
本日の鈴鹿CCMC走行会での同乗ドラサポは8名の参加者に私、澤と東イントラの2名で対応と言う布陣でした。
FIA-GT4仕様のケイマン、991GT3RS、ボクスター、AMG GTS、BMW M135、LOTUSエリーゼ、ニッサンZ34、S2000・・・と言う車種。
鈴鹿を速く走る事自体、FSWを速く走るとか袖森や筑波2000を速く走るとはまた違う種類の難しさがあるという前提ではりますが2分20秒で走る車同士でも難しさに違いはあるし、2分20秒で走る車のほうが2分30秒で走る車より難しいという事でもない。。。というのが今日のお話です。
画像は・・・
赤 ケイマンGT4の同乗タイム(スリックタイヤ) 2分20秒台
青 991GT3RSの同乗タイム(ラジアルスポーツタイヤ) 2分20秒台(130R手前まで)
緑 S2000の同乗タイム(Sタイヤ) 2分30秒台
の車速比較です。
パワーがあるけどタイヤはラジアルタイヤだからストレートは凄い速いけどブレーキを沢山使って曲がれる速度まで落とさないと行けないという難しさがある991GT3RS。
パワーはそこそこ(991GT3RSほどではない)だけど車体剛性がレーシングカーだから高く、スリックタイヤだからブレーキも奥だし圧倒的に旋回速度が高いケイマンGT4。
パワーはノーマルのホンダ2000cc V-Tecエンジンとは言え、上記2台の馬力に比べれば圧倒的にトップスピードは低い、だけどSタイヤを履いているからトップスピードと旋回速度の差が少なく(旋回速度はスリックタイヤのケイマンGT4と一緒か少し劣る程度)、コーナーを凄く頑張らないと行けないS2000。
実はプロドライバー泣かせなのはS2000のようなコーナーリングを頑張らないと行けない、でも頑張り方間違えやすい車だったりします(笑)
ローパワーのFF車両だと慣れているオーナーさんとあまりタイムが変わらなかったり、逆に同乗タイムと比較するとオーナーさんの単独タイムのほうが速くなってしまうという事も起こり得るのがこの手の車両です。
TOYOTA86系の車両の難しさもこの手の「加速態勢での旋回性能保持」が必要なタイプ。
プロは逆に「減速態勢での旋回保持」が必要なタイプはクルマを止める、曲げるを上手に使えるタイプなのです。
だから一概にラップタイムが速いからって難しいとは言い切れず、それぞれの車に速く走らせる難しさ、すなわち面白さがあると言う事なんだと言えますね。
特にアマチュアのモータースポーツは速い車(に乗っている人)が偉い訳でも優先権がある訳でもなく、どちらかと言うとそういう車の方(に乗っている人)が配慮して絶対的なラップタイムが遅い人や慣れてない人を守ってあげる様な走り方も必要なんだと言う事も是非付け加えて置きたいと思います。
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Posted at
2017/11/09 14:15:54