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ぽんこつネコ改のブログ一覧

2018年06月25日 イイね!

時代の流れを感じるこの頃

「ぽんこつ」には珍しく?非車ネタです。


公私共々、机の上が書類などで一杯になってきたため、スキャナーで取り込もうと考えるも、

Windows10してからスキャナーを一度も繋げたことがなかったことが判明

しかも、

Windows10無料期間に飛びついて、全PCをアップグレードするという暴挙?に(若干?後悔中)


旧型スキャナーはUSBがまだ1.0全盛期の時代で、外部高速インターフェースというと、コンシュマーレベルでは今は亡き?「SCSI(←スカジーと読む)」一択。

当時はRAIDを含め、高速インターフェースを使おうとすると、PCIスロットに拡張カードを差さないといけないという、今ではあまり一般的ではない状況(今やチップセットかコントローラー・バス搭載が当たり前)。

そもそも、現行はPCIではなくPCI-E規格なので、SCSI⇔PCI-E接続が必要(PCI搭載マザーは既に骨董品レベル)。まあ、SCSIはサーバーで重宝されていたのであるにはあるのですが。。。。↓

https://www.tekwind.co.jp/ADA/products/entry_10568.php

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ところが、スキャナー本体(またはTWAIN)のドライバーの問題もあって、比較的OS間の汎用性が高い現使用のプリンターですらWindows10には正式には非対応(8.1ドライバーで騙して?使用)。

スキャナーはそれより古いので、Windows8系のドライバーすら存在しない状態。


ということで、仕方なくスキャナーを新調しました。

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旧型が1200dpiで5万位した物ですが、新型は4800dpiで2万円ちょっと。。。。時代の変化を感じますね。


OSも、当時はWindows95、98でしたが、マザーBIOSやOSのシステム設定がデフォルトだとSCSIの転送速度に付いていけずブルー画面を乱発することもしばしば。

今はHI-Speed USBや3.0一本繋げればOKという。。。。


PCの自作も下手をすると小学生がやってしまうような時代。

ハードルが下がって市場が活気付くのは良いのですが、それに伴い面白みが薄れてきたような気がしないでもないですねぇ。

所詮は骨董オヤジのボヤきごとですが・・・・・(´・ω・`)
Posted at 2018/06/25 11:18:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2018年06月16日 イイね!

シリコンホースは何故漏れるのか? その4(問題の回答と純正改良編)

前回の問題の回答から。

下画像で問題なのは、ホースバンドが幅が厚い(太い)ことです。

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EJ20(水平対向)はオルタネーター・プーリー(またはVベルト)からアッパーホースが近いせいか、ラジエーター本体のアッパーホース・ニップルがかなり短く、ニップルのホース抜け防止の突起が近いので、幅広のホースバンドを使うと下画像の様になって浮いてしまい、LLCの漏れが止まらなくなります。

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ホースバンドを掛ける時は、バンド締め付け有効長(赤矢印内)にホースの厚みを差し引いたバンド幅を使うようにすると、ニップルに密着するようになります。

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ただし、その1でも書いたように、ホースバンドが真円ではなく隙間が空くため、かなりの大きいトルクで締め付けなければいけないのは相変わらずなので、純正の高温時のポンプ吸引によるホース潰れ対策も考えます。

では、純正ホースはどう対策するか?



方法は、下画像の様に、一番弱い部分のど真ん中(赤線)をカット(純正ホースは持っていないので、説明はシリコンホースで代用)。

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そして、カットしたホースを、適切の長さに切った(100mm程度)アルミ引き抜き材(いわゆる中空パイプ)で連結します(もちろんホース内径と同径)。

例えるなら、ホース継手の様に使い、高温時は引き抜き材がホースの潰れを防止するようになります。

http://www.dcm-ekurashi.com/goods/449679

連結したら、ホースバンドを掛けても抜けないと思いますが、FiberFixを巻いても良いでしょう。

https://www.amazon.co.jp/FiberFix-%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E8%A3%BD%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97-2-5cm%E5%B9%85-X100cm-GON-FW1/dp/B00OCAXZNS/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8


Posted at 2018/06/16 13:56:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年06月13日 イイね!

シリコンホースは何故漏れるのか? その3(バンド接続と純正の問題編)

続きです。

面白くないウンチクは早めに切り上げて、実践的な話をします。

接続にあたって注意することがいくつかありますが、まずは初歩の初歩。


・ ホースバンドはホースに対して垂直に掛けること

全くの初歩ですが、ネジを回すのに夢中になって、ホースバンドが斜めっていることがあります。

斜めに掛けると面接触ではなく線接触になるので、シリコンホースでは特に注意します。

完全に締め付ける前に、時々回してあげると良いです。

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二つ目は問題にします。

以下の画像で、悪い所を考えてください↓

この状態だと、どんなに頑張っても漏れは止まりません。

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比較画像を出すと直ぐに判ってしまうので、ノーヒントで(答えは次回)。



そもそも、純正の何がいけないのかを理論的に書くと、

その理由は、前回も書いた通り、

純正ゴムホースの耐熱限界が120℃辺りという理由で、エンジンに負担になっているような高温度になればなるほど、ゴムホースが温度上昇により柔らかくなってしまうという理由が一つ

さらに、

その柔らかくなったところに、水平対向エンジンの比較的強力なウォーターポンプの吸引力(負圧)によって、ロア・ホースが凹んで細くなり、冷却されたLLCがエンジンに送り込まれなくなる

という問題を孕んでいます。


何も問題のないホースの状態がこれで↓

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判りやすいように比較画像を出しますが、画像を加工するとこんな感じ(画像のホースは純正ではなくシリコンホース)↓

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ウォーターポンプ・プーリーはカムのタイミングベルトに掛かっているので、エンジンの回転数が高くなるにしたがってポンプの吸引力が高くなります。

逆を言うと、正圧が掛かるアッパーホースは、LLC漏れの危険性を孕んでまでシリコンホースにする必要はないと言えばないですね。


次回は問題の回答と、どうすれば良いかを書きます。



Posted at 2018/06/13 15:25:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年06月12日 イイね!

シリコンホースは何故漏れるのか? その2(ホース、タンク素材編)


純正ゴムホースが抜けない理由の結論を先に書きます。

純正ゴムホースは製造上、元々添加物(可塑剤)が多い上に、耐熱温度がシリコンより低いため、比較的にブリードが発生(劣化)し、樹脂ニップルと弱接着状態になって、その結果、LLCなどが漏れない状況になる

という理由です。




↓以下ウンチクです(文章だけでツマラナイので、時間の無い方、ウンチクに興味ない方はここをクリック←







































先ずは樹脂の話から。

ゴムにしろ、エンプラにしろ樹脂製で、樹脂は用途によってさまざまな添加剤を含有させて特徴を持たせる傾向にあります。

樹脂が劣化する時、「熱量の昇降で分子構造の破壊が起きる」という原因もありますが、とりあえずおいておいて、

含有させた添加物が樹脂表面に析出する現象(ブリード)が起こりますが、接続(接触)したホースとニップルの関係などの樹脂同士の場合、少量ながら樹脂同士が互いにブリードが移行して融合し、微弱接着に近い状態になります

この現象を極端に考えると、筆箱の中で消しゴムとプラスティック定規が長時間触れるとくっ付いてしまう様な感じです(可塑剤の移行による完全融合)。

純正の樹脂アッパータンクのホースニップルとゴムホースが、ホースピックを使って抉らないと外れない場合が多いのはこれに近い感じと言えます。

ブリードによる移行、または融合は温度の昇降時に起こる(速度も早まる)ので、ラジエーターの様な常温から100℃近辺まで上がる(冬季は氷点下から100℃まで上がる)条件では発生するうってつけ?の環境でしょう。

ちなみに、これらの話は私の作り話ではなく、樹脂製造メーカーの見解です。


ここで、ホースの材質による性質を書きます。

純正ホースの材質は殆どがEPDMR(詳しく知りたい人はググってください)。

EPDMRの耐熱温度が120℃近辺(溶解温度は140~150℃)。方や、シリコン・ゴムは200℃超。

EPDMRは元々添加物(可塑剤)が多いので、ブリードが発生しやすい部類になります。

各樹脂メーカーは、可塑剤が比較的多い樹脂(EPDMホースなど)と、ラジエーター・アッパータンクに使われるエンプラ(PA系、POM系)間では、「比較的に安全である(←完全融合は起こり難い)」という見解を出していますが、あくまで起こり難いと言っているに過ぎないところに注意です。


では、金属ニップルとEPDMRでは如何か?というと、析出したブリードがニップル間と気密性を上げる(滑り止めの様な?)効果を生み出しているのでは?と私は考えます(←ここは個人的見解)

事実?、同径のEPDMRとシリコンホースを適合径の金属ニップルに接続してみると、バンドを掛けない状態ではシリコンがアッサリ抜ける事が多い状況からも、あながち間違いではないかと考えています。


次回へ続く。。。。(次はホース接続編)
Posted at 2018/06/12 13:35:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年06月11日 イイね!

シリコンホースは何故漏れるのか? その1(バンド構造編)

強化ラジエーター、キャップときて、またも冷却関連です。

題名の通り、シリコンホースは漏れ報告が多いですが、その事について検証と対策法を考えてみました。

漏れる原因がいくつもあるので、一筋縄でいかないために内容がかなり長くなります


ラジエーターのアッパーホース、ロアホースにシリコンホースを使う事がありますが、みんカラ内でも漏れ報告がかなりあります。

私の友人でも漏れる話を聞きましたが、実車を見て気が付いたことを書いていきます。


まずは、一般的な固定概念を崩します。

ネジハウジング式のホースバンドは、ホース位置を固定する”だけ”でホースを締め付ける物ではない

どういう事かというと、ホースバンドは、ホースの外周を均一に締め付けることが構造上できないという意味です。

試しに、判りやすいように缶にホースバンドをかけてみた画像を見ると、、、

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↑2mmφのドライバーの先が易々と入ってしまいます。




上から見るとよくわかりますが、ボルト(ネジ)でロックする部分(ハウジングという)の周辺がかなり空いています

言い遅れましたが、この方式を「ネジ・ハウジング式ホースバンド」という構造になります↓

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このハウジングをバンドに固定する部分の厚みが、ホースを均一に締め付ける際に邪魔になり、シリコンホースだと隙間が空いて漏れを発生させる原因の一つになります

ただ、このハウジングのバンド取り付け部分が邪魔にならない様に外側にオフセットしたバンドも発売されています。

それが、SAMCO純正指定のHi-GRIP製です↓

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ただ、このバンドでも、

構造上(ネジ・ハウジングロック式)の問題でバンドが真円を保てないため、適正トルクではLLCの漏れを止めるのはほぼ不可能なので、結構なオーバートルクで締め付ける必要があります

漏れるという御仁の実車を拝見すると、トルクがかなり緩いことが多いのが現状です


では、何でもかんでもオーバートルクで締め付ければ良いか?というとそうでもなく、ネジのピッチを引っ掛ける部分が一般的な穴開きバンド↓

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では

オーバートルクで締め付けた時点でホースをズタズタに引き裂いてしまいます↓

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ホース円周上に均一に締め付ける方法としては、ラジエーター・ホースの様な比較的大口径には使用できませんが、シームレス・バンドというモノもあります。

http://www.kinokuni-e.com/productlist/300/6/5

ただしこれは、締め付けに専用工具が必要で、取り外しも容易でないという欠点がありますが。


最近気になるのが、Kinokuniで扱っているコレを試してみようかと考えています↓

http://www.kinokuni-e.com/productdetails/300/6/6/1/3


穴開きバンドやHi-Grip製などのバンドを使って、純正のホースでは何故漏れないのか?という理由については、次回以降のホース編で書きます。
Posted at 2018/06/11 12:24:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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