GDBからモデルチェンジしてGRB以降は冷却が厳しくなりましたが、コストダウンに伴い、ラジエーター本体の厚みが36㎜から半分(18㎜程度)になっている事を筆頭に様々な原因がある中で、
純正のサーモスイッチが100℃からしかラジエーター・ファンが回転しない(ファン速度強で)
という問題があります。
そこで、現行でGRBにBillion社のVFCシリーズ(現所持はDDとeLM)のファンコントローラーを付けていますが、長年の検証の結果、どうもこれにも問題がありそうで・・・・・
水温が100℃に達した時点で、純正のラジエーター・ファンが最大風速で回転した場合、結構な短時間で100℃辺りから80℃近辺まで一気に下がりますが、ことVFC(特にDD)を使った場合、設定温度以上からは常時ファンが回転していて、止まっている時が全くありません。
どうも察することに、VFCで水温を管理すると、例え温度設定を低くしようとも、VFCの指令ではファンを最大風速では回さず、78℃~85℃を維持するようになっていて、
オーバークールを起こさない様にファンをPWM制御しているものと思われます。
EJ20エンジンの水温によるピークパワーは70~80℃と言われていますが(←ZeroSports社見解)、現行の78℃~85℃からもう少し水温を下げたらどうなるのか?というのが今回の趣旨です。
ごく簡単に言うと、
VFCの余計なお節介機能をカットする
とも言えますが。
さて、純正のラジエターファン制御がどうなっているかというと、直流安定電源ユニットから供給し、ECUでマイナス側をスイッチングでアースに落とす感じでしょうか(厳密には、ファンリレーのコイル電源の入り切りをしている模様)。
という事で、まずは一時流行った、”ラジエターファン強制スイッチ”の設置を考察します。
GR/GV系の場合、上の配線図と最下段のコネクターで判断すると、
ファンの配線は、B136コネクターの18と29
です。
※上画像はコネクター側のピンアサイン
この形のコネクターは1個しかないので間違う事はないでしょう。
この2ピンを、2極単投のスイッチでアースに落とせばファンが回ると思われます。
配線図に書き足すとこんな感じでしょうか↓(赤い枠内)
2極単投ではなく1極単投でも可能ではありますが、2個で並列配線になります。
まず、これで本当にファンが回るか一応確認してみますか・・・・・
まあ、この状態でファンが回らなくても、最悪はファンから直に落とせば回る筈です。
ファンが回ったらさらにグレードアップします。
Posted at 2018/07/07 23:23:41 | |
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