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ロボ部長のブログ一覧

2019年05月31日 イイね!

本日発売・「マニアックスカーズ」の特集は

本日発売・「マニアックスカーズ」の特集は『ほどほど日本フォード』-日本フォードの各車は、当時の個体が現存していること自体がレアだから、それらが一堂に会しているというだけで十分に楽しいのですが、しかし一方で何か平板な印象がある・・
(ヘンタイ)車そのものに徹底してスポットを浴びせるマゾヒスティックさが売りの媒体で、これまで一貫してそのスタンスをキープしてきた編集方針は大したものであっても、やはり車ばかりで「人」がほとんど出てこないことに起因する限界・・タイトル通りの「ほどほど感」?も今回は感じさせます。

とはいえ、現役のマツダ社員に当時の話を聞くといったことは難しそうだから、例えばオートラマの創世記を知る関係者OBへのインタビューなどあってもよかったのではないか、と。特に、日本フォードという、すでに歴史の遺産となった対象を取り上げるのであれば、やはり商品に加えて、当事者の生きた言葉を介することによってより理解が深められる面があったように思いました。

そうしたいくらかの惜しい点はさておいて、特集としてはもちろん出色かつ空前絶後な内容です。私にとっては本当に懐かしいフェスティバ5が特集のトップに来ているのには感涙モノでした。キャンバストップとかGT-Xには目もくれないあたりは期待通り(^^;)しかも、その個体は限りなくオリジナルに近そうなコンディション-あの内外ともにグレーな世界が忠実に保たれている!できることなら久しぶりにこちらの実車に会ってみたいです。
日本フォードとして最初に販売された初代レーザーやテルスターの姿はありません。さすがに、もはや誌面に登場できるような個体は国内には残っていないのでしょうね。

今日の写真は、今から7年前に、かつてのオートラマ神田店跡をブログで取り上げた際とほぼ同じ地点で写しました。ご覧の通り今では大きなマンションが建っていて、もうそこにオートラマ店舗があった面影もないのですが、この特集であればこの場所でなければ!と思った次第。
Posted at 2019/05/31 22:28:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | Ford | クルマ
2019年05月29日 イイね!

フォードの影響下にマツダはもうない

フォードの影響下にマツダはもうない何を今さら、と言われそうですね。マツダがフォードの傘下を脱してすでに長く、フォードからの資本参加も引き上げられ、もうマツダは独自の地歩を築いていますから。フォードとのアライアンスの産物で目に見えるかたちで今なお残るのは、もはやZoom-Zoomのスローガンくらい?

Mazda3はファミリア→アクセラという伝統のネーミングを変えてまでのブランニューモデルであるのと、メディアでの前評判がやけに高いこともあって私も気になっていたので、昨日実車を見てきました。ただし試乗はなく、ショールーム展示車に接しただけですが、なるほど確かに、目に見える部分・身体に触れる部分の形状や質感へのこだわりは相当でしたね。ドアハンドルなんか、非常用のキーホールさえ内側に隠しこんであり、滑らかなオブジェのようで驚きました。ボディサイドパネルの造形などもシンプルながら手が込んでいて、最近の表現過多なカースタイリングに対する異議申し立ての意志が伝わってきます。

事前の写真から、特にリアの居住性に関心を持っていました。想像通り、サイドガラスの面積の狭さと極太のB/Cピラー、リアドアのオープニングラインの下降度合い、重厚なブラック基調のトリムなどが相まって閉塞的な空間でした。フロントも寝たAピラーに加え、ドアパネル内側の凹凸が反復された造形など、どうにも身体を解放してくれない感覚が付きまとい、私自身の結論としては落ち着けない、長く乗っていたくないと生理的に感じる車でした(あくまで屋内での静止状態における印象です)。
そう感じさせたのは物理的な要因もさることながら、Mazda3(そしてマツダ)がことさらに「美」を強調することに象徴される、美意識という名の緊張感を人に強いる車であるように思えたのが大きいです。そして、Mazda3という、いわばマツダにとってボリュームゾーンを担う車種からこういう感覚を得たことは、今さらながらですが、マツダはフォードから完全に離れ、違う方向に進んでいると確信させるに十分なものでした。

私は日頃、フォードのことを表すのに3つのYoがあてはまると考えています。それは「鷹揚・寛容・実用」です。Mazda3はこのどれにもあたらなそうです。そこには、Mazda3に共感してくれる人に対して突き詰められた車の姿があり、同じ価値観を有する人を囲い込むかのようなキャラクターがありました。長年、フォードというユニバーサル志向の企業との協業を重ねてきた上で、マツダが現在のような境地に至ったならば、それは企業としてのひとつの哲学・行き方を得たわけだから尊重すべきなのでしょう。私は支持しませんが。












Posted at 2019/05/29 22:02:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2019年05月26日 イイね!

久々、公道上でのフォーカスST二代目

久々、公道上でのフォーカスST二代目自宅近所で。二代目フォーカスのSTは久しぶりに公道上で会えた気がします。考えてみれば、もうこのクルマだって日本で15年近い車齢になるわけですし、ハイパフォーマンス志向ゆえに短命に終わらざるを得なかった個体だってあるでしょう。
新車販売当時はその高いコスパ性もあって存外によく売れたように思えたものですが、イメージカラーであったエレクトリックオレンジの印象が強かったので、実際の台数以上に、街で見るとインパクト大だったことも、このクルマが当時売れていたように感じさせた面があったのかもしれない。

こちらのSTは、外見的にもホイールをはじめ、いろいろな部分にモディファイが施されているのがわかります。ちょっとおもしろく感じられたのは、STのバッヂが2個付けられていること。よく見るとリアフェンダー手前のサイドパネルにもSTバッヂが見えます。アフターパーツが少ない中で、オリジナルの演出にいろいろ工夫されるオーナーさんが多いSTにあっても、こうしたモディファイは初めて見ました。

二代目フォーカスは基本アーキテクチャの関係でサイズが大型化して、それはこのSTであってもやはり全体に大柄に感じられますね。フロントにボルボ由来の5気筒が横置きにされているというのも、特に全幅が広いことの必然性を物語っています。
Posted at 2019/05/26 18:13:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | Focus | クルマ
2019年05月22日 イイね!

One Fordが導いたものとは?

One Fordが導いたものとは?FoMoCoの人員削減をめぐるニュースが報じられています。自動車メーカーでしばしば行われる工場作業従事者の一時雇い止め(レイオフ)でなく、ホワイトカラーの大規模な削減という点で、フォードという企業のあり方に及ぼす影響もより大きそうです。
北米市場での商品構成のリストラや欧州におけるVWとの提携など、ここ最近のフォードの経営をめぐる状況に加え、中国市場の販売不振なども影を落としているのでしょう。もちろん、そもそもには「100年に一度」とさえ言われる自動車産業自体の地殻変動が作用しているはずです。

特にアメリカの企業なら人員のリストラも当然の経営策とされますが、私などはたとえフォードを信頼していても、今回のような措置に対してとても共感できるものではありません。そして、そのような状況へ至ったことに経営トップが掲げた方針が大きく影響したことは論を待ちません。
米中間の通商紛争、イギリスのEU離脱の選択、中国における自動車市場をめぐる不確実な情勢といった、一企業の対応許容度をはるかに上回る外的要因が関わることは確かでも、フォード自身の経営の舵取り・自動車分野の将来に対する見通しに難があったように感じられる部分も多々あります。その一つひとつをここで述べることはできませんが、2008年のリーマン・ショック後のフォード経営危機に端を発したOne Ford戦略については、そろそろいったん総括できる時期にあるように思います。

One Fordによって世界共通の車種展開がグローバルに行われることで、経営資源の集約による効率性や収益性の改善、製品品質の安定と向上、ブランドイメージの強化などをもたらすとされました。
しかし、アメリカでは原油安基調を受けてピックアップやSUVの需要が増大し、入れ替わりに欧州起源の小型車系が消滅する見通しとなり、中国でもやはり欧州系の小型車シェアが落ち込むなどの反面、新たなグローバル商品として位置づけられる基軸車の開発が遅れるなど、当初の目論見通りとは言い難い現状です。一方で、新興国市場を意識して開発された車種がグローバルに展開されるメリットは、ユーザーサイドからは正当に評価されているのでしょうか。

グローバル企業であるフォードにとって、One Ford的なアプローチは今に始まったことではなく、過去をさかのぼってみても、初代FFエスコートや初代モンデオ、初代フォーカスなどはそれに近かった事例といえます。ただ、それらが単独の車種(商品)レベルでの国際展開であったのに対して、One Fordは経営全体の観点でグローバルなスケールメリットを中長期的に求めた点で、大きく異なります。この点で、企業としての経営改善が明確に図られたのであれば戦略的に正しい面がありますが、実際に提供されるサービス内容が至っていないとユーザーからみなされたとすれば、あくまでも供給者側に都合のよいロジックであるという面も明らかになります。
「世界のどこであってもユーザーがクルマに求めるものはほぼ同じである」-One Fordの導入にあたりフォードの経営陣はそう述べていました。果たしてその言葉の通りであったのか、将来にわたりフォードの企業基盤を成す上で適切な経営思想であるのか、皆さんはどうお考えでしょう?
Posted at 2019/05/22 18:17:16 | コメント(5) | トラックバック(0) | Ford | クルマ
2019年05月13日 イイね!

ガラス戸の向こうには、JAPANブリット?

ガラス戸の向こうには、JAPANブリット?文京区のとある場所を歩いていて、道路に面した集合住宅の一階の、大きなガラス扉の向こう側に、S197マスタングのブリットらしき車が駐車されていることに気付きました。
道路から写したこの写真では、ガラスに黒っぽい色が付いているため、中に収まった車の様子がなかなかはっきりとうかがえません。しかし明らかにガラス越しに、ダークハイランドグリーン調のS197を確認しました。

S197マスタングのブリットといえば、フォード純正による「ブリット・パッケージ」として2008年、2009年の2年間限定でリリースされたモデルがあり、それは一般にUSブリットなどと称されています。USブリットは、私は過去に一台だけ実車を見たことがあり、それと比べると今日出会ったこちらのモデルは、いくつかの部分で相違点がありました。例えばUSブリットのフロントグリルがハニカムパターンであるのに対して、今日のはメッシュであったり、USブリットには付いていないボディサイドのGTエンブレムやダミーエアスクープがあったり、といった塩梅です。

おそらくこちらのモデルは、USブリットではなく、それよりも前に日本でS197マスタングをベースに、昔日のブリットのイメージでモディファイされたカスタムモデルだろうと考えています。だいぶ以前にネコパブリッシングから発刊されたマスタングのムックに、そのJAPANブリット?が紹介されていたことを記憶しています。私はこれまで実車を見たことがなかったので、もしこのマスタングがそれであれば、これもUSブリットとは違った意味で希少な存在ではないかと思います。



5/14 追記:
みん友のホープさんの愛車がまさにJAPANブリット、すなわちBF(Blue Flame)ブリットで、その成り立ちやディテールについてくわしく紹介されています。
Posted at 2019/05/13 22:20:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

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「@Yorupikuさん、やはりそうでしたか😃最近2年くらいはかつて撮影した場所では姿を見なくなっていたのですが、今も元気にしてるのなら嬉しいですね。」
何シテル?   04/30 09:06
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。Fordを30年以上にわたって乗り継いでいます。2016年をもってFordは日本から事業撤退しまし...
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