
←この雑誌だけは日に焼けないように本棚の奥に。
MacBook Air(2018)のCMを見ていたらそのCMソングが気になり誰がそして曲名はと。ネットで見たら流石に皆さん早い、「SHAED」というグループで曲名は「Trampolin」だそうだ。いつも思うけど、アップルのCMは素晴らしい、ジョブスがアップルⅡの時にCMを超大手に任せた伝統なのかな。(1984年のスーパーボウルでのマッキントッシュのCMも手掛けた代理店、途中うまくいかなくなったらしいけど、その後はどうなのかな?)
標題のMacBookとTASCAMは直接関係ない。レディー・ガガ主演・監督の映画「アリ-/スター誕生」の予告編のガガの歌を聞いていたら、アップルのMacBook AirのCMを歌っているボーカルの声質が似ていた気がして、そのCMを見ていた。
その曲を探したらすぐにあったけど、Paste Magazineのスタジオでの演奏の映像をみたら懐かしい影がボーカルのチェルシー・リーの脇に写っていた。小さくしか写っていなかったけど、スタジオ全体の映像の所に写っていたデザインを確認したらでTASCAM 122でした。
この事は単なる個人的な思い出。私はオープンリールの担当だったので、カセットを開発しているグループじゃないんで機種名は判らなかったけど、元々の機種から辿って122に行きついた。
MacBook Air — Lightness — Apple
"1984" Apple Inc. Super Bowl Commercial (HD 1080p)
1984 Apple's Macintosh Commercial (HD)
↑監督はリドリー・スコット。
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SHAED - Trampoline - 7/20/2018 - Paste Studios - New York, NY
Old But Cool Audio / TASCAM Cassette Deck 122MK III
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↑拡大
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Macintoshの前身のLISAは日本円で200万円、買えません。そしてMacintosh発売、外堀通りの湯島聖堂の近くにあった亜土電子(いまはもう無い)に、「お届け先は」と聞かれてたけど「持って帰る」、御茶ノ水の駅までお持ちしますと言われたけど自力で運んだ。
途中色々とあって最後に使っていたのはPowerBook 270c。CAD(機械設計だったんで使っていたのはCADAM、不意の停電でも直前のデータは保存され復帰できる優れもの)がメインフレームに繋がれたTSS端末からPC(MICRO-CADAM)にダウンサイジング、多分どこでもそうだっんでしょうね。そのせいでマックからPCを使うようになってしまった。
マックからPCに移行した時誰もがそうだったかも知れないけど戸惑いの連続、ダブルクリックは二回目のクリック時にマウスを少しでも動かしたら認識してくれない、マックは許してくれるんですよね。エクセル、画面上でセルの中に文字をきちんと入れても印刷するとはみ出す、マックは見たまま出力してくれる。データからそのアプリが起動できなかったり。データのアイコンが勝手に変わったりも戸惑った方が多いと思う。
マック発売当時、日本のPCの音源はゲームの為もあってFM音源、マックはPCM音源。この事は評論家やパソコン愛好家と言われていた人達に叩かれた、音が悪いと。アップルは何故PCM音源にしたか、アップルはスピーチプロセッサーの為にアップルはPCMを選んだ。
視覚障碍のある人も使えるようにとアップルはスピーチプロセッサ用のドライバーを解放し、使いたい人は無償で使えた。マックの前、アップルⅡの頃からのアップルの伝統、ヒューマンインターフェースなんですよね。
マックもキーボードのケーブルのコネクタの本体側ソケット部に触れば判るように大きな凸が付いていた。開発スタッフに
ヒューマンインターフェースガイドラインを書いた認知心理学者がいたから。マイクロソフトとはそこが決定的に違った。
金持ちの医者が買うと揶揄していたけど、彼らは学会で発表するOHPシートを外注に出していた。その時OHPシートに印字できるレーザーライターがアップルから発売された、外注に出すより安く、しかも早くそして修正がすぐできるので学会に向かうドクター達は飛びついた。
日本国内でも町中の印刷業者は紙版の版下が自身の手で簡単に作れるのでほとんどの町中の印刷業者はマックを導入した。DTPのソフトもマックベースであった、表示されるものがそのまま印刷できる、マックだけでした。
DTPソフトは当初QuarkXpressが独壇場、これで業界は統一されてましたよね。一時期位私も使っていたけど使い易さは一番。面白かったのはこれ以前にLetraset社のDesignStudioというページレイアウトソフト(死語かな)があったけど、ResEditで覗いたらこのカーネル(ManhattanGraphics)、QuarkXpressも使っていましたね。(今はオープンソースのScribus使用中)
スタジオを含んだ音楽業界、シーケンサーのパフォーマー、楽譜ソフトのフィナーレ、デジタル録音のサウンドデザイナーを代表とするソフトがマックをエンジンとして作られた、デジタル録音の基もここから。ジョブスを色々と言う人々もいるけどこれらの方向を作り上げ、今の生活にどれだけ寄与したかを考えると偉大だったかなと思う。
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昨夕、ニュースを見ていたら民間企業が独自開発した製品で会社存続の危機を脱したという報道をしていた。アナウンサー「何処にアイデアが転がっているか判りませんよね」。馬鹿野郎、アイデアなんて転がっていない!自分達の知力で作りだすんだ!苦労の末に湧いて出てくる、転がってなんていない、苦労しなきゃ出てこない!馬鹿野郎!
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ぱそこん | 日記
Posted at
2018/12/06 08:39:21