今回のネタは、実は旧アカで2年前にもちょっと触れた話。
流体力学上、段差というのは、水、油、エアにおいて、通過時に抵抗になって大きく乱れる。
例えばフルードポンプなどで、フロー方向で負荷と圧が変化する。
下画像の様に、内径小から内径大へ向かう場合は、フローの乱れは若干起こるけれど、内圧は下がる↓
上記の状態で問題なかったフルードラインでも、下画像のような内径大から内径小に向かうと、内径の圧が上がるので、それだけでフルード漏れが起こったり、パイピングが抜けたり、ポンプが仕事をしなくなったり、負荷が掛かってくる。
ライン途中、段差の数が多ければ多いほど、それが抵抗になって、最終的にポンプの負荷となってしまうけれど、それを考慮するべく、スイベル・プラグはエア用、フルード用共々、AN径変換で小径側にテーパーを掛ける事が行われている。
今回はわかりやすいようにフルードに例えたけれど、結局のところ、油だろうがエアだろうが、フロー抵抗になるのは同じ。
ならば、エンジンのインテーク側で同じ事をやったらどうなるか?というのが今回の趣旨。
「そんな1か所変えたぐらいじゃ変わらないでしょ?」
という意見があるかもしれないものの、「塵も積もれば・・・・」という話。
残念ながらスバル車のエンジンは構造上、接合部が多いので、実は結構無視出来ない程の影響があったりする。
次は話を戻して、実際の内部部品の話にて。
Posted at 2018/03/29 15:26:34 | |
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