昨夜、青山のホンダ本社1Fのイベントホールで、「NSX Special Night」なる催しが開かれました。
主役がスポーツカーなので僕も馳せ参じたのですが、電車で出掛けたため手荷物をなるべく減らそうと思った結果、いつものデジカメを持っていくのを忘れてしまったんですね、ドジなことに。
そこで、BlackBerryスマートフォンの200万画素しかないカメラで撮ったのがこれらの画像です。
そこではデトロイトでデビューした新しいNSXコンセプトを本気で仕上げていくというホンダの意思表明がメインの内容だったのですが、僕はひとつ興味深いNSX開発秘話を入手したのですね。
ただしそれは新しいNSXコンセプトに関するものではなく、初代NSXの開発秘話なのですが・・・。
たしか、初代NSXの市販型が発表される1年ほど前の1989年のこと、今回と同じホンダ本社でNSXプロトタイプのプレスお披露目会があり、そこで当時の川本社長とお話しているときに、エンジンはSOHCでも出来るのだけどやっぱりDOHCがいいですかね、とお尋ねいただいたのです。
そこで僕は、ホンダのスポーツカーですからそれはやっぱりツインカムがよろしいのではないでしょうか、と川本さんに申し上げたのですね、S800の熱烈なファンだった僕の素直な心情として。
そのことを今回、初代NSXの開発責任者としてNSX Special Nightに参加していた上原 繁さんに話してみたら、そうなんです、あのSOHC V6はいいエンジンで、250ps出てました、というのです。
しかも途中でSOHCからDOHCに変更することが決まったので、エンジンルームの空間を確保するためにホイールベースを伸ばしたり、ボディをいじったり、大変だったんです、と上原さんは仰る。
まさか川本社長が僕のひと言でDOHCエンジンの採用を決めたなんてあり得ないと思うが、NSXというクルマの成り立ちに若干の影響を与えた可能性もあると思うと、少し責任を感じたりして。
もちろんホンダのスーパースポーツたるNSXのエンジンはDOHCで正解だったと今でも思うけれど、ヘッドの小さいSOHC V6を積んだよりコンパクトなボディのNSXもドライビングしてみたかったと、今から25年近く前の歴史のなかの開発秘話を聞いてふと思ったスポーツカー親爺でした。
Posted at 2012/02/04 19:55:51 | |
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