ゴールデンウィークの宿題の続きです。
リチウムイオンバッテリーのジャンプスターターで、実際にバイクのエンジンがかかるか試してみました。
ジャンプスターターをバッテリーの端子に接続するために購入したケーブルがやっと中国から届いたので、試してみます。
ジャンプスターター→EC5コネクタ-SAEコネクタケーブル(購入)→SAEコネクタ-丸端子ケーブル(購入して丸端子を圧着)→バッテリー
という構成です(SAEコネクタは、充電器のケーブルを接続するためのコネクタ。これを使ってジャンプスターターを接続)。
バッテリーのマイナス端子に繋がるケーブルをマイナス端子から外して、配線同士を接続します。これでジャンプスターターの電力だけでエンジンをかけることになります。
以下、自分のドカの始動手順です(エンジンが冷えた状態からの始動)
(0) 燃料コックをON、キルスイッチをON
(1) キーをONにする。燃料ポンプが動作開始。
(2) キャブ(マロッシ)のティクラーを押して、燃料をオーバーフローさせる。(ガソリンが、キャブからチョロっと漏れ出ます。チョークがないので、始動時に濃いガスをシリンダーに送り込むためにこの儀式が必要です。ちゃんとやらないと火が入らない。やりすぎるとプラグがかぶる)
(3) スタータースイッチを押してセルを回す(ハイスロなので、右手でスロットルを握ったまま、スタータースイッチを右の親指で押すのがちょっと遠いので、左手でスイッチを押してます)
(4) 火がついたら、間髪入れず少しスロットルを開けて回転を安定させる。火がつく前にスロットルを開けると火がつかないし、火がついても、スロットルを開けないと止まってしまいます。
前置きが長くなりましたが、キーをオンする直前にジャンプスターターを繋いで、エンジンを始動してみます。
スタータースイッチを押すと、ちゃんとクランキングします(ちょっと電圧が低いが)。5秒ぐらい、クランキングさせましたが、火がつきません。
説明書通り、30秒開けて、再びクランキング(約5秒)。エンジンかからず。
これを後2回やりましたが、エンジンは掛からずでした。ティクラーの儀式が不十分だったようです。
クランキングを4回やったところで、ジャンプスターターのバッテリーの容量が50%になりました。説明書によると50%を切ったら使うなとあるので、ここでやめました。
出先でバッテリーが上がって、エンジンが掛からなくなった場合(既にエンジンがかかっていた後なら)は大丈夫でしょう。真冬のコールドスタートは厳しいかもしれません(バイクで真冬に自宅以外でコールドスタートするのは、泊まりがけで何処かに行った場合ぐらいですが、あまりなさそうです。仮に泊まりがけで行く場合は、でかい方のジャンプスターターを持っていくことにします)。
ジャンプスターターはそれほど発熱しておらず、ほんのり暖かくなった程度です。
ここで、問題発覚です。ケーブルを繋いでいるSAEコネクタ部が触れないぐらい熱くなってました。電流容量が足りていないようです。短時間なら耐えられるかと思ってましたがダメでした。
これはまずいので、ケーブルの構成を変えることに。
ジャンプスターター→EC5-丸端子ケーブル→バッテリー
として、ジャンプスターターとバイクのバッテリーを直結できるようにしました。充電器へ接続するために、EC5-SAEの変換ケーブルを作ることに。
そのままずばりのケーブルもアマゾンにあったのですが、中国からの発送品で時間がかかるので、国内発送のケーブルとコネクタを調達して、自分で作ることにしました。
色々調べて分かったのが、EC5というコネクタは、ラジコンのバッテリー接続に使われている大電流が流せるコネクターだということです。そういえば、今やラジコンヘリも電動なんですね。ドローンもそうですけど、リチウムイオンバッテリーの進化のお陰です。
EC5の端子に太いケーブルをはんだ付けで接続するので、慣れないと大変です(愛用のハンダゴテはホーザンの29Wですが、もっとワット数の大きいハンダゴテがないと時間がかかります)。
再びテストです。今度はティクラーの儀式をきっちりやって挑みました。
テストの結果、ジャンプスターターでちゃんと始動できるのが確認できました。
コネクターや配線がほんのり暖かくなるぐらいで、発熱も問題ないです。
ということで、やっと、ジャンプスターターを使う準備は揃いました。
レギュレータも新しくなり、バッテリー上がりの可能性は低くできたと思いますが、ジャンプスターターを携帯できるので安心してバイクに乗れます。
Posted at 2020/05/24 22:10:19 | |
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