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ロボ部長のブログ一覧

2021年12月30日 イイね!

「100年に一度の大変革期」渦中の、年と年との狭間に想う

「100年に一度の大変革期」渦中の、年と年との狭間に想う今年2021年は、欧州フォードが2030年までに乗用車の新車の全電動化を達成するというステートメントが一番強く印象に残りました。多分にヨーロッパの地政学的な潮流に即した方針で、ヨーロッパを本拠とする各自動車メーカーとの競争上からも不可避の経営判断であったのでしょう。私は特に日本における自家用車の電動化はヨーロッパのように性急であってはならないと考えていますが、内燃機関からの脱却自体には意義があると思うし、自分自身がBEVを選ぶことも厭わないつもりではいます。それでも、2030年以降の欧州フォードが提供する乗用車全てがBEVとなるとしたら、いずれ日本で欧州フォードを乗り続けることがかなわなくなるのは間違いありません(たとえ将来のことが不確かであっても、2030年にフォードが日本での公式なビジネスを再開させていて、かつ欧州フォードの車を日本の充電インフラに対応した体制で販売している状況はまず想像がつかないですから)。2030年に私は60歳代の半ば前、よほどのことがなければまだ自動車を運転しているでしょう。その時はもう、少なくとも新たに登場する欧州フォード車は選択肢に無いわけです。

一方で私には、DIYやコミュニティを駆使して古い車に手を加えながら乗り続けるほどの甲斐性もありません。ディーラーやショップに面倒を見てもらいながら好きな車に乗りたいという他力本願なスタンスであるからには、いたずらに過去の車種にこだわるより自らの自動車観もアップデートしなければならない。昨年、今のフィエスタに乗り換えてからは特にそう考えるようになりました。

となれば、将来的には欧州フォードではなく、電動化がワンクッション遅れそうなUSフォードを選択することも有力になります。EVをめぐるニュースを見聞きするからでしょうか、妻からも「マスタングに早く乗っておいた方がいいんじゃない?」とよく言われます。今年は街中でフォードと出会う機会が以前よりさらに減ったように感じていますが、その中でもマスタングには本当にコンスタントに出会えていて、最後まで残るフォード車はマスタングなのでは?と本気で思っています。これから先もこの国でフォードを愉しもうとすれば、それはすなわちマスタングを愉しむことと同義になるのかもしれません。
自動車の電動化に向けた動きが急加速した感のある今年は、自分自身のフォードとの付き合い方も変化していくであろうことを実感させられた年となりました。

さて本年も、私のブログをお読みいただきましてありがとうございました。前述した通りだんだんと新たにフォードと出会える頻度が下がりつつある中でも、予期せぬフォードとの遭遇に胸躍らせることだってまだまだあります。来年もそんな気分を私自身でも味わいたいし、このブログを通じて少しでもおすそ分けができるようにしたいです。
皆様どうぞ良い年をお迎えください。

Posted at 2021/12/30 21:40:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ford | クルマ
2021年12月29日 イイね!

フォードの影がちらつく「プロシード」

フォードの影がちらつく「プロシード」仕事納めで年内最終出社だった昨日、オフィス近くの神社境内に駐車されていたピックアップトラックがやたらとカッコよく見えたんですよ。大型のオーバーフェンダーが付けられたりと色々手が加わっていそうですが、それがマツダのプロシードであることはすぐにわかりました。この車、今となってはかなり珍しくないですか?
もともとが日本ではあまり目にする機会がないレア車で、どちらかというとピックアップよりも、その荷台にシェルを被せた形の「マービー」の方がまだ知られていたかもしれません。プロシード・マービーは叔父がだいぶ昔に乗っていたのだけど、とにかくウナギ犬みたいなプロポーションのやたらとでかい車だった記憶が・・

このプロシードを見ると、反射的にフォードのピックアップトラックとの相関を連想します。プロシードの前身にあたるピックアップがアメリカでフォードのクーリエとしてOEM供給・販売されていたこと、そして逆にこのプロシードの次のモデルがアメリカでフォードのレンジャーのOEMとされたこと・・・つまり、プロシードという車にはどこかしらフォードの影がちらつくのですね。
フォードのピックアップトラックの代表格であるF-150よりも小型な、いわゆるライトトラックとして、当初は(アメリカ車より)小型の車を得意としたマツダ製が抜擢されて、後に本家フォードの車種に取って替わられた。アメリカにおける小型ピックアップトラックというジャンルの変転がそこには投影されているかのようです。

しかしこちらの世代のプロシードに関しては、どうやら直接にフォードとの関わりはなさそうです。時期的には80年代、マツダがフォードとのアライアンスを強化していた頃であっても、例えばこのプロシードがフォードバッジを付けてアメリカはもとより、どこか他の国で販売されていたことはなかったらしく、あくまでもマツダのトラックとして展開されていたみたいです。ただ・・実際のところはよくわからないです。というのも、例えばかつてマツダのボンゴがヨーロッパの一部のエリアでフォードブランドから販売されていたことがあったらしく、もはや私の知りうる範囲を超えています。

こちらの神社のプロシード、荷台に正月飾りを積んでいたので、神社の飾り付けに来ていた業者さんの車なのかも。働く車として相応に年季が入った、それでいて可愛げや洒落っ気も感じられるピックアップって、自分とはまず縁が無さそうでもすごく魅力的。


Posted at 2021/12/29 09:32:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2021年12月27日 イイね!

FLCさん、フォード愛の為せる技です。

FLCさん、フォード愛の為せる技です。嬉しいことにFLC四日市店さんから、オリジナルの来年の卓上Fordカレンダーを送っていただきました。店長様直筆の“FORD愛の強い○○様へ”で始まるメッセージ付きです。いやいや、このカレンダーだってFLCさんのフォード愛の強さが為せる技ですよ・・12ヶ月分、ひと月ごとに異なるフォード車が記されています。FLCさんが販売するピューマやフィエスタなどのラインナップに混じって、中には初代KAやフォーカス、モンデオなど懐かしい姿もあったり。国内未導入の現行フォーカスだっています。その一方で、ブロンコといった最新USモデルも。そしてマスタングのマック1(MACH 1)は間もなくFLCさんの店頭に姿を現すようですね。もしかすると、ブロンコもいずれ導入されるのかも??

カレンダーと合わせて、FLCさんの2022年初売りのリーフレットが同封されていて、FLCさん取り扱いのスズキの各車とともに、フォードの各車がニューイヤーフェアとして掲載されています。新春限定の特別下取り査定額UPなど、いつもよりお買い得に各車を購入できる特典付きですね。ご検討中の方、この機会にいかがですか?年明けは1月3日から初売りだそうです。
私、こういう気取りのない雰囲気で、それこそ国産車とまったく同じようにフォードが扱われているのを見るのって、すごく好きですよ。すかしたドイツ車やイタフラ車などには考えられない距離感の近さは、それこそが本来のフォードらしい気さえします。

FLCさん、年内の営業は本日27日までだったようです。2021年はピューマの初導入など、FLCさんにとってもいつもにも増してストーリーが多かった一年であったのではないでしょうか。今年も私たち国内のフォードファンに夢を与えてくださり、そして素敵なカレンダーをお送りいただきどうもありがとうございました。来年は今のところ夏に仕事で愛知へ行く予定があるので、そこでぜひお邪魔できれば・・と思っています。
Posted at 2021/12/27 21:11:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | Ford | クルマ
2021年12月25日 イイね!

「横に長いカタログつながり」からのベリーサ

「横に長いカタログつながり」からのベリーサ久しぶりにブックガレージさんを訪ねました。カタログを数冊購入してレジで店主ご夫妻としばし談笑。ここのお店とご夫妻からはいつも、車が好きな人に店の品揃えと品定めを楽しんで欲しいというホスピタリティが感じられて、とても気持ちがいいのです。最近ではネットオークションでカタログを購入することが多くなっていても、リアル店舗で掘り出し物を見つけ出したりお店の方との何気ない会話を交わす愉しさは格別で、頻度は多くなくてもなるべく通ってお気に入りを見つけるようにしています。

今回購入した中に、2017年式トルネオ・コネクトのカタログがありました。近年の欧州系フォード車カタログに共通する横長でコンパクトな判型であったことから、ほぼ同じ判型というベリーサの登場当時のカタログが話題になりました。お店に在庫があるということで出していただいたところ、重ねてみるとピッタリ一致しているわけではないものの(ベリーサの方がさらに横長)、なるほど確かに近いサイズとプロポーションです。ご主人のお話だと、当時のマツダ車のカタログでこれと同じ判型はベリーサの他になかったというから、おそらくベリーサを「ちょっと洒落たコンパクトカー」としてアピールしたかったマツダが、カタログのテイストも他車と変えてみたのでしょう。
ちょうど、ベリーサとプラットフォームを共用したB256フィエスタの2004年版国内カタログが、他のフォード車と異なった正方形基調であったのと同じで、特に女性ユーザーを意識した車種によくあった手法ではないかと思います。

ひとしきりベリーサの話題が進んだことで、ベリーサは決してバカ売れしたような車ではなかったけれど、長く地道に支持された佳車であったことでご夫妻と見解が一致しました。実は私はもともとベリーサに対してはかなり好意的でした。それはフィエスタとベースが同じという点ももちろんあり、さらに健康的なパッケージングによる優れた実用性と適度な品の良さを兼ね備えたキャラクターは国産車として得難いものに感じられ、日本で乗る車としてベストに近い選択肢だと考えていました。赤いボディのベリーサなんて、今でもたまに街中で見るとハッとさせられるものがあります。

10年以上にわたって抜本的なモデルチェンジをせずとも、一定の量がコンスタントに出ていたという事実は、ベリーサのような車を必要と感じるユーザーも一定数いたことを物語ります。人目を強く引く派手さや必要以上のブランドネームはいらない、普段の暮らしの中で扱いやすく、気分良く使えてポジティブな気持ちにさせてくれる質の高さがあればいいーそういう車を選びたいユーザーが輸入車へシフトしなくてもいいのが、ベリーサのような存在であったのではないでしょうか。
その後のマツダが、ベリーサの直接のFMCを行うことなく、事実上の後継車をCX-3という妙ちくりんなパッケージングのSUVにしたことで、皮肉にもベリーサが持っていた素直な商品性の良さを再認識する結果となりました。

ブックガレージのご主人に教えてもらって驚いたのが、ベリーサが登場当初、カタログに車型を「ステーションワゴン」と記していたことです。SUV的な成り立ちでなく、実用コンパクトとも違う位置づけとして、ワゴンという記号がまだ有効であった時代性を感じさせました。
そんなトピックもあったので、このベリーサの2004年版カタログも併せて購入しました。これまで気に入っていたけれど、それほど積極的に情報を取りには行っていなかったこの車に関して、これから改めて当時のカタログを紐といてみることで、今まで知らなかった発見があるのが楽しみです。
Posted at 2021/12/25 12:12:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | Other | クルマ
2021年12月24日 イイね!

イヴの晩のマスタング

イヴの晩のマスタングクリスマスイヴのマスタング。週末のイヴとなり歩道を行く人たちの足取りがいつにも増して浮き立って見える中、低いV8サウンドを鳴らしながら、渋滞気味の車が連なりペースが落ちた道をマスタングGTがゆっくりと進んで行きました。マスタングにはイタリアン・エキゾチックやジャーマン・エクスクルーシヴのような、周囲の景色を強引に塗り替えるかのごとき圧倒的な存在感こそ備わりません。その分、沸き立つ街中の光景とほど良く一体化した佇まいが、マスタングという車に宿る日常性と非日常感とのミックス度合いを示しています。
こちらのマスタングのドライバーさんにも、これから素敵な晩が訪れますよう!
Posted at 2021/12/24 21:20:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | Mustang | クルマ

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「@Yorupikuさん、やはりそうでしたか😃最近2年くらいはかつて撮影した場所では姿を見なくなっていたのですが、今も元気にしてるのなら嬉しいですね。」
何シテル?   04/30 09:06
自然体で、気兼ねも気負いもなく付き合えて、けれど愉しいクルマ。Fordを30年以上にわたって乗り継いでいます。2016年をもってFordは日本から事業撤退しまし...
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