昨日に続き、3回目のUPです。
タンク内部に設けるバッフル板の製作です。
タンク内部の液体が、加速G・コーナリング横Gの影響で、片方に寄ってしまいます。
満タンの時には殆ど影響が無いのですが、水温の変化に因る液体の膨張を考慮して、絶えず満タンとは出来ないので、80%の液量を標準の液面を標準の液面レベルとします。
その場合、もし半分の液面に成った場合に、、横Gが掛かると底面の供給パイプが露出する事に成り、ホースラインに空気溜まりを作る原因と成ってしまいます。
それを避ける目的に入れる訳です。
なお、このバッフルは2枚で構成されますが、2枚を繋ぐバーを上部に付けて液面レベルの目安として設計しました。
この上部の2本のバーが2枚を一体とさせますので、組み付けが容易に出来ます。
◎今更ながらですがこのタンクの製作の目的は、エンジンの冷却系統からチャージクーラーの冷却系統を分離する事が、目的です。
訳は、S4シリーズヘッタータンクは、80度位のクーラントが満たされた状態で、チャージクーラーのクーラントが足りない場合にその温水が回る様に成っています。
態々その熱い温水をフレームの中を通したパイプでフロントのラジエターまで送り、冷やすのです。
もう一つの問題は、エンジン冷却用水路の圧力を、同じに受けてしまう事です。
チャージクーラーのクーラント回路に水圧は殆ど要らないのと、電動ポンプに負荷を掛けずに済みます。
(この説明は、S4仕様の問題点で、SE仕様では全く問題は有りません、普通にポンプを電動化出来ます。尚S4仕様は、ヘッタータンクに液面センサーが有りますので、そのまま使います。)
昨日は、ここまでの加工でした。
本日は、この様な感じに成ってます。
加工途中なので・・・・・・・・・・・ここまで 、続く
続きです。
この様に臍(ほぞ)穴を空けて、バッフル板の位置決めと溶接で固定します。
裏面とも同じ様に止めるので、タンクは可也強固な構造と成り、構造骨格の変わりの様な役目を持たせるようなアイデアです。
もっとも、強度なんか殆ど要りませんが。
タンクフィラー口の穴も空けました。
加工は、戻りホースのフィレットチューブ穴を除き、完了しました。
戻りホース用のチューブは、設計段階の位置では問題があることが分り、ホースの取り回し配管の位置も含めて再検討する事に・・・・・・・・・
夢で良いアイデアのお告げがあるか?閃きが起きるまで、すこしイメージトレーニングをして見ます。
仮組みの状態です。
溶接をすれば、殆ど完成です。
此れで、理想に一歩近付けた様に思います。
中々思い道理には、行きませんねえ!
約4日間、アルミ板とヤスリに遊ばれていました。(笑)
特にほぞ穴は、2mm幅の長さが6mmの長方形の長穴で、これを空けるのがとっても大変でした。
ドリル穴1.5mmの穴を2箇所空けて、後はひたすらヤスリで広げて行きますが、極細のヤスリでも自由が利きません。
因って、右腕は筋肉痛で明日は苦しむ事に成りそうな予感・・・・・・・・・
梅酒で、竣工祝いをしながら、書き込みましたので、誤字脱字は後で修正致します。
お粗末さまでした。
Posted at 2013/05/14 12:52:54 | |
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S4s 改良とパーツ製作 | 日記