2008年11月30日
息子のバスケットボールの大会の応援から、今帰りました。
高速代ももったいない、ということで、聖高原を越えて帰って来ました。
久しぶりに峠道を走りましたが、路肩には落ち葉が積もり、路面も濡れていて外気温も0度。
アウトランダーの走りは安定していますが、下りはゆっくり降りて来ました。
峠の途中で、ナント、鹿に遭遇!
一匹は道路脇の畑でエサを探していて、もう二匹がちょっと離れた林の中から、こちらを伺っていました。
林の中から光る目が四つ。野生ということを考えるとさすがに怖いですね。
ちょっとしたビックリ体験をしました。
Posted at 2008/11/30 19:11:29 | |
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2008年11月29日
昨日から次男のバスケットボールの大会の応援です。
実は昨日は応援だけでなく、審判としても同じ大会に参加しました。
昨日の審判は二試合。
どうやら捻挫してしまったようで、右足首が痛いです。
今日は審判もなく、息子のチームの応援でしたが、
今大会は息子もユニフォームをいただき、ベンチ入りをはたしました。
息子の出番はありませんでしたが、なんとか勝ち進みました。
これにより、正月早々の親善大会と、
1月の北信越大会への出場権を得ることができ、楽しみが増えました。
なにより安心したのは、息子なりに、寮生活にも慣れて来たようで、
勉強や学校生活、バスケットボールにも参加出来ている様子を見ることが出来たことです。
明日も応援です。
Posted at 2008/11/29 18:18:10 | |
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2008年11月27日
「こら~、船を止めろ!なんつ~ところへ行くんじゃ?!艦長を殺す気か、お前は!」
「しかし、佐渡先生・・・」
「止めろ、ちゅうんじゃ!医者の言うことが聞けんのか?!」
「止めんでもいい」
雪に身体を支えられた沖田は静かに言った。
「艦長・・・」
「森君、ありがとう。古傷が痛んだだけだよ。うっ」
「あっ!」
やっとの思いで立ち上がって雪からはなれた沖田は、佐渡に向って必要以上に大きな声で言った。
「こんな傷でまいるとは、私も歳をとったものだ。そうですな?先生・・・」
沖田の気持ちはわかっている。乗組員に悟られてはならない。佐渡は慌てて返事をした。
「えっ、あっ、えっ・・・とにかく、お脈を拝見」
古代や島、第一艦橋にいる乗組員が固唾をのんで佐渡の言葉を待った。
沖田は、艦長は大丈夫なのか・・・
「まぁ、こりゃ大したことないでしょう。注射をしときますが、くれぐれも大事にして下さいよぉ」
第一艦橋に佐渡の声が響き渡った。
「さもないと、入院ですぞ」
「わかってるよ、先生・・・」
すぐにでも入院が必要なほど沖田の病状は悪い。他の乗組員に聞かれないように佐渡は沖田に告げた。
「ああ、良かった。どうなることかと思ったぜ」
古代は佐渡の言葉に胸を撫で下ろしていた。
「気をつけろ!火の粉といっても、ヤマトの数十倍もあるんだぞ」
コロナの炎に比べればヤマトは豆粒のようなものだ。取り込まれたらひとたまりもない。
「2K23にイレギュラー発生。2K23にイレギュラー発生」
「ヨーソロー」
「左M422にイレギュラー発生、SK700に移動中。右へ避けて下さい!」
「ヨーソロー」
前は炎、後ろはガス。太田の報告に島は良く対応していた。
「しかし、熱いのぉ!身体に良ぉないわ!」
佐渡は心配そうに沖田の後方にいたが、宇宙服を着ていても熱さはしのげなかった。
「現在、船の外は2500度。艦内、400度」
「あと1時間だ!頑張れ、必ず通り抜けるんだ!」
沖田のゲキが飛ぶ。沖田自身へのゲキでもあるのだろう。沖田の顔には汗が浮かんでいる。
「機関長!徳川機関長!出力が落ちています。速度が落ちるとアルファー星の引力圏に引きずり込まれます」
「何~?引力がどうした?声が小さくてわからん!」
「エンジン出力が落ちています!チェックして下さい!」
島の声が徳川のヘルメットの中にこだました。徳川は無駄とわかりながら、ヘルメットの上から耳を押さえた。
「わかった!エンジンチェックだ!急げ、しっかりしろ!
これくらいの熱さが何だ!サウナ風呂に入ったことがないのか?」
徳川はうずくまる乗組員に叫んでいた。
Posted at 2008/11/27 08:23:02 | |
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2008年11月26日
「十時の方向へ、全速前進」
「はい。十時の方向へ、全速前進」
沖田の命令を島が復唱した。ヤマトが動きだす。
「しかし、艦長。溶鉱炉の中へ入っていくことになりますよ!船が溶けてしまいます!」
真田の言う通りだ。しかしヤマトは、その赤い炎の星の方向に進路をとった。
「フッフッフッ、沖田は焼身自殺の道を選んだか。後は時間の問題だ。私は部屋に戻るとしよう」
ヤマトがアルファー星に向ったのを見て、デスラーは椅子から立ち上がった。
「どうぞ、ごゆるりと総統。カタがつきましたらご報告に上がります」
「それにはおよばんよ、ヒス将軍。
ヤマトごときの最後まで報告を受けていたのでは、
忙しくて身体が幾つあっても足りなくなる」
「総統、バンザ~イ。総統、バンザ~イ」
身を翻したデスラーを部下たちが見送った。
「全艦、防御シャッターを下ろせ!」
赤い炎が近付いてくる。艦内の温度も上がってきているのがわかる。
「島、バリアに沿って、あの火の塊を避けながら進め」
「火の塊を避けて進みます」
島が汗を拭いながら復唱する。
「大丈夫か?島!」
「うるさい、黙ってろ!太田、火の動きをしっかり計算するんだぞ!」
「はい!」
「艦長、全員に宇宙服を着せてはどうでありましょうか。800度までは耐えることはできます」
「そうしてくれ」
真田が沖田に向って進言すると、沖田は力なく頷いた。
「全乗組員に告ぐ。ただちに宇宙服を着用せよ」
真田の声が艦内放送に響く。温度はますます上昇してきている。
「ああっ!艦長!」
雪が沖田の異変に気がついた。沖田は力なく顔を伏せていた。
「先生!佐渡先生、早く!」
インターホンで呼ばれた佐渡は宇宙服も着ず、医務室から飛び出してきた。
「えらいこっちゃ!」
「先生、これを・・・」
助手が佐渡の宇宙服を持って追いかける。
「アホ!そんなもん着て、医者が勤まるかい!」
「先生!」
「わかった!」
艦内は耐えられない熱さだ。佐渡も宇宙服を着込み、第一艦橋に飛びこんできた。
Posted at 2008/11/26 11:19:48 | |
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2008年11月25日
「入院が必要です、艦長!」
古代と雪が先に部屋を出ていったのを確認すると、佐渡は沖田に近付いて真顔で強く言った。
「入院?!こんな傷でかね?」
「あなたの身体が異常なのは、そんな傷のせいじゃありませんぞぉ」
沖田は黙っている。心当たりはある。
「わかっておられるはずです」
佐渡の静かな口調には、厳しい状況が表れていた。
「地球を出発するときの、あなたの検査データを見ました。
浴びるくらい酔ってはいても、佐渡酒蔵、目は曇ってはいませんぞ。入院して下さい!」
「入院することはできん!」
沖田は佐渡に背を向けて独り言のように言った。
「艦長!」
「私には船を動かす責任がある」
沖田は自分に言い聞かせるように静かに言葉を続けた。
「だが、現に今日、ミサイル発射の司令が遅れたんでしょうが!」
沖田は佐渡を見た。「何故それを・・・」という目だ。
「指揮官としての実務に差し支えるようになったら、どうするんですかぁ!
入院して下さい、宇宙放射線病はだいぶ進んでおりますぞぉ!」
沖田は病んでいた。宇宙放射線病だ。
「変です!ガスです!後方からガスがやってきます!」
「ガスだって?」
黒いガスはヤマトの後方から迫り、ヤマト船尾を取り込もうとしていた。
「金属腐食ガスだ!逃げないと船がやられる!」
真田の指摘に沖田が声を上げた。
「緊急発進だ、島!」
各自が持ち場につく。
「エンジン、全開」
ヤマトは黒いガスを引きちぎるように前進したが、ガスはそのヤマトを飲み込もうと迫ってきている。
「バリアは、十時の方向だけ開いています」
「ミサイルを避けてガスから逃げるには、そこしかありません。艦長!」
古代が指示を仰ぐが、沖田の代わりに島が声を上げた。
「いや、しかし十時の方向にはアルファー星があります」
「何?」
古代も改めてモニターを見つめる。赤い炎の星が近付いてくるように見えていた。
「アルファー星の火の海に入ってしまいます」
「ちきしょ~、罠にはめやがったな・・・」
「艦長、どいうしますか?艦長!」
誰もが沖田の命令を待っていた。
Posted at 2008/11/25 07:47:47 | |
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