
写真クラブだと光の具合が良い早朝に撮りたいと5時集合なんてことになりますが、今回はお気楽な一人旅なので、ゆっくり朝を寛いでから出発します。もちろんカメラは持って行きましたが、すっかり晴れ渡り太陽がキラキラと輝いて、紅葉はすっかりテカってしまいましたので、絵にするには難しいです。いいんです。今日は過ぎゆく秋の風情を体で感じてきましょう。(負け惜しみです!)
行程図
長泉町→
①三島玉澤 妙法華寺
→農道→月光天文台→旧熱海街道(県道20号)→熱海峠→
②熱海梅園(ばいえん)
→国道135号→
③伊東 一碧湖(いっぺきこ)
→中伊豆バイパス→Bike Pack→冷川
→県道12号→
④修善寺
→修善寺ニュータウン→大仁→伊豆中央道→長泉町
走行記録です。
ほんの100kmというご近所ドライブです。
【①三島玉澤 妙法華寺(みょうほっけじ)
】
三島の山側にあるお寺で、桜と紅葉が良いところです。
写真を習い始めた頃に、師匠に連れられて紅葉の撮り方をレクチャーいただきました。
いつまで経っても腕は上がっていません。
三島の玉澤に来れば、その裏から私のトレーニングコースの農道です。
熱海に向かうのに、農道で月光天文台まで走り、旧熱海街道(県道20号)の屈曲路で熱海峠に向かいました。
この1年で峠道の登り方がうまくなったと、実は我ながら思っています。ActiveHybrid3の特徴を少し掴みました。AH3というクルマはなんと言ってもカーブからの立上りが強烈です。元々太いトルクにモーターが絶妙にアシストするのですからこれはちょっとしたものです。昨日も地元車に追いついたのでおとなしく付いていましたが、道を譲られてしまいました。礼を言って前に出たら、カーブ2つですぐ姿は見えなくなりました。
【②熱海梅園(あたみばいえん)
】
熱海峠から、梅ラインというとてつもない急坂を下ります。熱海の入口の来宮(きのみや)にあるのが、有名な熱海梅園です。「日本一遅くまで紅葉が見られ、日本一早く梅が見られる」というキャッチフレーズです。もみじまつり(11/16~12/8)開催中は駐車料金¥300が必要ですが、入場料は無料です。ただし梅まつり(1/11~3/8)期間になると、駐車料金とともに入場料¥300も必要です。それだけ混雑するということです。
みなさんお連れの女性をモデルにして、紅葉写真を撮っています。
逆光の中で赤を撮りました。
橋の上から
揺れる紅葉を表現しました。
熱海を出たら、海岸線を走って伊東に向かいます。海沿いの崖に沿って走る国道135号は、昔はたいへんに恐い道でしたが、いまやすっかり整備されて快適なドライブウェイです。
【③伊東 一碧湖(いっぺきこ)
】
一碧湖は火山の火口に水が溜まった湖で、かつては有名な観光地でした。周囲は別荘やマンションがたくさんありますが、近年は少し寂れています。以前は駐車場がなくて苦労しましたが、休館になった美術館の駐車場が観光客用に開放され、そこに置かせてもらえました。
風が強く波立っていますが、いよいよ晩秋の感じです。
池には立派に太った鯉が泳いでいます。湖畔に人が立つと餌をもらえると思うのでしょう、たくさんの鯉が近寄ってきます。
次は修善寺に向かいます。中伊豆バイパス(県道12号伊東修善寺線)を抜けて、冷川(ひえかわ)に近づくと左側に
ライダーハウス「Bike Pack」 があります。
ここは主にツーリングライダーのための簡易的な宿泊施設というコンセプトです。家族以外は男女別・相部屋が原則ですが、ライダーでなくても伊豆・箱根観光や天城登山、釣りなどの一般旅行者でもOKとのことです。実は会社時代の友人がやっています。いや彼の奥様がオーナーで、友人は小使いさんだそうです。アスパラは彼のことを年上だと思い込んでいましたが、私よりひとつ年下と最近になって知りました。貫禄負けでした。因みに彼のバイクはBMWです。
先日は家の前を通ったのですが、ブログに「人の家の前を黙って通ったね!」とコメントが飛んできましたので、今回はご挨拶しに立ち寄りました。それなのに今度はご夫婦ともにご不在でした。
【④修善寺】
だいぶ日が傾いてきましたが、最後は修善寺です。
修禅寺の山門
「しゅぜんじ」のこととなると、アスパラはいつもこの知識を披露しますが、地名が「修善寺」、寺名が「修禅寺」です。表記は異なりますが両方とも読みは「しゅぜんじ」です。ただし地元の方は両者を区別するために、お寺さんを「しゅうぜんじ」さんと呼ぶそうです。テレビの旅番組で知りました。
修禅寺の鐘楼
竹林の小径に向かう桂川沿い
先日の豪雨で天城方面は500mmを超える雨が降り、この川もたいへんでした。
修善寺の名所 独鈷の湯(とっこのゆ)
名僧空海が持っていた仏具(独鈷)で川の石を打ち、温泉を湧き出させたという言い伝えです。
川の真ん中にあって衆人環視の中ですが、昔はよしずを張ってその中で風呂に入っていたそうです。おおらかですね~。現在は足湯になっていますので、公然わいせつの心配はありません。
最後は、紅葉の山とお月様の写真です。
終盤息切れしましたが、今年の紅葉はこれにて打上げです。
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伊豆 | クルマ
Posted at
2019/12/05 19:57:40