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｢あ、圧倒的じゃないか・・・｣


ローリングスタートの低速走行から解除されると、青いFGTは前を行く数台のライバルカーを飲み込んでいった。



Aスペック「Expert Series」の「グランツーリスモ・オールスターズ」第１戦は「トライアルマウンテンサーキット」だ。
「グランツーリスモ・オールスターズ」攻略にはFGTの力が必要だと思っていたので、青いFGTを購入した今、まずこのレースに参戦したのだった。といってもシリーズへの参戦ではなく、まずはそれぞれのレースに参戦し、FGTに慣れなければならない。

FGTは、何より「加速」と「旋回性能」が「スゴい」と聞く。いったいその「スゴさ」はどれくらいのものなのだろうか？

文頭にもあるように加速性能は圧倒的だ。とにかく車が邪魔だ。前を走る車の走行ラインから外れていないと、ちょっとした前車のブレーキですぐにぶつかってしまう。通常のコース取りでは対応できないと言っても過言ではない。おまけにぶつかるとダメージが大きいのはこっちだ。車重の軽さは両刃の剣。加速ではたいていの車は置き去りにできるが、ライバル車との接触は致命的で、タイトル通り空も飛んだのだ。


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ぶっ飛んだ証拠写真を撮るためにはリプレイ映像からフォトモードに行かなければならない。仕方ないので２０秒ほどのダントツ最下位から再び走り始めたが、レース終盤にはトップ集団に迫り、なんと５位でフィニッシュした。これにはビックリ！さすがに速い。初乗りでおっかなびっくり抑えて走ってもここまで走れるのだ。４億円以上の値段だけのことはある。これでレース攻略も進むだろう。

厳しいコーナーに「これじゃ曲がれないだろぅ？」と思うようなスピードで侵入してもなんとなく曲がって行ってしまうほど旋回性能も高い。速く走ってグリグリ曲がる。こいつは噂以上だ。しかし速いことは速いが、操作感覚は非常にピーキーだ。少し気を遣ってブレーキを踏みすぎると曲がりすぎて壁に激突してしまうくらいだ。そして直進時以外は迂闊にアクセルを開けられない。少しでも乱暴にアクセルを煽ると簡単にスピンしてしまうのだ。乗りこなすにはとにかく練習あるのみ！なのだろう。



恐るべし、GT５