フォーカスをフォーカスたらしめてきたディテールの一つが、リアのコンビネーションランプ形状でしょう。初代〜2代目まではリアデッキの高い位置にマウントされ、とりわけ初代はその独特な三角形状も相まって、点灯時に他車とは明らかに違う印象を与えてくれました。夜の闇の中でも、テールランプの輝きを見るだけで、明確にフォーカスだとわかる。そんな車は他にはなかったように思います。
3代目になって、ランプの取り付け位置が一般的な低い位置に移動されたものの、とてもソラで正しい輪郭線を描けそうにない、なんとも摩訶不思議なランプカバー形状となって、それはそれで「リアコンビランプにポイントがある」フォーカスの系譜を引き継いでいた、とも言えなくはない。特に前期型はよりランプカバー面が大型なのでインパクトは大きいです。
そうなると、3代目は夜間の点灯時に果たしてどう光るのだろう?初代・2代目のように夜でもフォーカスと識別できるほどなのだろうか?以前からそんなことを想っていたものの、なかなか実際に見る機会がなかったのですが、先ほどたまたま赤信号で停止中の所を確かめることができました。どうやらランプカバーの全体が発光するわけではなく、特にボディサイドへ矢印のように回り込んだ部分は発光しないため、あの摩訶不思議な形が赤く光って浮かび上がることはなかったのが残念でした。。
Posted at 2021/12/02 20:42:47 | |
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