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2009年01月22日 イイね!

「 必死の逃亡!! 異次元のヤマト 」#92


「おお、こりゃたまらねぇや!おい島、逃げろ!もっと早く!」

モニターに映し出された敵艦の数を見て、古代は叫んだ。

「これが一杯だ!」

緊張する島に沖田は落ち着いた声で言った。

「島、落ち着け。入ったところがある以上、出るところはある。逃げながら脱出を考えるんだ」
「はい」
「しかし、計器類が使えない今、出口を見つけることは不可能に近いことです」

真田が沖田に向った。出口を見つけるのは簡単なことではない。沖田にもそれはわかっている。
ガミラスからの攻撃は、新手も加わり激しさを増して来ていた。攻撃を受けるたびにヤマトは揺れた。

「おい、島!もっとスピード上げろ!これじゃヤマトは蜂の巣になっちまうぞ!」
「そんなこと言ったって・・・。補助エンジンの出力にも限界があるんだ!」
「なんとか奴らをまいてしまうんだ。古代、奴らの前進を阻め!」
「はい!南部、主砲の発射準備をしろ!」

主砲がガミラス艦隊に向けられた。

「発射!」

計器の狂いが照準を甘くしている。ヤマトの攻撃はガミラス艦隊には届くがなかなかあたらない。

「ウハハハハ、ネズミめ、必死だな。しかし、あと何分無事でいられるか」
「ゲール、奴らの様子がおかしい」

ドメルはモニターを見ながらゲールに言った。

「おかしい?」
「ひょっとして、次元断層内を演習しているのはヤマトの方かもしれん」
「ば、ばかな、そんな・・・」
「ヤマトめ!ヤマトを叩け!叩くんだ!一刻の猶予も与えるな!」

ドメルはヤマトに危険性を感じていた。ここで逃してはならない。ドメルは強い口調で命令を下した。

「艦長、逃げると余計彼等を刺激するだけじゃないですか?」

攻撃は増している。距離も詰められているようだ。真田は沖田に言った。

「艦長!補助エンジンは限界点に達しています!」

徳川の声も届く。

「あっ!あれは何だ?」

白いモヤのようなものが、ヤマトを取り囲んだ。

「ああっ!エネルギーが吸い取られていく・・・」

エネルギーゲージが減っていく。

「あの漂流船は、きっとこれで航行不能になったんだ」

第一艦橋のライトさえ消えてしまった。
サブバッテリーに切り替えられたが、エンジンは停止した。

「機関室、機関室!ダメだ・・・」
「艦長!」

沖田にも打開策は思いつかなかった。

「何だこれは?」

第一艦橋の真ん中に置かれた羅針盤がオレンジの光を放ち始めた。

「おかしい、他の計器は全部止まっているのに」

計器は止まりサブバッテリーでの中で羅針盤は今度は白い光に包まれるように眩しかった。

Posted at 2009/01/22 08:13:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ

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