
「また本革化ネタ?」 と言われそうですが、単なる「本革化」だけでなく アームパッドを「自作」してみたのと、
「今年の弄りは今年の内に・・・」と思い、敢えてUPさせて頂きますので、良かったら最後までお付き合い下さい。(^_^;)
これまでに、本革化については
リモートタッチ や
リモートタッチの操作部、そして
助手席ドアグリップ をUPしてきましたが、年内最後の弄り(本革化)は、「アームパッド」です。
最近、皮張り(本革化)に嵌っているのですが、今回は ”アームパッド” その物を「自作」し、
かつ 「本革化」 してみました。
<自作の動機>
アームパッドはDOPで、装着代も含めると 12600円 と高いのですが、部品代だけでも 7350円 と意外と高いのでビックリです(^_^;)。
一応、私も納車時から装着はしているのですが、予備部品を買うのは勿体ないので リモートタッチカバーの張替えの時の様に、純正の合皮を再利用出来るように(純正戻しが出来る様に)綺麗に剥がして本革を張ろうとしたのですが、針?の様な鋭利な物で熱を加えながら溶着?していそうな箇所があるので、なかなか上手く剥がれません(・_・;)。
一度は諦めかけましたが、アームレストの形状自体は比較的単純なので、
「 自分で作ってしまおう! 」
と思い、純正アームパッドは残しておいて、自作することにしました。
<より純正らしく・・・>
それと、今回は純正の合皮と同様に、本革にも『ステッチ』を入れてみました。

(↑革の折り返しの向きを間違えて装着しているのは、気にしないで下さいね。(^_^;))
家庭用ミシンでは皮の縫製は難しいのと、皮の専門業者に出すのはかなりの時間や金額も掛かるので、AEONに入っている洋服リフォーム専門の 「マジックミシン」 という店舗で縫って貰うことにしました。
(このお店は全国の殆どのAEONの店舗にあると思います)
何度かお店で相談すると、薄い皮なら大丈夫の様でしたし、リフォーム屋さんだと糸の色も豊富にあるし、洋服用としては比較的太めにあたる30番でも 糸を二重にして縫って貰うと 革用の太い糸で縫った様に見えることが分かったので、お願いしました。
(ちなみに、今回30cm程で加工賃が1050円でしたが、3つ折りのまま縫うと かなり膨らむので、膨らみを抑えるべく、一度切断して 2回に分けて縫ってあるので、実質は60cm分の加工賃です)
<アームバッドの製作方法>
① 2mmのPET材の板を純正のアームレスト形状にカットして折り曲げて
アームレスト形状を作ります。
(板はPET材でなくても、市販の2〜3mm程度の板なら何でも構いません)
(この時、純正ではかなりRのキツイ部分が有りますが、これだけRがキツイと
皮の裏面への巻き込みが厳しいので、自作時はRを弱めています。)
② PET材の板の裏面に細工をします。
a) コーナー部の皮の裏面への折り曲げを綺麗に処理し易くする為に、
PET板の裏面の周囲に太さが3mmの『配線』をゼリー状瞬間接着剤で貼り付けて、
裏面全体に窪みを作りました。
(↓コーナー部の皮の折り曲げは、シワを付けながら折り返すので、どうしても
膨らんでしまう為、その膨らみを上手く隠す為です)
b) 今回の本革には純正の合皮と同様に皮を折り曲げてステッチを入れてあり、
ステッチ部は皮が3枚分の厚さがあるので、ステッチ部を巻き込んだ時の
厚みの逃げを作るために、ステッチ部だけは『配線』を無くして、裏面に巻き込
んでも膨らみが目立たなくなる様にしてあります。
③ PET材の板の表面にに3〜5mm厚程度のスポンジの隙間テープを貼ります。
(↓この時、ステッチ部が当たる部分には隙間テープを貼らずに、ステッチ部の
厚みの逃げを作りました。
④ ステッチを入れた皮をPET材の大きさより一回り大きめに切ります
⑤ ステッチ部の厚い部分を板の隙間テープを貼らなかった部分にG17ボンドで
貼り付けます、

。
(いつもの様に、G17ボンドは塗ってから30から60秒ほど放置して、半乾き
させてから貼ると早く貼れるし、ズレ難くなると思います。
⑥ 直線部をG17ボンドで貼ります。
(この時、皮を引っ張りながら皮の表面ににシワが付かない様にします)
⑦ コーナー部にもG17ボンドを塗って、『シワ』を付けながら丁寧にじっくり貼り付けます。
(私の施工写真は、皮のカットをミスしてしまい、裏面への皮の回り込みがギリギリ
となっています(・_・;))
⑧ 裏面は周囲以外は窪んでいますので、その窪みを調整するためにPET材の
端材(赤四角)を貼り、「はがせる両面テープ」の薄いものと厚い物を組み合わせて、
車両側に貼り付ければ完成です。
※純正のアームレストは、車両側に穴あけをしてボルトとナットで固定しますが、
今回はそれを使わずに、敢えて両面テープで貼るだけにしてあります。
(「はがせる両面テープ」を使ったのは、いずれ別の皮で再度張替えを行う可能性
があるので、あえて剥がしやすいテープを使用しました)
※装着後に気付いたのですが、実際に肘を載せて体重が掛かると少しPETが
きしむ音がするので、裏面には段差調整のPET材やスポンジ類を大きめ(多め)に
貼った方が きしみ難いのと、きしむ音も出難くなると思います。
出来れば側面にも隙間テープを貼った方が きしみ音がし難くなると思います
<装着写真>
自作したパーツは見た目が良くないですが、革を巻くと見えないし、ステッチも入れたので
より純正っぽく見えると思うのですが如何でしょうか?
<本革化の問題点と悩み>
① 一連の本革化には大きな問題があって、その都度 本革を購入しているので、
場所によって微妙に革の色が違うんです。かといって同じ色の革を揃えるのも
難しいので、いつか革がまとまって揃ったら、全体を同じ革で貼り換えたいと
思います。(^_^;)
② 個人的にはキャメル系の本革が好きなので、その色を選んで購入してますが、
MyCTのシートはFスポ専用のブルーファブリックで、このキャメル系の革の色との
マッチングはどうかな?という迷いがずっと有ります。
また、「バンブー化(本竹化)」 も私の弄りのテーマの一つとなっていて、
それとのマッチングではキャメル系の色が合う様な・・・、とずっと悩んでいます(・_・;)。

(↑オーナメントパネル)

(↑シフトノブ)
今回も 非常~に 長くなってしまい申し訳ありませんでした。m(_ _)m
毎度のことですが、アームパッドの「自作」まで・・・とは言いませんが、アームバットの「本革化」を どなたか一人でも参考にして頂けると嬉しいのですが・・・。(^_^;)
最後に・・・、
今年も 個人的な「弄り」 や 「MyDの問題」、 「旅行ブログ」 等のブログをUPさせて頂きましたが、沢山の方に覗いて頂き、コメント や メッセージ、イイね!も頂き、本当に有難うございました。
そして昨年以上に 多くの方とみんカラで巡り合い、お友達になることが出来たのと、
「みんカラを通じた友情って本当に素晴らしいなあ~」
と痛感する一年でした。!(^^)!
また来年も、私らしく?、弄りのブログをメインにアップしていきたいと思いますので、宜しくお願いします。