昨日、裏山でブン!ブ!ブ~ン!!とRECSの施工をするつもりでしたが、インテークマニホールドを眺めていて問題点がいくつか湧いてきたので、考えを纏めます。
今回の最大のコンセプトは、
1番から4番シリンダーへRECSのケミカル剤をなるべく均等に吸い込ませる
事を考えます。
以前書いたブログから、RECS注入はインマニ圧が掛かる場所と書きましたが、こと、EJ207エンジン(ドライブ・バイ・ワイヤー式スロット)のインテークマニホールドの形状からして、明らかに薬剤注入に相応しくない場所があります。
その場所は、まず一つ目。
① ブレーキブースターのインマニ圧ホース
黄色丸のホース側にRECSを接続すれば、確かにインマニに到達するにはしますが、このホースをインマニ側に辿っていくと・・・・・
4番気筒のTGV手前に接続されています(画像中央)
これは如何いう事になるかというと、
4番気筒しか洗浄出来ない
という事を意味します。なぜなら、エンジンが掛かっている以上、バキューム圧が常に掛かっている訳で、インマニ基部にRECS薬剤が逆流する事はないからです。
続いて、注入の相応しくない場所の2つ目。
② 純正ソレノイドの真下にある、1番シリンダーへ送るインマニ配管
この場所を簡単に説明すると、パージバルブが繋がっているところです。
これも、ブレーキブースターのホース程ではありませんが、インマニ基部から1番シリンダーのTGVの途中経路になるので、やはりバキューム圧で他のシリンダーへ逆流する事が出来きません。
これらの理由で、EJ207エンジンでRECS注入を行う場合、この場所が使われることが多いのでしょう(黄色丸部)↓
が、しかし、インマニ基部にあるこのニップルも、厳密には1番シリンダーに寄っているため、スロットルから入ったエアの流れは下の図のような感じになり、やはり2番、4番シリンダーは遠くなるため、RECSの薬剤の到達量は1番、3番に比べ、少なくなると思われます。
出来ればスロットル直前に入れる事が出来れば、インマニのエアフロー構造(配管取り回し)からして最適と思われますが、
RECSの説明書では、スロットル前に入れる事を禁止
しています。
スロットル前にRECSを入れることを禁止している理由は、
① ドライブ・バイ・マッスル(アクセルスロットルワイヤ)式のスロットルボディの場合、スロットルオフ時にバタフライが全閉、バイパス側に薬剤が回ってしまうから
という事と、
② ドライブ・バイ・ワイヤー式の場合は、バタフライ軸にRECSの薬剤が入り込んで不具合を起こす可能性がある
という理由と思われます。
私が現状でRECS注入を行う最適と考える場所は、インマニ温度センサー部です↓
理由は、
① インマニ基部の位置が最上位である
② アクセルスロットルボディに極めて近い
ですが、注入を行う場合、特殊な部品が必要です。
簡単に言えば、サーモセンサーのピッチ(M14、P1.5)を持ったホースニップル↓
↑探せば何処かに(ラジエーター系?)ありそうですけどね(;^_^A
さらに、RECS注入場所ですが、もっと最適な場所があります↓(黄色丸部)
ただし、穴を開け、タップを切って、普段はメクラをしないといけませんが・・・・
それには一度インマニを外さないといけない・・・(´・ω・`)
Posted at 2018/12/23 17:04:32 | |
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WAKO'S RECS | 日記