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2024年04月10日 イイね!

4枚プラス「1」

4枚プラス「1」SUV全盛の現在では、ドア4枚にバックドア(ハッチゲート)を加えたボディタイプの乗用車は別に珍しくもなく、むしろ主流と思えるくらいです。
現に我が家でも、RX-7を除いた4台までが計5枚のドアを持っています(スライド式のビアンテと観音開きのMX-30は亜種ですけど)。過去、純粋な4枚ドアのマイカーは・・・ユーノス800しかなかったかも。

しかし、流行りのSUVやミニバンを
5ドアハッチバック(5HB)
と表現するのは、私は少なからず抵抗を感じます。せめて、我が家のMAZDA3やアクセラXDのような車高が低めのクルマでないと、ハッチバックの呼称はしっくりこないんですよね。…もっともこの2台とて、昔の5HB車と比べれば随分と背が高くなっているのですが^^;。

そんな5ドアハッチバック、その外観デザインの成り立ちには幾つかタイプがあるように感じます。

まずは、3ドアハッチバックをベースにして、ドアを2枚追加したタイプ。ハッチバックのカジュアルな雰囲気を維持したまま、後席へのアクセスを容易にしたものです。
次に、4ドアセダンをベースにして、後ろのノッチバックをハッチバックに変更したタイプ。優れた乗員空間を確保した上で、積載力や利便性を向上させたもの。
さらには、5ドアハッチバックとして独自のスタイルを持つタイプ。他のボディタイプとの共通性が見られない個性的なものですね。

このにわか分類にサッと思い付くマツダの5HB車を当てはめてみると・・・
一つ目の3HB車派生タイプが、ファミリアAPやその次のFFファミリア。二つ目のセダン派生タイプが、FFのカペラCGやその後継にあたるアンフィニMS-6。そして三つ目の独自タイプが、アスティナランティスクーペ、となる感じ。

無論、各5HB車とも、車台やコンポーネンツなどの骨格部分や内装などでは3HB車やセダンとの共通化が徹底されているはずで、あくまでもこれは外観デザイン上の分類に過ぎないのですが、一口に5ドアハッチバックといっても、多様な生い立ちやイメージのものが存在します。

とかく日本では不人気車のレッテルを貼られることが多い5HB車。それは、ベースになった3ドアハッチバックや4ドアセダンに対し、バックドアの設置により実用性をプラスした結果、デザイン的にやや退化した印象が拭えないケースが多かったからかもしれません。
その観点でスポットを当てたいのが、独自のデザインを与えられたタイプ。つまり、ともすればイケてない従前の5HB車のイメージを払拭するための意欲的なチャレンジと思えるからです。

そんなわけで
またも前置きが半分以上を占めてしまいましたが(笑)、本題は画像のアスティナ
一体誰がこの個性的なスタイルから、1989年(平成元年)に同時に登場した7代目ファミリアの3ドアハッチバックや4ドアセダンとの濃い血縁関係を想像できるでしょうか。歴代ファミリアで唯一のリトラクタブルヘッドライトも、アスティナという5ドアハッチバックの強烈な個性を物語る象徴的なアイテムといえますね。

当時の私は、愛車エチュードでクルマの運転の楽しさを味わい始めた頃。もちろん独身で走りを志向する傾向にあったので、同様にファミリア派生の仲間にあたるこのアスティナやユーノス100には触手を伸ばしませんでしたが、今あらためて時代背景や意気込みも交えながら眺めてみると、とても魅力的に映るクルマです。
今もしタイムスリップできるなら・・・
世にも珍しいコーラルレッドの1600DOHCか、パッションイエローのユーノス100(もちろん1800DOHC)をマイカーに迎え入れたいと思いますね。
(やはりレアカラー狙いかい!)

以上、先週のマツダミュージアム土曜開館にて、特別講演テーマの絡みで多数展示されていたNDロードスターよりも、歴史展示ゾーンの選手交替でしれっと初登場したバブル期のマツダ車にスポットをあてた偏屈なご紹介でした(^^)。
Posted at 2024/04/10 18:46:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | 隠れ家のマツダ | 日記

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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