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JA60TAKA +のブログ一覧

2008年09月26日 イイね!

「 ヤマト沈没!! 運命の要塞攻略戦!! 」#33



「ヤマトに1発命中!」


反射衛星砲の管制室に到着したシュルツに報告が届いた。

「ヤマトは今、こちらに脇腹を見せています」
「よぉし!反射衛星砲発射用意!」
「反射衛星砲リモコン解除よし!」
「エネルギー充填150パーセント」
「地獄に一歩一歩近付いているとも知らずに哀れな奴め。
 ガミラスの反射衛星砲の恐ろしさを思い知れ!発射用意!」

シュルツは発射スイッチに手をかけた。エネルギーは反射衛星砲に充分に送り届けられている。

「発射!」

シュルツが発射スイッチを押した。反射衛星砲の発射口に光が満ちる。
発射された光は反射衛星砲を隠すように覆われた氷を貫き、その氷を溶かしながら、光の束となり宇宙空間に向った。


「強力なエネルギーの束がヤマトへ向かってきます!」


雪がそう言った瞬間、ヤマトは攻撃を受けた。直撃だ。

「オオッ!やられた!」
「左舷、損傷しました!」
「船のブレーキが故障しました。エンジンの出力をセーブできません」

ヤマトは漂うように冥王星に落ちていく。

「フッフッフッ・・・」

モニターで確認したシュルツは声をあげて笑った。


「ダメだ、全速で突っ込んでしまう」


舵は効かない。見る見るうちに冥王星が近付いてくる。
このまま突っ込めばヤマトは冥王星の表面に激突、大破してしまうだろう。

「右舷15度。冥王星の月です」
「ロケットアンカーを打て!」

立ち上がって指示を出す沖田の声に、古代が素早く反応する。

「ハイ!」

ヤマト右舷前方から発射されたロケットアンカーは鎖を引くように冥王星に月に向った。
ロケットアンカーが表面に突き刺さり、鎖がピンと張った。ヤマトは引きずられるように進路を変えた。
しかしこのままでは今度は冥王星の月に激突してしまう。


「側面エネルギー噴射!」



冥王星に振り回されるように飛行していたヤマトはロケットアンカーで冥王星の月に鎖をつないだまま止まった。

「ちきしょ~、もうダメかと思ったぜ」
「ガミラスめ、何と言う武器だ。恐ろしいヤツだぜ!」

真田が沖田に走り寄りながら言った。

「艦長!補修作業を指揮します」

大型ミサイルにやられたエンジンルームの第一装甲板と、
反射衛星砲が命中した左舷の補修作業が始められたが、簡単な作業ではない。
ここでガミラスの攻撃があればヤマトは身動きが取れなくなる。

「古代君、ここで停泊するってことはかえって敵の目標になって撃たれるんじゃないかしら」

雪の心配に古代に代わって島が答えた。

「なぁに、大丈夫。奴らの基地の反対側に回り込んだんだ。向うからは死角になってる。安心しろ」

ガミラスでもヤマトの位置が確認されていた。

「ヤマトは冥王星の裏側に回りました」
「裏側へか。フッフッフッ、隠れたつもりだろうが、そうはいかんぞ。

 反射衛星砲はどこにいても使えるのだ。反射衛星反射板、オープン。目標、ヤマト! 」



Posted at 2008/09/26 08:03:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ
2008年09月25日 イイね!

「 ヤマト沈没!! 運命の要塞攻略戦!! 」#32



ヤマト中央作戦室でガミラス冥王星前線基地攻撃の作戦が立てられていた。

「これが冥王星の地図だ。
 地球を廃墟にし、放射能で人類絶滅と追い込んだのは、この冥王星基地からコントロールされた遊星爆弾だ。
 今までの攻撃を分析した結果、敵基地はこの湾あたりにあると推定される。我々はこの基地を叩く!
「古代、頑張れよ!兄さんの敵討ちだぞ」
「島、しっかりやろうぜ。今日から地球に遊星爆弾は落とさせん」
「あの~、艦長。波動砲を用意しないのですか?」

真田の質問に沖田が口を開いた。

「波動砲は使えんよ」
「エッ?」
「冥王星には現住生物がいるのだ。
 波動砲を撃ち込めば、彼等共々冥王星を破壊することになる。
 我々は太陽系生物の共有財産である惑星を破壊することは許されない」
「しかし、それでは・・・」
「まず相手の基地に近付く。古代、ガミラスの奇襲に備えろ。ここはもう敵の制空権内だぞ」
「ハッ!」

沖田の言う通り、ガミラス艦隊がヤマトに迫っていた。

「ガミラス艦隊、確認。右上前方45度、左上前方45度。
 二軍に分かれてヤマトと同じ方向に飛んでいます」

ブラックタイガー隊だけで対抗できる数ではない。沖田は古代に指示を出した。

「ショックカノン仰角上げろ。1番左、2番右へ!」
「了解!方位、左舷上方30度、右舷上方30度」

ガミラス艦隊とブラックタイガー隊の戦闘が始まっていた。
ブラックタイガー隊の方が小回りが利く。ガミラス艦隊の攻撃を回避しながら、ブラックタイガー隊は善戦していた。

「ショックカノン、発射準備よし!ブラックタイガーに告ぐ、ヤマトと敵艦隊の間から退避せよ!」

準備完了のサインを確認し、古代はブラックタイガー隊に退避指示を出した。

「打てぇ!」

沖田の声を合図に、古代が引き金を引く。光が束になってガミラス艦隊に向った。

「やった!」

誘爆した艦も含め、何隻ものガミラス艦隊が爆発し、残った艦は冥王星に向けて退却していった。

「艦長、我々も追撃します」

ブラックタイガー隊が残ったガミラス艦隊を追い、ヤマトも続いた。

ガンツ、攻撃の手を緩めるな!悟られるぞ。
 儂は反射衛星砲の管制室に行く。フッフッフッフッ・・・」

逃げるガミラス艦隊が道をあけた。冥王星からヤマトへのミサイルの通路だ。ヤマトをおびき寄せるためのガミラスの作戦が続いている。

「前方より大型ミサイル群」
「取舵いっぱい。進路2020」

ヤマトはミサイルを避けるために進路を変えた。

「空対空ミサイル及び、パルスレーザー用意。発射管開け」
「了解、発射管開きます」

進路を変え、空対空ミサイルとパルスレーザーでミサイルを迎撃する。 

「パルスレーザー発射準備よろし!」
「空対空迎撃ミサイル、発射します!」

ヤマトから発射された空対空迎撃ミサイルは、宇宙空間でクモの巣のように幾つもの爆発の筋を作った。
ガミラスからの大型ミサイル群は幾つも爆発したが、網の目をかいくぐるように4発の大型ミサイルがヤマトに接近した。

「パルスレーザー、射撃始め!」

近付いた大型ミサイルめがけてレーザーが走る。
3発のミサイルは何とか迎撃したが、残る1発の大型ミサイルはヤマトの船体の脇まで近付き、
その迎撃の爆発はヤマトに届き、ヤマトに損傷を与えた。振動が第一艦橋までを揺さぶった。

「被害の具合は?」
「艦尾エンジンルームの第一装甲板が破られました」

徳川がモニターを見ながら、沖田の声に答えた。


Posted at 2008/09/25 08:16:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ
2008年09月24日 イイね!

「 ヤマト沈没!! 運命の要塞攻略戦!! 」#31



冥王星

冥王星は太陽系で一番遠い惑星である。
44億キロと74億キロの楕円軌道を描いて、248年で太陽を1周する星である。
大きさは地球の約半分。したがって重力は地球より軽いが、零下200度の氷の世界である。



「ヤマト確認」
「方位PX703からOP6へ」

「フンッ!冥王星に我々がいるのを知らないな」

冥王星前線基地では司令官のシュルツがガンツの前で、モニターを睨んでいた。

「シュルツ司令!攻撃をかけましょう」

「待てガンツ。侮ってはいかん。
 木星で見たヤマトの威力を忘れたのか。奴らには波動砲がある」


波動砲にやられた事を思い出しているのか、何も言わないガンツにシュルツは続けた。

「浮遊大陸を宇宙のチリにしてしまったあの波動砲の前には、我々も戦いようがない」
「しかし、シュルツ司令・・・」
「心配するなガンツ、頭の問題だ。そのヤマトに勝つには頭だ」
「エッ?」
「ガミラス人には優れた頭脳がある。忘れたのかガンツ。
 我々の最新兵器を。反射衛星砲だよ」

モニターには反射衛星砲が映し出されていた。

「この砲は波動砲と比べて、破壊力は勝るが射程距離は短い。反射衛星砲の届く範囲はここまで。
 一方ヤマトの現在地はここだ。そこでガミラス艦隊を出し迎撃すると見せかけてヤマトを射程距離に誘い込む。
 反射衛星砲の一撃で、我々は名誉あるデスラー勲章をいただけることになるだろう」

ヤマトの動きは探られていた。ガミラスの冥王星前線基地ではヤマトの姿を捉えていた。

「全館、異常なし。エンジン圧力正常」
「古代、お前の兄さんが亡くなったのは、この冥王星での戦闘だったな」
「うん。今度は弟の俺が来たことを、ガミラスの奴らは知ってるかな」


その頃、ガミラス冥王星前線基地では反射衛星砲の囮になるための艦隊の発進準備が整えられていた。

「ガミラス艦隊、発進しました。しかし誘いに乗ってヤマトが突っ込んで来なければ・・・」
「心配するな。巨大ミサイルを雨のように降らせて、いやでも言うことを聞かせてやる」

多量のミサイルの準備も進められていた。すべてはヤマトを倒すためのガミラス冥王星前線基地司令のシュルツの作戦だ。

「どうだ。この基地にさえこれだけのミサイル。
 これでヤマトもこの世とお別れさ。ガンツ地球攻撃の方はどうなっている」
「ハッ、本日遊星爆弾20発を向かわせました」


「レーダーに反応。方位OP3の102からTZの1。遊星爆弾です」

ヤマトでも地球に向う遊星爆弾をキャッチしていた。


「艦長。冥王星に敵の基地があるのでは?」

「ある」


沖田は断言した。

「基地を叩かせて下さい。これ以上地球に遊星爆弾が落ちるのを見過ごしてはおけません」
「・・・」

「艦長!」

「わかっておる。
 私はできるだけ戦闘は避けてイスカンダルへ向かうつもりだが、冥王星基地だけは見捨てておけん。
 島!全速航行で冥王星へ向かえ!古代!全艦戦闘配備で進撃しろ」


「ハッ!」

ヤマトから次々とブラックタイガー隊が発進し、ヤマトを守るように並進していた。

「ヤマト接近、距離20万」
「TZ102からOB69」
「フン!ヤマトの奴、向うからやって来てくれたではないか」
「艦隊、戦闘編隊にてヤマトの進路上前へ!総員戦闘配置!」

ガンツが命令を下す。いよいよ決戦だ。


Posted at 2008/09/24 08:09:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ
2008年09月23日 イイね!

電池交換

電池交換
たくさんの方が簡単だと言われていたので、頑張って電池交換してみました。

頑張るほどじゃなかったです。


《 追記 》

このブログ【みんカラ】のメール投稿を初めて使ってみました。追記はPCからです。
メール投稿って簡単ですね。投稿用のアドレスも登録しました。使えそうです。

Posted at 2008/09/23 08:49:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | OUTLANDERのある生活 (終了) | モブログ
2008年09月22日 イイね!

「 氷原に眠る宇宙駆逐艦ゆきかぜ! 」#30


「全艇収納、完了しました」
「コスモナイトによるエネルギー伝導管の補修、終わりました」
「ん。島、船を立て直してみろ」
「はい」

エネルギー伝導管の調子は良いようだ。ヤマトは体勢を立て直した。

「エンジン良好」
「航行に入ります」

メインエンジンがうなりを上げる。

「見事だ、島」
「いやぁ、真田さんのおかげですよ」
「いやいや、森君たちのおかげさ」
「イヤ ワタシノ オカゲデス」
「ハハハハ…」

アナライザーの声に誰もが安堵の笑い声を上げた。

「ヤマトを軌道に戻せ。全速前進」
「はい」

「古代が戻ったら、艦長室へ呼べ」


そう言い残すと沖田は艦長室に上がった。

「怒っとる、古代の命令違反に」
「しかし、そのおかげでコスモナイトが手に入ったんですよ」
「そりゃそうだが…」

その時、古代と雪が第一艦橋に戻ってきた。

「おおっ!どうだ、怪我はないか?」

島が心配そうに声をかける。

「コスモナイト、ありがとう」

真田の声だ。

「古代君が守ってくれたおかげで採れたのよ」

雪がそう言うと、徳川がすまなそうに口を開いた。


「じゃが古代、艦長が呼んでおる」

「古代、命令無視のことかもしれないぞ」

「あぁ、わかった…。行って来る」


予期していたこととは言え、古代は気が重かった。艦長室への通路は長く感じた。


「古代進、入ります」

「報告をしろ。「ゆきかぜ」の」


古代に背中を見せたまま、沖田は言った。

「はっ、はい。
 タイタンに不時着したと思われる、
 地球防衛軍日本艦隊駆逐艦ゆきかぜに、生存者は…なく…」

そう言った古代の手には兄、守の遺品とも言えるコスモガンが握られていた。

「生存者はなく、か…」


うつむいた沖田の目から涙が流れる。

「古代」

「はい」

「地球をゆきかぜのようにはしたくないな」

「は、はい」



コスモナイトで修理を果たした宇宙戦艦ヤマトは、土星を出発した。地球を経ってすでに5日が過ぎていた。地球に待つ人類はガミラスの放射能によって、刻々と蝕まれつつある。急げヤマトよ。29万6千光年の旅を。人類絶滅の日までは、あと300と59日しかない。






Posted at 2008/09/22 07:46:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽/映画/テレビ

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