水カツK202編成とK534編成が留置されています。
これらの編成は3.11で常磐線が分断されたことにより、勝田車両センターへ帰れなくなってしまったものです。
ステンレス車体の415系1500番台は、ぱっと見は痛んだ様子が見られません。
屋根上を見ると、ベンチレーターに錆があります。
それよりずっと痛々しい姿なのは、651系の方でした。
「タキシードボディ」と称される車体はひどく汚れ、塗装が浮き出している部分も見受けられます。
方向幕は「スーパーひたち 上野」を表示したまま。今でも彼は、俊足で乗客を都内まで運ぶ気満々でいることでしょう。
両編成とも、せめて勝田車両センターまでは帰ってほしいと思います。
しかし、素人が見てもわかるくらい、とてもおいそれと動かせる状態でないことが見て取れます。
特に、今勝田に戻っても仕事がない651系は、本当にこの先どうなってしまうのやら…。
地元を格好良く走り抜けた名車の現実は、想像以上に痛ましいものでした。
せめて、K534編成には勝田に戻ってきてもらい、3.11の生き証人としてまだまだ元気に活躍してほしいと思う次第です。
そうは言っても、原ノ町から南に延びる線路は、錆で真っ赤。
現実はまだまだ厳しいです…。
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2015/07/26 11:50:19