見当違い？

昨日の話ですが、所用で実家に行き、その足でマークⅡの面倒を見てもらったショップに行ってきました。さらにその後で、みん友さんの耶麻サン宅にお邪魔して、マークⅡのコンピューターとその周辺をチェックしてもらいました。

今まで使っていたコンピューターを診断してもらったのですが、酸化による通電の悪化やコンデンサーの劣化を指摘してもらいました。先日のブログで言ったように、中身を開けて自分で見てみた時には何ら問題ないかなと思っていましたが、流石プロは違いましたね～。

次々に「ココ怪しいねー！」と悪い部分を教えてくれました。ハンダの付きが悪くなっていたり、白っぽくなっていた所はキレイにハンダを打ち直してくれました！また、コンデンサーも６個所、新品に交換してくださり、３０年頑張ってきたお疲れコンピューターが見る見る若返っていきました♪

「これで一度、エンジンに繋いで掛けてみよう！」となり、早速グローブボックスをバラしてコンピューターを摘出しました。リニューアルコンピューターと入れ換えて、エンジン始動しました。




「キュキュキュキュ・・・ブオン！」



残念ながら、今までと同じ様に長めのセルでエンジンが掛かりました。そこで今度は、耶麻サンお手製の空燃比計をO2センサー部に取り付けて、燃料の濃さを計測してみる事にしました。

走行状態では計測出来ませんでしたが、アイドリングでの様子を見ていくと、理想空燃比『１４．７』に近い数値を指しています。アクセルを開けて空吹かしをしてみても、一瞬は数値が大きく振れますが、また元に戻ろうとコンピューターが頑張っている様子が分かりました。

次に先日購入したコンピューターに付け替えて計測してみました。すると、予想とは真逆でガソリンが薄い方向に数値が振れていくではありませんか！吹かして回転を上げて、またアイドリング状態になっても、大きく外れて『２０』付近を示して理想空燃比付近に戻れずにいる時もありました。

これは全く考えもしない結果でした。私は「燃料が濃くなっている」と決めつけていたからです。その理由に、

１、冷間時被りの症状が著しい
２、燃費の悪化が酷い
３、腹下辺りのマフラー内で、「ボボッ！ボッ！」と変なアフターファイヤー？現象が出る
４、排気ガスがかなり臭い

等の症状があったからです。故に何かしらが原因で、ガソリンが濃い方向に振られてしまっているのだろうと思っていました。しかし結論からいくと現状では「明らかにガソリンが薄い」と言う事です。全く逆の結果でした。

プレッシャーレギュレーターに繋がるバキュームホースを抜いて、強制的にガソリンを濃くしてみると、何とか理想数値に近付くのですが、それでもまだ薄い傾向が見られました。私はこのレギュレターが機械的に壊れて、殆ど昨機能していないのではないかとも考えたのですが、計測中にバキュームを外したり付けたりすると、若干ながら数値は変動するので、一応機能していると結論付けました。

そう言えば以前、「バキュームを解放してやれば、燃圧は下がる！」と誤解し、外して走った時は、妙な回転のバラつきが無くなっていた事を思い出しました。その方が低回転時でも少しは燃料が増えて調子が出たのかも知れません。因みに今回、小一時間アイドリングのままでしたが、その後外したプラグを見ても、ススは殆どなく非常にキレイなものでした。

このようなリーン状態になる原因を考えてみると、燃圧低下の原因となりうる燃料ポンプの劣化や、エンジンO/Hの際にポートを修正した影響で、空気の吸入効率向上に伴うガソリン不足等が考えつきましたが、それ以前に各センサー類の機能が生きているかを判断していく必要があるのでは？という意見でまとまりました。確かに、新品交換していないセンサーが数多くありますので、疑ってみる余地は十分にあると思います。コンピューターと同じように、各センサー類も３０年近く使いっぱなしですから、ダイアグでは出ない程度の不具合があるかも知れません。丹念にテスターを使って、調べていこうと思いました。


最後になりましたが・・・

耶麻さん、遅い時間に訪ねて行ったにも関わらず、丁寧に教えて頂きまして本当にありがとうございました。まだまだ何にも分からない私ですが、自分なりに触って頑張っていきますので、ご指南の程どうぞ宜しくお願い致しますｍ（＿　＿）ｍﾍﾟｺ!