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遅々として進まないバンディットの復活作業ですが、自分の部屋の断捨離活動で作業スペースが確保できたので、ちょっと前進しました。

7月にバイクからキャブレターを外して家でバラしました。パーツ類を全て外してヤマハのキャブクリーナーをぶっかけました。刺激臭が強烈ですが、洗浄力はワコーズのものよりも上回ります。パーツクリーナー等でこすっても落ちない汚れがもの数秒で浮いてきます。



パーツクリーナーで脱脂したらすごくきれいになりました。
（このやり方はストーリアのスロットルバルブ清掃にも応用出来ると思いました。）



ジェット類も腐敗したガソリンに侵されていました。



キャブクリーナーを吹き付けただけでガム類はあっさり取れました。



ジップロックにジェット類を入れて隙間からクリーナーを吹き付けます。
つけ置き中にチャックを閉めればほぼ無臭状態です。
（※キャブクリーナーが強力すぎて3回くらい使ったら継ぎ目から漏れてきました）



こすらずとも驚きの洗浄力です
とはいえ摩耗はどうしようもないので、オーバーフローの疑いがある３番のフロートバルブ関係は新品にしました。


ここまでやったのですが、１番のスロージェットがどうやっても外せず、ついにネジをなめてしまいました。これを壊すとキャブ全体が無価値になってしまうので非常に怖かったのですが、ネットで類似事例を探し、リハーサルを繰り返して逆ネジタップを使って外せました。


後は小物を取り付けて油面調整して組み上げ完成です。


先週ツレから廃車証をもらったのですが、返納が５年前でした。それより半年以上は放置していたのを知っているので６年ほどお不動様だったことになります。てっきり3～4年と思ってたのですが、お互いが年取ったなあと認識しただけでした。



外国のサイトにあったミクニのキャブレター（口径が違うけど構造は一緒）の分解図ですがスロー系だけでこんな複雑な経路で、そりゃ詰まるわと思いました。特に③のスロージェットの口径は0.05mmであることを知ったので、４気筒とも新品交換することにしました。

近所にペアスロープという東京のバイクウェアショップの京都伏見店があるというのを知り、何度か偵察（というかお盆とか早朝過ぎて開いてなかった）の後、行ってきました。

写真のとおり一般的な京町屋ではありますが、とてもバイク関連ショップとは思えない面構え＆用事がないとよそ者が通らない生活道路に面している場所で敷居が高すぎます。（在店してる間も車やバイクが何台か店の前を停まったものの人が入ってこなかった）ちょうど京都に来られていた近江の、のらくろ水兵長さんに行く場所も目的も告げずに連行して一緒に入店。

店内の様子は公式HPでどうぞ

店主は非常に優しい方で、（完全に）冷やかしに来た私達にも丁寧に商品の説明をいただき、気づいたら２時間ほど居てしまいました。レザージャケットとかシューズとか月給が吹き飛ぶような値段のものばかりでしたが、耐久性の高さと大事にしようとする気持ちが出てきて長持ちするから却って安くつくというのを認識できました。そしてオープンカーとバイクウェアの親和性が高いというのも。


冷やかしとはいえ見たいグローブがあったので触らせてもらいましたが、馴染むのに少々時間がかかる堅めの牛革でなく、柔軟な鹿革をベースにプロテクト部は馬革というまさに「馬鹿グローブ」は装着した段階から馴染んでるかのように感動してしまいました。特段高いわけでもなく、純日本製というのを考えるとむしろ安いのではないかと思えたくらいです。お金がなくて買えませんでしたが。



ちなみに通勤に使ってるメッシュのグローブです。
富山の有名メーカー製ですが、廉価で頑丈な製品でした。


さすがに５年以上使っては洗濯しまくってるのでボロボロになってきました。
お陰で手袋をはめたままでもスマホの操作が可能です。次にペアスロープに行く時には買いに行くのを目的にしたいです。