ロボ部長のブログ一覧

エクスプローラーのエコブーストについて話を聞きにフォード江戸川を訪ねました。いつも親切に応対してくださるMさんに会えたので、今年の日本でのフォードの動向もうかがったところ、あくまで確定ではないものの、現状のタイムスケジュールでは年末頃に2013年型のフォーカス導入が控えているという話を聞かせてくれました。先に国内導入がささやかれていたフィエスタはマイナーチェンジが予定されているため、それを待ってからの導入となり、フォーカスが先に日本復活を果たすことになるようです。生産地については気にならないので聞きませんでしたが、ともかくこれまでフォーカスを愛用している人にとっては待った甲斐のある、これから新たにフォードを選ぶ人にとっては他車とは違う魅力のある一台として、日本へやってくることを期待しています。

家の近くを歩いていたら不意に隣にフィエスタがやってきました。おそらくこれまで何度か写真をアップしたことのある近所のGLXです。こうしてあらためて見ても、先代フィエスタは端正な造形がされていますね。各部のラインや面のカーブの度合いなどが整理されていて気持ちのよい秩序が感じられます。私はいまでも歴代フォード車の中でこのフィエスタの形が一番好きです。

まさか自宅のすぐそばでこんなマニアックな一台を見るとは思いませんでした。スティーブ・マックィーンのカーチェイスで名をはせた映画「Bullitt」のマスタングのクローンです。現在に至るまで、折に触れてマスタングのラインナップにBullittモデルが設定されるくらいなので、BullittはBossやMach1のように、マスタングのヒストリーに欠かせない存在なのでしょう。
このようにオリジナルに忠実に、1968年頃のファストバックを劇中車のクローンに仕立てる向きも多いようです。腹に響く太い音を残して走り去って行きましたが、もしかするとそのエキゾーストも劇中車を意識しているのかもしれません。

近所のアメリカ車専門店にある在庫車です。パステルトーンのボディカラーも、どこかしらファニーなフロントマスクも、このクルマでしか表現できない唯一無二の世界を見事に表しています。自動車を、動力性能やメカニカルな完成度、ステイタスといった要素によらず、純粋にそれが醸し出すムードに魅せられて選べる余裕があってもいい。そのときこのサンダーバードは最良の選択になれる気がします。“洒脱な遊び心”がこれほど似合う一台はそうそうありません。

というより「エコノライン」の方が通りがいいですね。アメリカならどこででも当たり前に見られるこのフルサイズバンも、最近の報道によればもうすぐユーロフォードのトランジットをベースにした新型に取って代わられる見込みで、いよいよ長い歴史に終止符を打つようです。であれば、改造もあまり受けていない感じのストックに近いほぼ最終型に出会えたのはラッキーでした。見るからに頼れる道具、といった雰囲気がたまりません。