2019年12月21日
さらば、スカイウォーカー
「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を見てきました。
感想をぶっちゃけます。ストーリーに関係なく、感想を並べてありますので、多少大丈夫だと思いますが、それでもネタバレになりますので、まだ見ていない方は、是非スルーしてください。では。
あれから何年?もう40年以上って事かぁ・・・。
まぁ、ラストシーンの二つの太陽にはグッとくるものがあったなぁ。
ここに戻ってくるのか!?そうか、うん、うん、やっぱりここだよねぇ。
8でさぁ、ちょっと方向性違っちゃったじゃない。
方向性っていうかさぁ、人物も登場させすぎだし、物語を広げすぎだよ。
結局収集がつかなくなってっちゃったじゃない。
レイアは宇宙遊泳するしさ。
それでもなんとか上手くまとめたよね。
もともと、勧善懲悪的な物語なんだからさ、そこまでどう持ってくかだけでしょ?
その点に関しては良かったよ。上手!らしい、っちゃらしいよね。
「8」は見なかった事にして、これを見ても違和感なかったのかも。
一番驚いたのが、レイアの出演シーン。CGじゃないんだって!
全部「8」の時の撮影なの?すごいね!まったく違和感がない!
「8」の時よりも存在感アリアリじゃん。レイアが亡くなった時の近くにいたR2-D2の仕草がね・・・ジーンときちゃうんですよ。
死んじゃったハンソロの出番があるとは思わなかったけど、レイアのフォースだと思えば納得できるかな。言い方は悪いけどさ、まさに、父と母が息子を非行の道から息子を更生させたって感じだよね。ベンがハン・ソロに諭されて改心した後なんか、その辺の普通のお兄ちゃんみたいになってて、今までのコンプレックスみたいなものから解き放たれた感じがよく出てた。
デジタル処理でのシーンだろうけど、若い時のルークとレイアが訓練してるっていうシーンも悪くなかった。最後の方で、レイアがレイの出生の秘密を知りつつも、レイを信じて訓練をしてくれていたんだってルークが真実を伝える場面。「血」よりも「絆」っていうのが、ラストに向けてのメインテーマになってて、メッセージ性が強かったなぁ。
最後は「絆」かぁ!って。ちょっと日本文化的思想っぽくないか?
「絆」って日本でも流行ってるけど、世界でも流行ってるのか?
シリーズ最大の敵が死んだはずのパルパティーンだってのも、まぁ、アリなんだろうけど、ちょっと作りすぎじゃね?つじつま合わせ的な設定だし、レイがそこに繋がってるってのもねぇ・・・。完結に向けては仕方ないとしても、パルパティーンをダークサイドの象徴として、パルパティーンが「ラスト・シス」的な形にしたかったんだろうね。でも、ラスボスとしては最適なのかもね。かつてのジェダイたちの声が聞こえたけど、誰の声かわからなくて、残念だった。吹き替えのイメージしかないし。
レイが「もうダメだ!」みたいになってライトセーバーを投げた時「ジェダイの武器を粗末に扱うな」とライトセーバーをキャッチするルークのフォース体(フォース体じゃわからないか?)。それ、前回に自分で投げちゃったヤツじゃん、ってちょっと笑いそうになった。まぁ実際ルークもニヤッと笑うんだけど。(笑ったように見えたんだけどなぁ・・・)
これは「9」から「8」へのメッセージだよね。
ファイナルオーダーの軍隊となるべく存在した帝国側の艦隊規模がよくわからなかった。旗艦を倒せばどうにかなる、ってレベルの数には見えなかったし、いくら援軍が大量だからって、あんなに簡単にやられちゃうのか?援軍はみんなジェダイなの?そうじゃないでしょ?
馬で戦艦を攻撃しちゃうしさ。宇宙じゃないの?息できるの?おまけに弓で宇宙船を撃ち落としちゃうんだぜ!(あの娘は絶対ジェダイだ!)
宇宙船同士というか、今回のドッグファイトの描写はイマイチだったんじゃないかなぁ。カメラワークがアチコチに跳びすぎるのか、細かすぎるのか、なんか臨場感が希薄で・・・。(歳をとって、あのスピードについていけなくなったのかも・・・)レイがルークのXウィングに乗ってるのはちょっと感動したけど。もうちょっと活躍しても良かったんじゃないのかなぁ。
チューイは別の船に乗ってたし、3POの消された記憶はバックアップで復元してるしさぁ。(記憶は復元できないんじゃなかったっけ?)なんか、色々が急ぎ過ぎでご都合主義的な展開はちょっと物語を安っぽくしたかも。
最後のキスはなんだ?二人は愛で繋がっていてんじゃなくて、絆で繋がっていたんじゃないのか?あそこでキスする必要はあったのか?ハグじゃダメなのか?レンはその後すぐ死んじゃうしさ。ちょっとアメリカのテレビドラマ的で、いやぁ、そうじゃないだろ・・・って思ってた。
結局「7」「8」「9」の繋がりについては、最初から脚本作っとけよ、って話だし、全てをジョージ•ルーカスが作ってたら、どんなストーリーになったんだろうって話なんだけど、「スター・ウォーズシリーズ』という一本の映画として考えると、超々々々大作の完結は確かに難しいし、「スター・ウォーズ世代」からすると、「ありがとう」って感じかな。
ラストは名前を聞かれたレイが、少し言い淀んだ後、「レイ・スカイウォーカー」と応えるんだけど、それは、自分の呪われた過去・血統に別れを告げ、自らの道を選んで歩いて行く、みたいなメッセージ。最終的には自分の気持ちなんだよ、的なね。「スカイウォーカーの夜明け」というより、「ジェダイの夜明け」というタイトルの方がしっくりきたのかもしれない。
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Posted at
2019/12/21 16:53:35
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