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ロボ部長のブログ一覧

2024年02月24日 イイね!

週刊守谷(第二号)

週刊守谷(第二号)今日はフィエスタを車検で守谷店に預けてきた。つい先週、やはり守谷店へフォーカスを走らせた時と同じ40km弱の道のりをフィエスタで走ると、自ずと両車のキャラクターの違いを鮮明に感じ取ることとなる。いみじくも、我がフィエスタとフォーカスはどちらもエンジンの最高出力が100psで共通しているが、フィエスタのアクセルONで弾け出すかのようなチャキチャキとした身さばきは、いかにも街乗りカーとしての特性に勝る印象だ。対するフォーカスは、車全体がより鷹揚な振る舞いを許容するかのような、「包容力」が高い感覚を与えてくれる(決してフォーカスがフィエスタと比べてダルであるという意味ではない)。世代の違い・車格の違いを当然の前提として、やはりフィエスタとフォーカスは異なる存在なのだ-わざわざ言うまでもないことですけどね。

フィエスタといえば、ヨーロッパの主要国のフォード公式サイトに、依然としてフィエスタが掲載されていることが気になる。そもそも、電動化の推進のため開発コストの振り向けや生産設備の刷新などが必要という理由から、昨年7月でこの伝統ある小型車の歴史に終止符が打たれたはずなのに、それから半年以上が経過して今なおユーザーが購入可能な状況にあるというのは、何を物語るのだろう?フォードにおける電動化の進展が想定していたよりペースが鈍く、当初は23年中に販売開始予定だった欧州版BEVエクスプローラーの生産もまだ始まっていないくらいだから、フィエスタクラスのBEVの登場などまだまだ現実的ではない。一方で、電動化へのシフトに加え、ヨーロッパの景況や世界的な自動車生産の停滞などの影響を受けて現地での自動車価格相場が上昇していることで、より廉価な車を求める顧客が増加しているのかもしれない。今のヨーロッパフォードだとピューマがボトムレンジを担う役割を果たし、実際にイギリスではベストセラーカーになっているようだが、それよりもさらに価格帯が安い車種が必要になってきているから、ディスコンになったフィエスタがなおも「リリーフ役」としてラインナップされているのではないだろうか?

今はまさに歴史に残る自動車産業の一大変革の途上にある段階ゆえ、フォードが下した経営判断に対する評価などまだできるはずもないが、しかし後年になって、フィエスタを切ったことがユーザーのメリットだけでなく、フォード自身の利益さえも損なった、などといったことにならなければいいと思う。
Posted at 2024/02/24 18:12:33 | コメント(4) | トラックバック(0) | Fiesta | クルマ
2024年02月17日 イイね!

週刊守谷(第一号)

週刊守谷(第一号)今日はフォーカスの半年点検で守谷店へ。昨年夏の車検から走行距離は1,000kmも増えていないものの、定期的なチェックは欠かしたくないゆえのドック入りである。結果として特段の問題点はなかった。実際にエンジンの回転はひじょうに安定しているし、脚のダンピングもまだ抜けている感じはなく腰が据わっている。とにかく走らせていて気分がいいのだ。そんなふうに存外に調子がいいことが日常使いで実感できているので、チェックの結果にも納得が行く。
守谷店では初代フォーカスが一定数売れていた当時にサービスを担当していたというメカニックさんが在籍していて、その方が診てくださっているのが心強い。初代フォーカスのサービス経験が豊富でウィークポイントをよくわかっているからこそ、その見立てには安心ができるのである。
ちなみに次の半年点検で訪ねる頃には、フォーカスの走行距離も10万kmの大台を超えているはずだ。

来週にはフィエスタの車検でまた守谷店を訪ねる。再来週にはフィエスタの引き取りでも行くことになるため、実に3週連続での守谷店の訪問となる。
守谷店は基本的にプジョーとシトロエン(DS)の専門店なのでフォードは外様である。そして年々、敷地内にいるフォード車の数が減っていることを実感している。今日はざっと見たところでフィエスタが2台と、マスタング・エコスポーツが1台ずつ。エクスプローラーは数台いるのが常で、少し古めの世代だと今日はフィエスタSTが1台いたが、そんな中で我がフォーカスは相当のロートルなはずだが、まだまだ元気なので守谷店さんにはこれからもお世話になりますよ。
Posted at 2024/02/17 21:43:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | Focus | クルマ
2024年02月12日 イイね!

ニューエッジ同期会

ニューエッジ同期会(以下長文)
発端はtamapさんの昨年末のブログ、ご愛車のフォーカスST170の「終活」を考え始めたとの記事を読んで、ぜひとも我がフォーカスGHIAとの横並びをしたいと考えた。それに対してtamapさんが快諾してくださり、自身のショップ敷地を場所に提供してくださるとのありがたいお申し出もいただけた。そこでふと、私が長年温めていたアイデアを実現できるのでは?と思い立ったのである。つまり、せっかく初代フォーカス同士で並べられるなら、同世代のニューエッジ・デザインの仲間たちーKa、モンデオ、フィエスターも揃えて「ニューエッジ同期会」を開けるのではないか、と。それで、これまでブログなどで近しくさせてもらっていたghiaさんとアオクロモンさんへお声がけしたところ、お二人とも賛同してくださり、それぞれフィエスタ1600GHIAとモンデオST220でのご参加で、今回の同期会開催の運びとなった。あいにく初のニューエッジ・デザイン市販車であるKaだけは、近くで参加を呼びかけられる相手がいなかったが、もしここにKaがいればほぼ完璧と言える布陣で開催できたのは本当に幸いだった。
まずはお仕事の日にもかかわらず快く協力を申し出てくださったtamapさんと、ghiaさん・アオクロモンさんへ何よりもお礼を申し述べたいです。本当にありがとうございました。

ちなみに昨日はちょうど、tamapさんのショップでフィエスタのオイル交換作業を予定されていたすら@さんが、開催時刻に合わせて来てくださったので、ニューエッジ期4台+その次世代としてのキネティック期1台が揃ったことになる。

このような場を催させてもらったきっかけである「ニューエッジ・デザイン」。私が歴代フォード車のデザインテーマの中で今なお最も好きなテーマである。そう思う理由を以下に記したい。

絶対的に新しい。ニューエッジ・デザイン誕生の発端はデザイナーが目にしたミネラルウォーターのボトルだったとされる。単に自動車のデザインのセオリーに従うのでなく、プロダクトとしての美を表現するという挑戦的な姿勢が尊い。
オリジナリティが高い。プロダクトデザイン的発想をベースにした結果、それまでのいかなる車種とも異なる形を生むことに成功した。似た形が他に存在しない(特にKaとフォーカス)というのは自動車の歴史においてものすごいことである。
品位がある。エッジの立ったシャープさとおおらかなカーブを組み合わせた造形は洗練され、清潔感も備わっている。特徴であるグラフィック表現も某フランス車みたいにあざとくない。
自動車本来の美を巧みに表現できている。Kaのボディ成形は金属のプレス技術の進化があってこそ可能だったという。それが象徴するように、ニューエッジ・デザインとは金属パネルによる美的表現であって、自動車という基本は金属で構成される移動体(それも、一品ものでないマスプロダクションとしての自動車)が持つ固有の美しさを的確に表しているのがニューエッジ・デザインなのである。

ニューエッジ・デザインの市販第一号が96年登場のKaで、その後98年登場のフォーカスがニューエッジの精神を最も端的に示した記念碑である。この2車は言ってみればかなりエッジ度合いの高い、ヤンチャなニューエッジ・デザインである。見ようによってはややトリッキーな印象を与えるかもしれない。
それに対して、2000年登場のモンデオではフォーカスのモチーフを継承しつつも、欧州フォード最上位サルーンとしてのフォーマリティを備えるべく、過度に尖った表現は抑制され、ニューエッジ2.0とでも言うべき洗練度を見せた。そしてこのモンデオで確立したデザイン手法を踏襲した2001年登場のフィエスタは、Bセグメント車としてより多くの人に受け入れられやすい大衆性を意識しつつ、ニューエッジ・デザインの集大成と言える熟成された造形美を誇っている。
昨日も改めてモンデオとフィエスタを並べることで、両車の間を流れる造形の秩序を実感した。モンデオにしてもフィエスタにしても、MCを受ける前のディテールのプレーンなモデルであるこれら初期型だと、上述した「金属の美」感がよりストレートに伝わってくる。



モンデオはフォーカスほどには極端な表現は見られないとはいえ、ボディパネルの面質やランプ類のカットラインなど、ニューエッジな造形処理が相通じているのがこの写真からもわかるのではないだろうか?
これについてはghiaさんの昨日の「何シテル?」の、モンデオとフォーカスのリアエンドのアップ写真もぜひご覧いただきたい。ghiaさんもニューエッジなポイントがリアエンドにあることをしかと見抜いていらっしゃる。



ちょっと面白いことがあった。皆さんで昼食をご一緒しに行った洋食店の店先にこの2車を駐車しておいたら、店のスタッフの方から「同じ車ですか」と言われたのである。
同一のフォードエンブレムが目に入ったからかもしれないが、しかしフォード車について関心が特にあるでもない人(おそらくそう想像する)の目にも、双方に共通する趣き・佇まいがキャッチされるのだということを実感した瞬間だった。



ニューエッジ・デザインは2001〜フィエスタをもって最後となり、それ以降はニューエッジの要素を節々に残しつつも次代のデザインテーマを模索するかのような、過渡期的な2005〜フォーカスを間に挟み、いよいよ2006年以降、新しいキネティック・デザインが登場する。その第一号車であるS-MAXはまだ恐る恐る様子見・・といった造形だったが、すら@さんの2008〜フィエスタでキネティック・デザインのテーマが全開となった。2008〜クーガと共に、これぞThe キネティック!と言いたくなる、まさしく動感に満ちた、ニューエッジ・デザインとは明らかに一線を画する造形である。





最後に。tamapさんのフォーカスST170は確かに外装はやや劣化が進んでいたし、機関でも細部の不具合が散見されるようだが、今となっては貴重なフォーカスのパフォーマンス・グレードとして、フォードのSTモデルが本格的にマーケットを築くきっかけとなった金字塔として、願わくば一定の手を入れられてさらに存命されんことを!









Posted at 2024/02/12 12:19:16 | コメント(4) | トラックバック(0) | Ford | クルマ

プロフィール

「@Yorupikuさん、やはりそうでしたか😃最近2年くらいはかつて撮影した場所では姿を見なくなっていたのですが、今も元気にしてるのなら嬉しいですね。」
何シテル?   04/30 09:06
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。Fordを30年以上にわたって乗り継いでいます。2016年をもってFordは日本から事業撤退しまし...
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