ゴールデンウィークは暇なので観ておりました。
怖い映画、グロい映画は劇場で観る勇気がないので、ビデオレンタルなんかで観る私。(絶叫系のホラー映画とかを喜んで観る人を理解できません。
)
エイリアンは私が子供の頃に公開されました。劇場のタダ券貰ったんですよ。
だけどそんな怖い映画見に行ける筈もないので、当時知り合いのお兄さん(大学生)に母が渡してしまいました。
お兄さん、映画にあまり興味が無いのにせっかくだからと見に行ったらしい。
あとで感想を聞いたら『面白かった』と。『え?怖くなかったんですか?』と聞いても、『うん、怖いけど面白かったよ』と。お兄さん、あんた大物だよ!
ビビリな私には偉大な人に見えました。
で、テレビで放送されたのを観て、やっぱり怖いんですよ。
ノストロモ号の船内は薄暗いお化け屋敷の様で、どこに隠れているかも判らない。
一人、また一人とエイリアンに狩られていくクルー。
秀逸なのは湿度が異様に高そうな船内の雰囲気が観ている側にも伝わってくる所。リドリー・スコット監督の腕は素晴らしい!
ロボットのアッシュも気味が悪かった。
因みにブルーレイの画質は素晴らしく、まるで近年の映画のようでした。
ホント年月をまるで感じさせないんですよね。
年月を感じるのは劇中のコンピューターでしょう。
昭和六十年くらいのワープロ(ブラウン管みたいなの)を彷彿させます。
いま見たらあんなローテクで宇宙航海ができるなんて、笑えます。アタリのテレビゲームくらいの時期だから。
続いては『エイリアンズ』複数形です。
一転、派手なアクション映画になりますが、前作の奥深い怖さよりもビックリ!と緊張感の演出が素晴らしい。
効果音楽も秀逸。襲いかかるエイリアンズとの緊張感溢れる闘いを表現し観る者を圧倒します。(日本のバラエティー番組でもよく使われるくらい秀逸な音楽でした)
キャメロン監督の手法で、『ああ、助かった…』と思ったら、まだ終わってない!みたいなハラハラドキドキがたまりません。
宇宙海兵隊の使うコンピューターはノートになりましたが、カラーではありません。平成初期の液晶ワープロみたいです。(笑)
キャメロン作品には完全版というのがよく有りますが、エイリアンズは完全版の方が良いです。
公開版ではカットされたセントリーガン(自動砲台)の描写がないと、迫り来るエイリアンの怖さが伝わらない。
エイリアンは【意外に頭が働いてる】という描写がありますからね。だから天井裏から侵入してきたんだと分かりました。
しかし、あれほど数がいたように見えたエイリアンズも、たった六体のみという裏話には驚きました。まだキャメロン監督も裕福でなかったんですね。
よく見たらエイリアンのシーンは『使い回し』なのが解ります。
キャメロンはB級テイストを感じさせるので好きです。
脇の緩さを意図的に見せているよな?
3と4は観ましたが、嫌いでもないけど好きでもありませんね。
CGが導入されてから、ちょっとつまらなくなりました。
3ではニュートを殺してしまうし、ヒックス伍長も然り。
なんかまた続編があるみたいですが、楽しみにしてますよ。
今度はキューブリック?
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Posted at
2011/05/04 17:01:16