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ロボ部長のブログ一覧

2021年06月30日 イイね!

その名は「ストリートスクーター」

その名は「ストリートスクーター」川崎市内を走行中、沿道のヤマトの営業所にこの車がいるのが見えた時は、遠目だったこともあり、一瞬本気でトランジット?かと錯覚しました。近くの量販店の駐車場にフィエスタを停めて見に行ったところ、さすがにトランジットではなかったものの、それは見慣れないバンでした。キャブオーバーでなくボンネットが突き出した外形と、特にヘッドランプやグリル・バンパー周辺の造形が、2013年頃のV408トランジット・コネクトの印象とダブって見えたんですね。


(写真はWiki.掲載のものを借用)

その場で調べたら、ヤマトが首都圏の営業所を中心に昨年から導入を開始した、ストリートスクーター社のEVバンでした。ストリートスクーター社はドイツのEVベンチャーで、ドイツポストなど欧州の物流事業者へ多くのEVを納入した実績がある企業だそうです。日本支社もあって今年の輸入EV見本市にも出展したとか。おそらくヤマトとの関係が生じた関係で、日本にも正式なビジネスの拠点を設けたのでしょう。
ヤマトとの間では、ストリートスクーターのオリジナルEVバンをベースに、宅急便事業に合致した車両の仕様とするべく共同開発が行われたらしく、特に都市圏での配送用途に最適化された内容の車両になっているようです。電池容量なども合理的なレベルとすることでコストを抑制しているとのこと。ちょっと驚いたのは、実車を前にすると案外小型に映ったのが、実際は車幅が1,830mm程度あるということで、とてもそうは見えなかったですね。ヤマトでよく使われているウオークスルー可能なデリバリーバンと比べると車高も低いので、そこまで大柄には見えなかったようです。
土台がヨーロピアン・バンであっても、日本での宅急便ビジネスの実情に則した使い勝手が随所に盛り込まれた「ジャパン・ヤマト・バージョン」といったところですね。

ドイツのメーカーで、ちょっとトランジットっぽい印象もあったので、もしかするとフォードとの関係も何かあるのでは?と邪推し、後から少し調べたところ、2018年にトランジットをベースとしたDHL向けのストリートスクーターのEVバンが、フォードの工場で生産されていたことがわかりました。当時のフォード発の報道資料によれば、V363トランジットをベースにやはりDHLの配送業務に適したEV化の設計をストリートスクーターが行い、StreetScooter WORK XLの車名で車両生産をフォードが請け負っていました。なるほど、その当時の公式写真を見ると、車両自体のパッと見はトランジットながら、フロントグリルにはブルーオーバルではなくストリートスクーターのロゴが付けられています。




(写真はFord of Europeのプレスフォトを掲載)

おそらくこの協業は、フォードにとっても来たる商用車の電動化推進に向けた足掛かりとする意図があったと思われます。結果としては、使い勝手やコストでまだ当時のディーゼルの牙城を崩すほどではなく、両社間の関係は継続されることなく、車両製造も打ち切られたようです。ちなみに現在フォードではE-トランジットの開発が、2022年の販売開始をめざして急ピッチで進められていますが、そこでは特にストリートスクーターとの関係をうかがわせるものはありません。

あと、私としてはデザインのことが気になるので調べてみました。ストリートスクーターのような規模のベンチャーで自社内にデザイナーを擁しているケースは少ないはずなので、おそらく社外のデザイン事業者が関与していると予想したところ、やはり車両デザインを主な業務とするドイツの専門会社が関わったようです。その会社の代表者であるデザイナーが、もしかするとフォード出身かも?などと期待したのですが、そうではなく、VWでのデザイナーとしてのキャリアがある方でした。
Posted at 2021/06/30 17:01:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2021年06月27日 イイね!

「2つの顔を持つ車」C-MAXを見た!

「2つの顔を持つ車」C-MAXを見た!実はモッズさんで、フォーカスセダン以上に実車を見たかったのがこのC-MAXだったのです。これも幸いなことに、ストックヤード内のわりと手前側に置かれていたため、敷地内に入れなくても公道上からここまで姿を収めることができました。 

この車の何がすごいかって、まさに「ダブルグリル」と表現するのがぴったりなフロントエンドの造形です。
フォード・ブルーオーバルを擁したトップ部のグリルと、クローム仕上げの横桟を持ったロワーグリルとの組み合わせ、その両者の整合や均衡がまるで考慮されておらず、それぞれに違ったモチーフのグリルを上下に2つ、とにかく配してみた感がハンパありません。2種類の異なる表情を持ったグリルが上下でお互いに存在を主張しており、まるで「2つの顔を持つ車」なのです。

トップ部のグリル(グリル1)は、キネティック・デザインの初期に見られた、比較的スリムな開口部のセンターにブルーオーバルと太めのクロームのバーを入れる処理で、これはC520クーガなどと相通じています。



それに対するロワー部のグリル(グリル2)は、コーナーを面取りした台形基調にクロームの横桟を複数本持つ、キネティック・デザインからの発展形であるワングローバル・デザインで採用されたグリルです。後期型B299フィエスタをはじめ、2014年以降のフォード各車でお馴染みのモチーフですね。いわゆる「アストン顔」と称されるグリルで、これはそれまでの上下二段構成を前提としていたグリルを、メインの一枚に置き換えることが前提とされていました。



2000年代後半頃から導入されたキネティック・デザインでは、グリルは上下配置の二段構成でした。しかし、ロワー部の台形グリルはサイズこそ大きめながら、クロームの加飾が外縁部のみと控えめで、グリルというよりは「大きな開口部」といった扱いだったのです。
このC-MAX登場直後(下写真:2012年頃)の姿が、まさにそのキネティック・デザイン当初の姿に相当します。ご覧の通り、ロワーグリルは大きいけれど、それほどグリルとしての存在を主張していないのが分かります。


C-MAXがアメリカ市場でハイブリッドMPVとして発売されることになった2013年は、キネティック・デザインから発展したワングローバル・デザインが本格的に展開される少し前のタイミングで、おそらくその露払い的な位置づけとして、いち早く「アストン顔」のグリルを搭載したものと想像します。ただし、それ以前のトップ部のグリルもそのまま生かされた形で。
このような極端なダブルグリル処理は、このC-MAXの他だと、実車を見たことはないですが、ヨーロッパでC-MAXより小型のセンターピラーレスMPVとしてリリースされたB-MAXが該当します。

一体、この「2つの顔を持つ車」2つのグリルの組み合わせがどれほどのハレーションを発しているのか、ぜひとも実車を見てみたかったのですが、実際に見た上での結論を言うと、思っていたより違和感は少なく、案外すんなりと腑落ちしました。ミニバン的な全高の高さによるフロントエンドのボリュームをカバーするには、これくらいアイキャッチとなる要素を上下に配置しないと持たなかったのでしょうね。
とはいえ、やはり車の表情を決定づける要となるグリルの扱いとしては、かなりぶっきらぼうで、いかにも洗練さに欠けるものです。私的には、こういう予定調和を崩したようなのは結構好きですけど(^^
Posted at 2021/06/27 21:08:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | C-MAX | クルマ
2021年06月26日 イイね!

目の前にフォーカスセダン

目の前にフォーカスセダンもうね、本当に拍子抜けするくらいに・・公道沿いすぐの、手の届くような場所に駐車されていましたよ。これは通りから見たまま、自分の車を最寄りの路肩に置いて歩いてきた時のまさに目の前に見えた光景のまま、そのままなフォーカスセダンです。
販売店のショップ本部自体の位置はこことは別の場所なのですけど、車にプライスカードも掲げられて「For Sale」と書かれているなど、まるでここが販売拠点であるかのような扱いでした。

C346フォーカスセダンのTitanium。おそらくUSモデルでしょう、販売店のウェブ掲載情報によるとバイフューエル仕様なので、もしかすると南米仕様かも?これは実車を見てみると、実にいいですよ。いかにもアメリカで「普通に選ばれて普通に乗られている4ドアセダン」といった趣が素敵です。普通とはいえ、MC後のちょっと煌びやかなフロントグリルも効果的で、ただ地味なだけでない、華もある印象なのがいい。
何より、このボディカラーが効いていますね。C346フォーカスの持ち味である複雑なボディのプレス形状がよく引き立つ色になっています。そのくせセダンらしい落ち着いたフォーマリティも感じられる。
昔、私が愛用していたC170フォーカスSEのセダンのことを思い出しました。基本的にはアノニマスで飛び抜けた個性のない、でも信頼の置けるいい仕事をしてくれそうな存在感が懐かしく思い出されました。言うまでもなく、このC346セダンの方が、それよりも数段プレミアムな雰囲気を放っていますが。

こちら、お分かりの通り横浜のモッズインターナショナルさんです。ストックヤードの場所を突き止めて訪ねてみました。どこのショップでも、ストックヤードの場所まで示している例はほとんど無いので、以前の同店の公式FBにストックヤードらしき写真が数枚掲載されていたのを見つけて、そこから独自に場所を割り出したのです。
その写真に写っていた、
・背景遠景のランドマーク的な建物
・交通標識
・周囲の植え込みや建築物などの年代感(住宅地が古めか・新しめか)
こういった要素と、ショップの位置との関係から(さすがにショップ本部からあまり遠く離れていない場所のはず)、おおよその場所を地図上で見当を付けたら、あとはGAFAさんの力を得て、ストリートビューなどを駆使して見つけました。もちろん、その場所は公道沿いの誰にでも目にできる場所であることも確かめていました。

それにしたって、こんなにすぐに・それも目の前に何の障壁もなく、出会えるとはまったく思っていなかったです。
コアな方であれば、モッズさんにもう一台、癖の強いフォード車が長く在庫していることもよくご承知でしょう。そちらはまた明日以降にでも。
Posted at 2021/06/26 21:41:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | Focus | クルマ
2021年06月20日 イイね!

意外と少ない、シルバーのフォード

意外と少ない、シルバーのフォード先だってFLC四日市店で開かれたEurope Ford Meetingでも、参加されたフォード車の多くがブルー系だったようですし、このU502エクスプローラーであれば今日見たインゴットシルバーは、日本だとド定番色である白と黒の前であまりに影が薄かった。それ以外のモデルだと・・先日、BOSE Loverさんがブログで紹介されていたB299フィエスタのムーンダストシルバーも、実はブルーキャンディやフローズンホワイト、レースレッドなどと比べたらかなりの少数派と思われます。おそらくカタログカラーの中では最も台数が少なかったに違いありません。あと、クーガでも然りです。フォーカスは初代C170だとシルバーが国際的にイメージカラーとされたので、国内でもよく売れていましたが、特に晩年のC346になるとやはりインゴットシルバーは少数派となり、途中でカタログモデルから落とされてしまうという憂き目に・・
ついでに、わりと台数が多いマスタングであっても、私自身は現行型のS550のシルバーというのは未だ一台も見たことがありません。先代のS197だってやはりシルバーモデルは少なかったはずです。

これはシルバーカラーの人気度が他色と比べて低かったからなのか、それともFJLがシルバー系に割り当てた台数が少なかったからなのか?いずれかはわかりませんが、ひとつ言えるのは特にUS系モデルで、シルバーは普及グレード車の設定色とされることが多かったため(U502エクスプローラーでもインゴットシルバーはXLTに標準設定)、わりと上位グレード車が好んで選ばれる傾向にある日本市場だと、なおさらシルバーの出る量が限られたことは確かでしょう。

シルバーは立体造形の陰影がよく表れる一方で、立体表面への映り込みや乱反射が少ないため、ボディ本来の面質をニュートラルに表現できる色です。その車の造形の巧拙がストレートに現れる、ある意味でごまかしの効かない色という点で、シルバーがよくハマった車を見ると個人的には感心させられます。

Posted at 2021/06/20 18:42:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | Explorer | クルマ
2021年06月19日 イイね!

仕事のF-150

仕事のF-1502回続けてのF-150ですが、今日のように業務用として使われているのは私は日本ではこれまでに見た記憶がないです・・・って、アメリカに行ったことがないから、向こうで仕事に使われているF-150だってそもそも見たことがないんですけどね(^^;)でも、アメリカでならごく当たり前なF-150の使い途でしょう。ここ日本だと、ベッド部にトノカバーがかけられて荷台が使われていない状態のF-150だって珍しくないので、ある意味で本来のF-150の姿であるように映りました。

こちらは店舗や住宅の内装工事会社で、ベッドには工事用のツールなどが積まれているのがいかにも業務用らしくていい。そして、この写真をご覧になるとお気づきでしょうか、こちらの会社は、自社のロゴマークの色と、もしかすると同じトーンの色のF-150をカンパニーカーとしてわざわざ選んだのではないかと?このF-150が現場にいれば、あぁあの会社だとイメージができるーそんなことをもし考えてのセレクトだとしたなら、なかなか巧みだな、と思います。
正直なところ、下町の現場に入っていくには、少し古めのF-150とはいえ十分に大きいから手を焼かされそうな場面もありそうですが、ガンガン使われている様子がうかがえる、頼もしい存在感です。
Posted at 2021/06/19 19:10:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | F-150 | クルマ

プロフィール

「@Yorupikuさん、やはりそうでしたか😃最近2年くらいはかつて撮影した場所では姿を見なくなっていたのですが、今も元気にしてるのなら嬉しいですね。」
何シテル?   04/30 09:06
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。Fordを30年以上にわたって乗り継いでいます。2016年をもってFordは日本から事業撤退しまし...
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