集中したい　２

昨日買った「妹さえいればいい　6」を読み尽くしてしまい、既に新刊はよう状態です。ラノベ作家は筆がノッて刊行ペースが速い人がいる反面、何かの拍子でピタッと刊行が止まって作品自体がフェイドアウトとか当初から無かったコトにされてしまうシビアな職業のようです。

作中に出てくる可児那由多はベストセラー作家だけあって、集中して執筆したいと要望すれば、編集部の予算で出版社近くの高級ホテルを確保してくれる描写がありました。

私もこの秋から集中したい・集中できる環境を模索しておりまして、このコンセプトに乗っかかろうかと職場至近のホテルを予約しました。（※10月中旬の話です）


職場は湖畔に面した非常に眺望の良い建物・・しかし机があるのは窓ガラスが全くない地下牢屋のような場所。普段はさっさと京都に帰ってしまうので湖を眺めるのは休憩時くらい。



職場に一番近い琵琶湖ホテルは部屋からのレイクビューが最高です。
一泊３万～と、京都のホテル需要が逼迫していることに引きずられてこの地域も高止まりしています。



予約したのはスーパーホテル大津駅前ですが・・
琵琶湖ホテルの６分の１くらいのお値段



北側の角部屋が取れたのですが、ぎりぎりレイクビュー



チェックイン日は台風が近畿地方に襲来しており、夕方から激しい雨になりました。どこかで晩ご飯でも食べようかと思い、ホテルのフロントにある「定食１０００円（税別）」のチラシに惹かれて某居酒屋へ行きました。

アルコールは後でコンビニで買って部屋で飲む（ｷﾘｯ）と意気込んで入店したものの、頼まないと申し訳なさそうな雰囲気で、結局お通し代（完全に忘れてた）やら何やらで倍近くの出費に。個人的には選択ミスで最初から大津駅前のレストランに行っておけばと後悔。

沈んだ気持ちでホテルに戻り、レッツノートで溜まってる作業をするぞ！と思いきや、飲み直しの淡麗が睡眠薬となって集中は大失敗。別に締め切りもなく自分のためだけの作業となると動機づけが難しいです。

翌日は早く起きて朝食（無料）を摂り、チェックインまで至福の二度寝タイムを挟んで１０時から行動開始。県庁所在最寄り駅にしてはショボいと言われる大津駅ですが、駅前に用事のある人が少ないだけで乗降客は結構多いです。

30年ほど駅ビルの風景が変わらなかったのですが、数日前に大規模なリニューアルが行われました。



駅ビル隣の平和堂は解体工事中



都会の象徴であるスターバックスコーヒーも、滋賀県内で初めて「電車の駅」に登場しました。車中心社会の滋賀県ではロードサイドやショッピングモール併設のスタバばかりです。



コンセプトが中々エキセントリックな観光案内所。多言語対応型らしく、案内するのは外国人のみ（欧米中心）の方です。流暢な日本語を話されますがアクセントが九条カレンぽかった・・


ミニベロタイプの電動アシストと最新型のクロスバイクを１日無料で貸し出すというえらい太っ腹な企画（来年春からは有料に移行の予定）。一度電動アシストにじっくり乗ってみたかったこと、職場である大津市内（意外と坂が多い）の細かいところを探検したかったので一石二鳥です。


とりあえず浜大津へ下りました。



腹が減ってきたので再び坂を上がって大津駅の肉食堂 最後にカツ へ
アシストのおかげで上り坂もラクラク。


自信たっぷりのメニュー


最強のビフテキ（200g）
1400円にしては非常に柔らかくて美味しい。


腹ごなしにきつい坂を登ります。この坂道は自分のクロスバイクで走っていますが、苦もなく簡単にクリアするので腹が立つ。ただし、時速19kmあたりからアシスト力が格段に減った感覚になるので、それ以上の領域ではただの重たい自転車になります。どんな道路勾配に左右されず、平均時速１５ｋｍを出せるという意味では大変に素晴らしいです。



普段ならゆっくり左右を見る余裕もない小さな路地でも新たな発見があります。
大津市中心部は古い佇まいの銭湯が多いです。


残念ながら最近廃業されたようです


バイクでも躊躇する路地もスイスイ
この奥にレア車が停まってるのを見つけるなど、２時間足らずで爆釣状態でした。（次のブログで一挙公開予定）



サンヨーのロゴが・・



何気にアニメの街大津なので、タクシーも痛仕様（ちはやふる）



２時間近く大津駅～浜大津駅周辺を走ってもバッテリが減らないので、三井寺方面に出てみました。長等神社と三井寺を勘違いしていた



琵琶湖から導水路が引かれて


トンネルを抜けると京都市内です。（琵琶湖疏水）



水路を歩いていた猫が


器用に道路に降りてました



市役所を超えて近江神宮駅へ
ユーフォニアム電車が入線してきました



駅がこの手のイラストに占領されている・・


聖地が重複しすぎ


かるたの聖地　近江神宮


ここまで登るのは自動車でも急坂ですが、アシスト自転車は本当に苦労しないからすごい。



大津京駅に移動

2桁ナンバーの日野がびわこ競艇輸送に
※ここはＪＲ湖西線大津京駅ですが、最寄りのバス停名は大津京駅で、バス幕名は西大津駅、隣接する京阪石山坂本線は皇子山駅と無茶苦茶です。


8年前に西大津駅から大津京駅に改名されましたが、皆が歓迎したわけではなさそうです。ステッカーで訂正すればいいのに・・・



銀行の支店名変更は多大な労力が必要なので放置？



古い東芝



路面電車（厳密には違うんですが）が走ってます。



復刻塗装の車両



4両編成の電車も道路上を走る
この電車は急な山坂道を登り、京都市内で地下鉄路線に乗り入れるというハイブリッドタイプ


ゆっくり観光？観察？しながら３時間ほど走って観光案内所に自転車を返却しました。バッテリーの残量は４０％ほど残っていましたから、まだまだ２５ｋｍ以上は走行可能だったと思われます。

返却してスクーターに乗り換えた直後にBFファミリアを目撃して白目