今年のGWは多くの休日が取れました。世間的にも9連休とか、人々の外出が増える要因もあり、当然高速道路の渋滞も久しぶりに聞く50キロとか(;^ω^)、そんな所で運転はしたくないものです。また土日の天気予報が悪かったので、高速道路を使わずに行けるお城に行ってきました。
こちらは茨城県守谷市の守谷城、守谷城址公園の駐車場。
青天の為、家族連れが多く訪れていました。
城址公園の入り口
この木々の辺りが城址です。
早速林の中に分け入ります。
入ったのが本丸に一番近い所だった模様。
ゴールから見て行くのもオツなものです(笑)
土の城は、たとえ本丸であろうとも天守などは建てるケースは少ないので、だたっぴろい広場、というのが多いです。
守谷城は舌状台地に築かれ、周囲を沼地に囲まれていたようです。写真右手にわずかに沼地が残っています。
守谷城の見どころのひとつ、薬研堀。
左右の土塁が緩やかなカーブの三角形。向こう正面に見えるのは土橋。堀を上がれない敵は必然的に土橋に集中するので、守備側は直線状の敵を一網打尽、また土橋を側面からも攻撃できる横矢になっています。見れば見るほど守備力が高いなぁと感心します。
城の外側から、正面に見えるのは二の丸。結構な高さがありますね。
外側を歩いて、城址公園の入り口?に到着。
堀底からですが、左右の土塁の高さに圧倒されます!
黒いのは作業用資材。積まれた高さが1.5mほどでした。これを尺度に左右の土塁の高さ(最大比高12m)が分かるでしょうか?
土塁上から堀底を見下ろす。
二の丸
先ほど外から見上げた二の丸の上から下を見下ろす。
こちらは薬研堀にかかっていた土橋。
上からと下から、双方から見ると、防御施設としての役割がよく理解できました。
守谷城は北条氏の支配下になってから、敵対する佐竹氏との前線基地の役割が大きくなり、北条氏政の時代になってから、相当な強化は図られていたそうです。
遺構は確認できませんでしたが、北条の専売特許である障子堀も配置されていて、また確認できた巨大な空堀を見るに、先日行った小幡城にも匹敵するほどの満足感を得られました。
場所的にも近いので、次回またじっくりと見に来ようと思います。
またお城初心者にもオススメです!
次に向かったのは牛久城。有名な牛久大仏のある土地。
観光者用無料駐車場もありました。
ここから登城開始です。
右上にちらっと案内がありますが、知らないと見落とす程です(;^ω^)
竹林がお出迎え。
異世界への入り口の様に見えます。
堀切。
本曲輪。もちろん貸し切りです(笑)
タケノコが生えていますね。タケノコほり厳禁の立て札がたくさんありました。
本曲輪と外曲輪を結ぶ土橋。
こちらもかなりの比高のある空堀と土塁でした。
説明板
かなり劣化が進んでしまっています。
ぐるっと歩いて登城口に戻ります。
竹林が多くて縄張り全体像が把握しにくかったですが、神秘的な空間の雰囲気を
貸し切りで堪能できました(笑)
直ぐ近くが牛久沼だったのでついでに見に行ってきました。
ウインドサーフィンが流行りのようです。
波は泥が混じっているような水質に見えました。
よく一括りで湖沼とはいうもののここでちょっと気になったので、湖と沼の違いを調べてみました。知ってる方います?
大体はイメージで大きさの違いではと思いますが、実は明確な定義はないそうです。ただ一般的には水深5m未満が沼、それ以上が湖としているそうです。
水深が浅いと水辺の植物が生きられる環境になり、水が濁りがちだそうで、そういった植物が生きられない深い湖は、水の透明度が高いとか。
牛久沼の面積は約3.5キロ平方メートル、近くにある手賀沼が約4キロ平方メートルで似た感じですね。印旛沼はこれよりも大きいですかね。
一人旅なもんで、勝手気ままにドライブ。
ここから久しぶりに緑化作業で常磐線の駅前広場を意味も無く徘徊(;^ω^)
ひたち野うしく駅と荒川沖駅を緑化しますた。
北上してきたので、ついでに土浦城に向かいました。
しかし以前停めた駐車場が工事中かなんかで入れなかったので、涙をこえて土浦城はスルー(笑)、霞ケ浦南側の城跡に向かうことにしました。
こちらは木原城や江戸崎城などがあったのですが、ちょっと帰りの時間が気になってしまい、城アプリの攻城チェックのみとし、道中にある小坂城に向かいました。
4台のみですが、無料駐車場がありました。
説明板
小さいながらも空堀と土塁のコンビネーションが確認できます。
ちょっとコメント少な目ですが、効果的な土塁と空堀、虎口などの遺構が確認できました。
全体的な雰囲気は、所沢にある滝の城に良く似ていると思います。
守谷城は訪問客もそれなりにいましたが、すれ違ったのは3,4組程度。
他のお城は貸し切りで誰にも会いませんでした。しかもGW中なのにですよ(笑)
駐車料金も入場料もなし、しかもほぼ貸し切り状態、こんな遊びというか趣味もなかなか無いですヨ(;^ω^)
入口は様々ですが、動画や本で予備知識を少し学んでから行くと、本当に楽しめると思います。登城はそこそこ歩きますし、健康管理の面でも大変オススメです。
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道の駅・峠・名城・ハイドラ | 日記
Posted at
2023/05/06 13:37:45